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音楽百景 #2 羊文学Flower

バスの後部座席、老夫婦の会話に聞き耳を立ててた。

"来世はどんな仕事しようかしら"
"なんでも、好きなことやったらいいよ"
"ホテルマンも飲食業も大変よねぇ"
"お前には向いてないと思うな"
"来世はもう出逢わないでよね、本当苦労の連続で大変だったんだから"
"あぁわかったよ"

会話から、愛してるが聞こえきた、そう書くと怒られるかな。
お二人の信頼とか歴史を、ほんの少しだけ感じ取れた気がして、これも書くと怒られるかな。

車窓から曇り空の田園地帯を眺め、この曲を聴いてた。太陽の光が少し差していた。

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