職業無職 心はナース

2018年9月6日3時8分 胆振東部地震
2日間が過ぎて 日常は戻りつつある 
まだ余震はきをつけなきゃいけないのに 穏やかすぎて少し怖さも感じている 
まだ気持ちが落ち着かないため 言葉に残しておこうと思う

地震後からの行動

地震の揺れで起き、電気がつかないことで焦る。
暗闇は不安が募る
朝6時 近くのセイコーマートは停電中も開店していた 途中から呼び出された若者がやってきて働き始めたり 
床に箱ごと食料が置いてあり 
倉庫にあるものを急いで持ってきた店内にありがたさを感じる 

信号はついていなく お互いが譲り合いで車が通る
いつ事故が起きてもおかしくなかった…
(雪国だから、譲り合いは慣れているのもあるけど)

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停電だけだったが 落ち着かない心には
何をすべきか、思いつかないものだと実感した
風呂に水をため 鍋でご飯を炊いた
冷蔵庫のひき肉と魚を腐る前に調理し保存食を作り 
逃げる時様の荷物をリュックに詰める

停電が続いているし、避難所は大変なことになっているのだろうか?不意に思った感情 おもむろに
聴診器 パルスオキシメーター 血圧計 体温計 布二枚
絆創膏 シルクテープ 何か使えそうなものを持ち避難所へ

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今は落ち着いてそうだけど、看護師なので何かあったら呼んでくださいと伝えると妊婦さんがいるのでと、名前と電話、家の地図も書いて欲しいと紙に書いて一時帰宅。
暗くなる前にもう一度顔を出して 今いる人に声をかけるか悩みながらも、穏やかな空気だったので職員と話したのみで帰ることにした。9/7 復旧はしていたので落ち着いていそうだが、念のため避難所に顔をだし昨日よりもさらに穏やかで安心して帰った

無職だけどナースである自分
私は今年1月に病院を退職したばかり。看護師人生で半年働かないことも何度かあったが、災害、地震があったときは病院に行く!という脳ミソになっていたばかりか、何もできないことに戸惑い、落ち着かなさがさらに強かった

いつも悩む 職業欄に書くときに職場がないと看護師と書くべきか。
今の病気を抱えて自分ができることは、問題がないか見守ること、何かあったときの相談に乗ることくらい。今回は必要性はなかったのかもしれないし、自己満かもしれない。
いつもだったら良いかな、必要ないよなって思う私
災害を通して、必要かもと行動できたことは誉めようと思う
身近な看護から不安を分散できたら嬉しい

SNSをみていると ◯◯の方が大変とか何かと比べて今回の地震について書いてあることが心苦しい

病気になったことで、気がつけたことがある

私は患者の辛さをわかっていた気になっていただけだったこと

その身にならなければ 
感じることはできても 100%理解することはできない

誰かや何かと比べたって切りがない
その人にしかわからない辛さも 
その人にしかわからない幸せもあると思う

今回の地震でさらにそう思えた

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自分ができることを自分ができる範囲でやっていこう

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