江間ファミリー歯科・矯正歯科

江間ファミリー歯科・矯正歯科です。 ここでは当院からの情報発信を行っていきたいと思いま…

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江間ファミリー歯科・矯正歯科です。 ここでは当院からの情報発信を行っていきたいと思います。 よろしくお願いします。

マガジン

最近の記事

子供の口臭原因と対策~親が知っておくべきこと~

子供の口臭は一般的に一過性のものですが、場合によっては健康上の問題を示していることもあります。この記事では、子供の口臭の一般的な原因とそれに対する対策を詳しく解説します。 1. 口臭の一般的な原因: 食事: 特定の食品や不十分な水分摂取が口臭を引き起こすことがあります。 口内の衛生不良: 定期的な歯磨きの欠如や歯間の清掃が不十分な場合、食べかすが原因で口臭が発生します。 口呼吸(慢性的な鼻閉): お花が詰まってお口で呼吸している状態が続くとお口が乾燥し、口臭が生じやす

    • 歯のエナメル質を守る:再石灰化の力

      歯の表面を覆うエナメル質は、私たちの歯の表面を覆う、人体で最も硬い組織です。しかし、酸によって溶け出すという弱点があります。これが虫歯の始まりです。 しかし、エナメル質には、唾液の力で修復する力があります。これが「再石灰化」です。 日常生活の中で歯は溶け出す「脱灰」と修復する「再石灰化」を繰り返しています。そのバランスが崩れ、「脱灰」の量が多くなることで「むし歯」になると言われています。 再石灰化とは?再石灰化とは、酸によって溶け出したエナメル質の表面に、唾液中のカルシウム

      • 歯を磨いているんだけどなんで虫歯になるの?

        毎日忠実に歯磨きをしているにもかかわらず虫歯になってしまうというのは、多くの人が経験する不思議でやっかいな現象です。歯を磨いているのに虫歯になる主な理由は、歯磨きの方法、食生活、唾液の質、そして遺伝的要因に関連しています。この記事では、これらの要因を掘り下げ、虫歯予防のためにできることを紹介します。 歯磨きの方法が不適切 不十分なブラッシング: 歯磨きの時間が短すぎたり、一部の歯を見逃したりしている場合、プラークが残り虫歯の原因となります。 間違ったブラッシング方法:

        • 失った奥歯の代わりになる治療法: インプラントからブリッジまで

          奥歯を失った場合、その空間を放置することは口腔健康に悪影響を及ぼします。噛み合わせの問題、隣接する歯の移動、さらには顎の骨の退縮につながる可能性があります。幸い、現代の歯科技術では、失った歯を補うための複数の選択肢が提供されています。ここでは、インプラントとブリッジという二つの主要な選択肢を詳しく掘り下げます。 インプラント治療 インプラントは、失われた歯を取り戻す最も恒久的な選択肢の一つです。この手法では、チタン製のポストを顎の骨に埋め込み、それが人工歯(クラウン)を支える

        子供の口臭原因と対策~親が知っておくべきこと~

        マガジン

        • 予防の話
          9本
        • 虫歯と歯周病の治療の話
          8本
        • 小児歯科の話
          5本
        • 歯科矯正の話
          6本
        • ラミネートベニアの話
          1本

        記事

          「歯茎から血がでる」原因とその対処法は?

          歯茎から血が出る症状は、一般的に歯周病や歯肉炎が原因で起こります。これらの症状は、適切な口内ケアを行わないことで細菌が歯茎に感染し、炎症を引き起こすことにより発生します。初期段階では、痛みを伴わないことも多いため、症状を見逃しやすいですが、放置すると症状が進行し、最終的には歯を失うことにもつながる可能性があります。 歯茎から血が出る主な原因 歯肉炎: 歯垢の蓄積が原因で歯茎が腫れ、出血しやすくなる状態です。 歯周病: 歯肉炎が進行し、歯を支える骨にも炎症が及ぶ重度の状態

          「歯茎から血がでる」原因とその対処法は?

          歯石ってそもそも何?〜歯石除去の重要性〜

          歯石の定義 歯石は、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)が時間とともに石灰化し硬くなったものです。プラークは、細菌と細菌が作った菌体外多糖、唾液中のミネラルなどから構成され、これらが唾液中のカルシウムをえて硬化することで歯石に変わります。歯石は主に二種類、縁上歯石と縁下歯石に分けられます。 縁上歯石と縁下歯石 縁上歯石:歯肉縁より上の歯冠部に形成される歯石で、目に見えやすく、比較的除去しやすい特徴があります。 縁下歯石:歯肉ポケット内に形成される歯石で、目に見えにくく、黒

          歯石ってそもそも何?〜歯石除去の重要性〜

          歯医者に行く前に知っておきたい7つの重要事項

          歯科治療は、人によっては緊張や不安を感じるものです。しかし、事前に十分な準備をしておくことで、不安を和らげ、スムーズに治療を受けることができます。 この記事では、歯医者に行く前に知っておくべき7つの重要なことを紹介します。歯科訪問前にこれらの点を理解し、適切な準備を行うことで、治療プロセスをより快適に、そして効果的に進めることができます。 1. 治療内容と費用について理解する 事前に歯科医院のホームページや口コミサイトなどで、治療内容や費用について調べておきましょう。わ

          歯医者に行く前に知っておきたい7つの重要事項

          いつやめさせる?:指しゃぶりと歯並びの関係性

          指しゃぶりは、子供の健全な精神発達の一環として、一時期は自然な行動と見なされます。しかし、この習慣が長期間にわたって続くと、歯並びやかみ合わせに悪影響を及ぼす可能性があります。 歯並びに及ぼす影響 指を口内に入れ、口蓋に押し付ける行動は、口内の圧力を変化させ、これが歯並びに影響を及ぼします。具体的には、以下のような不正咬合が引き起こされる可能性があります。 歯列狭窄: 指を吸う力により、上あごの歯列が狭くなります。 上顎前突・出っ歯: 上あごの前歯が前方に突出します。

          いつやめさせる?:指しゃぶりと歯並びの関係性

          子供の前歯がすきっ歯!?〜6~10歳にみられる永久前歯の隙間と生え変わり〜

          子供の前歯が抜けていよいよ大人の歯が生えてきて、我が子の成長に目を細めるていたのだけれども、、「おっきい大人の歯が生えてきたのに前歯がすきっ歯なんだけど矯正が必要ですか?」 と相談に来られる親御さんがいらっしゃいます。 今回は萌出交換期でおこる歯並びいの変化のうちでとくに「みにくいアヒルの子の時期」と呼ばれている変化について説明していきます。 通常の生え変わり 一般的に、上の前歯は約6歳から8歳の間に生え始めることが多く、これは下の前歯が生える時期よりも若干遅れる傾向に

          子供の前歯がすきっ歯!?〜6~10歳にみられる永久前歯の隙間と生え変わり〜

          虫歯と間違えやすい!?小児期に見られる歯の着色「ブラックステイン」

          ブラックステインとは ブラックステインは小児における細菌性色素沈着の一種であり、2%から20%の小児に見られる症状です。多くの場合、親御さんからは虫歯と誤解されることがありますが、この黒い色素は細菌が生成する酸化鉄であると考えられています。しかし、その詳細なメカニズムはまだ完全には解明されていません。 ブラックステインの除去について ブラックステインの除去は個人差がありますが、一般的に家庭でのホームケアだけでは取り除くのが困難です。歯科医院での専門的な処置によってのみ除去

          虫歯と間違えやすい!?小児期に見られる歯の着色「ブラックステイン」

          いざという時のために知っておいてほしい子供が歯をぶつけた時の初期対応

          子供が遊んでいる最中に歯をぶつける事故はしばしば発生します。このような状況では、迅速かつ適切な初期対応が将来的な歯の健康を守る上で極めて重要です。以下に、子供が歯をぶつけた際の初期対応の手順をまとめます。 1. 落ち着いて状況を把握する まず、大人が冷静さを保ち、子供を安心させます。 状況や傷の確認をお願いします。お顔、頭をぶつけていないかふらつきなどないかチェクします。 歯をぶつけた場合はお口の中をチェックします。唇、歯茎の損傷の程度(歯の折れ、ぐらつき、完全脱落な

          いざという時のために知っておいてほしい子供が歯をぶつけた時の初期対応

          災害時のオーラルケア:歯科医師からのアドバイス

           月1回「ひる前キッズデンタル」というラジオ番組のコーナーで話している内容をnoteで共有したいと思います。  災害時、私たちが直面する多くの挑戦の中で、水の確保の難しさは特に重要な問題です。しかし、この難しい時期においても、口腔ケアの重要性は変わりません。 基本的な口腔ケアの重要性 お口は、呼吸と食事の入り口です。飲み込みの機能が落ちてくると、細菌が気管や肺に入って感染を起こし、死に至ることもあります。災害時は特に環境の変化で免疫力が落ちやすいため、口腔ケアをしっかり

          災害時のオーラルケア:歯科医師からのアドバイス

          痛い歯茎の原因と治療:日常でできる予防法

          痛い歯茎は、多くの人が経験する一般的な問題です。この問題は、歯磨きが不十分であることから、より深刻な歯周病に至るまで、さまざまな原因によって引き起こされます。痛みや不快感を避けるために、原因を理解し、適切な治療法を知り、日常でできる予防法を実践することが重要です。 原因 歯垢の蓄積: 歯垢は、歯の表面に付着する細菌の薄い層です。これが硬化して歯石になり、歯茎の炎症や感染を引き起こすことがあります。 歯周病: 歯周病は、歯茎の感染症で、最も一般的な歯茎の痛みの原因の一つで

          痛い歯茎の原因と治療:日常でできる予防法

          インプラント治療とは?基本からわかりやすく解説

          インプラント治療とは? インプラント治療は、失われた歯を人工的に置き換える歯科治療の一つです。具体的には、顎骨にチタン製の人工歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工の歯(上部構造)を取り付けることで、機能と見た目の両方を回復させます。 インプラント治療の流れ 初診・診断: 患者の口腔内を詳しく診察し、レントゲンやCTを使って顎骨の状態を評価します。 治療計画: 顎骨の状態、患者の健康状態、希望などを考慮して、最適な治療計画を立てます。 インプラント埋入手術:

          インプラント治療とは?基本からわかりやすく解説

          歯が抜けた時の治療法〜ブリッジ、入れ歯、インプラントの考え方〜

          「前歯が抜けた」「奥歯が抜けた」もしくは「前歯を抜かなければならない」「奥歯を抜かなければならない」となった時に考えて欲しいことです。 どの様に歯が抜けたところを補うか?自分の身近な状況に置き換えて考えて欲しいと思います。 あなたはナナさん(下アゴの前から7番目の歯、通常一番奥歯)です。 毎日大変な仕事をこなしています。上からの圧(噛む力、咬合圧)も凄いです。 ある日、隣のデスクで一緒に仕事をしていた、大黒柱のロクさん(下アゴの前から6番目の歯、6歳臼歯)が急病で亡くなり

          歯が抜けた時の治療法〜ブリッジ、入れ歯、インプラントの考え方〜

          歯科矯正治療って何?〜矯正治療の基本の「き」〜

          矯正治療とは? 矯正治療は、主に歯列矯正を指し、不正な歯並びや噛み合わせを正しい位置に調整する治療法です。この治療により、見た目の改善だけでなく、口腔内の健康状態を向上させることができます。 なぜ矯正治療が必要なのか? 美容面:美しい笑顔や整った歯並びは、自信につながります。 機能面:正しい噛み合わせにより、食べ物を効率的に噛むことができ、消化も良くなります。 健康面:不正な歯並びは、歯ブラシの届きにくい場所を作り出し、虫歯や歯周病のリスクを高めます。 矯正治療の

          歯科矯正治療って何?〜矯正治療の基本の「き」〜