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【大学受験】面接・プレゼン・集団討論に備えよう! 集団討論編 その4

 皆さん、こんにちは。えむ@非常勤講師&大学受験アドバイザーです。

 前回の「面接・プレゼン・集団討論に備えよう! 集団討論編 その3」では、集団討論における役割の種類と、それぞれの果たすべき務めを明確化しました。

 今回は、集団討論の評価基準と、気をつけたいポイントについてまとめます。


■集団討論の評価基準と注意ポイント

 これまでもちょこちょこ述べてきましたが、集団討論の評価基準はいくつかあります。前回まとめた4つの役割をしっかり果たすということの他に、一般的には以下の5つがあると言われています。

 ①傾聴力
 ②協調性
 ③積極性
 ④コミュニケーション能力
 ⑤段取り力(業務遂行能力)

 以下に、それぞれについて詳しく説明していきます。

■①傾聴力

 これは、他者の意見にしっかりと耳を傾けることができるかどうかということです。自分の確固たる意見があることは非常に良いことですが、異なる他者の意見を真摯に受け止める姿勢も同じくらい重要です。

 他者が話しているときは、その話を遮るようなことはせず、話が終わるまで話者の方に顔・体を向けて、しっかり「聞いていますよ」という姿勢を取りましょう。

■②協調性

 これは集団討論が複数人で協力しあって良い結論を出すことを目的としている以上、とても重要な要素となります。

 自分だけ目立とう、自分だけ成果が出せればよい…ではいけません。集団討論に「論破」は求められていないのです。異なる意見にも意味を見出したり、自説を修正したりする柔軟な姿勢が大事です。

 より良い結論を皆で生み出すため、周囲を支え、一緒にゴールを目指そういとう姿勢が高く評価されます。

■③積極性

 自ら進んで発言できる力です。役割分担を決めるときにこの積極性が求められますね。もちろんそれだけではなく、討論が停滞しているときに新たな視点や切り口を提供するような、討論をグイグイ引っ張っていく力もここに含まれるでしょう。

 こんなことを言ったら笑われるかも?とか、発言のレベルが低いかも?とか、いろんな不安が頭をよぎるかもしれませんが、もじもじしていると自分の考えたことと同じことを他者に先に言われ、発言の機会を失ってしまうこともあります。

 討論に貢献したい!という強い気持ちと、自分の意見に対する自信をもって、どんどん発言していきましょう。

■④コミュニケーション能力

 これはもう言わずもがなという感じですね。自分の主張を分かりやすく、明確に伝えることができるか、他者の主張をきちんと理解することができるかどうか。

 もちろん発言回数は多いほうが良いです。しかし、回数稼ぎのために内容のないことを繰り返したり、他者の意見を無視して持論を展開し続けたりしてはいけません。意見の建設的なキャッチボールができること、それが求められます。

■⑤段取り力(業務遂行能力)

 集団討論には制限時間が設けられるのが一般的です。限られた時間内に、みんなが協力して良い結論を出すためには、手際よく討論を進めていく「段取り力」、あるいは「業務遂行能力」、「時間管理能力」と呼ばれるような力が求められます。

 役割分担の中に「タイムキーパー」がありますね。自分がその役割を担わなくても、サクサクと討論を進めていくのだという意識を持つことが重要です。

 以上が集団討論の評価基準と注意ポイントです。次年度以降に大学受験を控えていて、二次選考に集団討論がある方の参考になれば幸いです☆

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