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2019年11月10日に考えたこと

自分が年をとったなーって思うのは、これまでそれほど興味無かったことに興味が出てきたりするのに気づいたとき。

最近、ものごとの成り立ちの話を聞くのがとても面白いと思う様になった。
もともと、すごい方向音痴だし、時間の感覚が怪しいので、歴史とか地理とか頭の中で全くつながっていなかった。
中学高校とテスト範囲を暗記するだけでなんとかやり過ごしてきた。
カミングアウトすると、テスト用紙に印刷された地図の一部分は海と陸の区別さえつかないほどだった(笑)
ただ、公民の分野は割と好きだったし、産業のことなども結構好きだった。

層雲峡ビジターセンターで

今日、層雲峡ビジターセンターに行ったら、大雪山国立公園の成り立ちの解説をしてくれるとのことなので、ありがたく伺った。


説明の上手な女性だったおかげもあって、ジオラマが意味あるものとして理解できてすごく面白かった。
そしてそれは、先日、末っ子が通っている林業アカデミーで聞いた話ともつながった。

https://www.town.nichinan.lg.jp/soshikikarasagasu/norinka/forestry/941.html

つながったというか、環境省と農林水産省(林野庁)との視点の違いっていうか対立っていうかまで感じたのも面白かった。

林野庁は整備、環境省は原始の状態で保存と方向が違うんだなって事をちょっとした説明の言葉から気づいた。

大雪山系の成り立ちは…

大雪山の登山口はなぜできたのかという話(洞爺丸台風後の倒木を出すために林道を整備した)から、近年は予算がつかないので整備されずにいる。けど、大雪山系は原始のままあることが価値である。というのが今日の話。
林業アカデミーで聞いた重機レンタル会社の方の話では、整備されない樹木は災害につながりやすいが、木の年生が古くなってくると太くなるので、機械の更新が必要になり、経費が膨らんでしまうということ。

そんな風にあちこちが私の中でつながるのが面白いと思う。
もっと前なら、それが自分に役に立つか立たないかを先に考えていたと思うのだけど、そうじゃなくなったんだなぁ。

そんなことを思いながら、私が何かはじめようとすると、「それって何に役に立つの?」って聞いてくる人が必ずいて、それに辟易してる自分にも気づいている。

そういう人は「儲かりまっか?」の人なんだろうなあ、そしてあわよくばおこぼれに預かりたいという内心が透けて見えて、さらに冷めてしまうなあ…なんて思った。

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