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【神々の悪戯が仕組んだ幸運な偶然】クイーン+アダムランバート2024年2月14日東京ドーム参戦のQueen遺伝子超エモ覚書き

2024年2月14日(水)クイーン+アダム・ランバートの東京ドーム最終日。観て、感動して、泣いて、歌って、とにかく最高としか言いようがなかった。

無論フレディ不在のあれこれは、もう掃いて捨てられた議論だとは思うが、その十字架を誰よりも、人知れず背負っていたのはアダム自身だったと思う。BS松竹で事前に見ていた『The Show Must Go On - The Queen + Adam Lambert Story』の内容が素晴らしすぎて、古く強固なQueenファン達にアダムが認められていく過程や、ブライアンとロジャーが、彼を神からの贈り物と大切にしている様子が描かれて、ドーム参戦前から感動をしていた。

↓Netfrixでも観れる模様。

そんな、前情報を入れていたもんだから、ライブが始まってすぐの「レディオ・ガガ」で、涙腺崩壊。誰かも書いていたが、どこかオールドクイーンファン達に遠慮がちだったアダム・ランバートが、活き活きと自分を表現していて、歌がうまいだけじゃないエモーショナルな個性を出せている感じが伝わってきて、泣けてしかたなかった(と、これを書いている今も泣いている・・)

そして、ブライアン・メイ76歳、ロジャー・テイラー74歳。この年齢でこれだけのパフォーマンスが出来る事に、まず驚きを隠せないし、まだまだ元気で嬉しい限りだし、その事実だけで最高すぎるのだが、やはり無理はしてほしくないし、身体をいたわって欲しいし(考えたくはないが)これで最後の来日公演になってしまうのではないかという、一末の寂しさも感じながら、心配と興奮がごちゃ混ぜになった心境で、でも、そんなものすべてを吹っ飛ばすものすごいクオリティのライブパフォーマンスに魅せられて、心神喪失で、ライブを楽しんだんだ!

そう、とにかく、今この瞬間を全力で、悔いなく、QALと一緒にすごそう!ライブを楽しもう!それだけを心がけた。

映画『ボヘミアン・ラプソディ』などから入った、10代、20代のファン層もちらほら。自身の席(3塁側スタンド席前方)の周辺にも若い世代が多かった。40代の自身は、ハザマの世代。フレディが死去後、クイーンの活動がママならない時期に後追いでファンになった。リアタイ世代でもなければ、若者でもない、中途半端な世代。でもQueenへの愛は人一倍だと自負している。もう、歌うしかない!「手を取り合って」も「ラブオブマイラフ」も英語詞含め、周りがドン引きするぐらい熱唱した!

ブライアンの演奏で、5万人と一緒にシンガロングする「手を取り合って」は何にも代えがたい瞬間だった(涙・涙・涙)

40肩、50肩に「ラディオ・ガガ」の、ドンドン・パッはこたえた(笑)二の腕がプルプルした(笑)でも「ボヘミアン・ラプソディ」でさえ、最初から最後までフルで一緒に歌った。海外ではオペラパートも、オーディエンスが一糸乱れぬ大合唱をするんだから、日本人も負けてらんね!と、必死こいて歌った。

「ドントストップミーナウ」「サンバディラブ」。適当英語になる部分もあったが、結構歌える。自然に歌詞が口をついて出る。「やっぱ、オレ、クイーンめっちゃ好きだわ・・・」10代からずっとクイーンをCDで聴いて、ステレオ前で、一人歌詞カードみながら、歌っていた。もう血肉になっている。そんな人は僕だけじゃないはず。

2024年のQALを見て、2020年との違いを感じたのは、その演出効果だ。もうライブというよりも、光と映像のスペクタクルショーといった感じ。最新技術を駆使したエンターテイメントといった内容だ。

もはや、ブライアンとロジャーが居なくても(!?)十分に楽しめるような絢爛豪華な演出になっているのだが、この凄まじいパッケージの中に、ブライアンとロジャーのふたりが居るという事実。魂が宿っている。という点が何よりも重要なファクターなのだと気が付いた。仏像作って魂入れず。ではなく、魂が入りまくっているものすごさなのだ!

そして、フレディもジョンも、魂はここにあるはず。

フレディ・マーキュリーという強烈な個性は、どうしたってQueenの脊髄であり続ける事に変わりはないし、逃れようのない呪縛のようなモノだ。それを皆で全肯定しながら、功績をたたえながら、残されたモノは進化の一途をたどるしかないのだ!

進化という面では、ブライアン、ロジャー、アダム、そして、ニールとタイラー、スパイクエドニーのコラボレーションが、新次元の演奏集団にビルドアップしまくっているという事だ(10年やっているから当然だが)

Queenという70年代に4人の演奏家の集団だったものが、現在は6名の演奏家によって、鉄壁のライブサウンドに仕上がっている。この演奏力のすさまじさは、天国のフレディも嫉妬をしているんじゃないかってぐらい。

そう、クイーンは常に進化をし続けてきた。

ハードロック、プログレ、オペラ、モダンポップ、ファンク、コンテンポラリーと、時代の要請によって、そのスタイルを進化・変化させてきたバンドだ。クラシックなカタログをやるだけの、ベンチャーズのようなモノではなく、2024年という時代に呼応した第一線のクリエイティビティが宿っている音楽集団だという事だ。10代、20代の世代の感性を刺激できるのもそういう点なんだと思う。

もう、ローリングストーンズもそうだし、ビートルズもそうだけれど、クイーンも、ここまで最先端の音楽を、自身の宮殿に籠城することなく、前進している。それがどれだけ、人々に勇気と感動を与えている事か。

言ってみれば、自身の使命に沿って、逃れようのない運命に沿って、やれるだけの事を、精いっぱい、全力でやり抜くしかない。そういう姿を、レジェンドたちから感じた。もう、彼らは、お金は履いて捨てるほど稼いだ。名声も得た。それでも世界中を回って、身体を酷使して、ドームツアーを行う。それはもう、仏が教えを流布する為に、鞭打って行動する姿に見て取れ、後光を感じるレベル(実際ブライアンメイのソロでは後光がさしていたw)

2024年にクイーン+アダムランバートが見れるというのは、神々のいたずら(フレディも?)が仕組んだ、幸運な偶然なんだなぁと改めてしみじみ思っている。

ああー、また来てほしい!
2024年に、もう一回来てほしい!!
2025年に、もう一回来てほしい!!!

ウィー・アー・ザ・クイーン大好き!チャンピョン!!!

2024年2月吉日
Queen遺伝子探究堂
Varuba

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