運営のやってることよりも自分の考えが良案に思えたら推してるものとの関係を見直すべきときだと思う

言いたいことはタイトルのとおりですが…。

ラブライブ界隈で、「なんだかなあ」と気がついたことがあります。それは、ラブライバーという人種は「自分の不満」を言語化するのがつくづく下手で、コンテンツやキャストを自分の思うようにコントロールしようとする人が多いように思うことに気がついたからです。

例えば「鈴原希実(Liella!の桜小路きな子役)はライブ中に自我を出すな。きな子に徹しろ」ってようは本質的な不満って、「素を出してMCをすること」じゃなく「自分の思い通りになっていない」ということだと思うし、「キャスト売りばかり」という人も、反対に「リアルアイドルならできる施策ができないのだから、キャスト売りもできていない」となじる人もいる。

そもそも、ラブライブのユニットというのはユニット活動のときだけ、バンダイナムコミュージックライブ内のStarRiseレーベルに所属する形なので、おそらく事務所によって思惑も違う、個人のパフォーマンスのレベルも違うし、肖像権の扱いの考えも違ってくるので、おそらく最小公約数のことしかできないのでしょう(と思う)。

正直なところ、キャストとユニットの売り込みの一体化となればどうしても「アニメの企画物ユニット」というところからどこまでも逃げられず、ラブライブから離れて仕事を取れない実情がありますし、「中途半端」と言っても、生い立ちからしてそうならざるを得ない宿命をせっているとも言えるのですが、ユニットとソロ活動が互いに有機的に結合できないのかとは思います。

もし、「これをなんとかしろ」と言うなら、全員一般公募にして、StarRiseが育成やソロ活動のことも面倒見るようにするのがまず最低条件で、リアルユニットのTrySailと、IDOLY PRIDEに出てくる作中ユニットTRINITYAiLEの関係のように3次元と2次元の分離・切り分けも必要となってくるだろうし、もはや180度どころじゃない転換が必要だと思います。しそれで終わりじゃなく、それはスタートラインに過ぎないでしょう。

(余談ですが、TRINITYAiLEのキャラ付けって最初からTrySailが演じること前提に作ってるはずですけど、当て書きということなのですかね?)

また、104期生のミニアルバムはカバーしかないということにお気持ちを出した人も居ましたけど、もしかしたらこのあとのライブかなにかで新曲をいきなり出してくるのかもしれないのに、新メンバー加入数日後のアルバムに新譜がないことでお気持ち表明はあまりに早計すぎる。

新曲を出す時期というのもかなり熟慮を重ねている(はずだ)し、社外秘の詳細なデータもある。そうした上で本当は〇〇をやりたいけどという制約条件もある。その上で出されたものが素人よりも思いつきのほうが上回るというのは、めったにないはずです。

さて、昔のように「CDのシングルにドラマCDを復活して欲しい」という人が居ましたけど、多分廃止したのはそれなりの理由があるはずです。

多分、彼らが考えるドラマCDというものは、アニメよりも「安くてそこそこな」手段だと思っていて、そういう事をいう人が本当にほしいのは「本家の手段」を「もっとを安く、あるいは大量に欲しいけどできないから仕方なく代替品で妥協してやっている」のです。つまり、この場合はアニメをもっと大量に欲しいということなのでしょう。

しかし、こうしてみていると、それにふさわしい距離感を取れているのか、コンテンツなりタレントの意向と自分の意向が合っているのかということなのです。

これはあくまでも個人的な見立てだけど、蓮ノ空なんてどこか、「アイドルコンテンツが好きな人に届けば良い」って割り切りがあるように思えるのです。

無論だからといって、ライブのパフォーマンスを軽視して良いという理由はないのですが、あのコンテンツの特性上、それでもどこに重点を絞るべきかとなったら、配信ということになってくるだろうとは思いますし、レベルを落とすのはやむを得ない面はあります。そこにパフォーマンスを要求したらキャストの身が持ちません。

あるローカルアイドルで「方向性の違いから、全国区を目指すのユニットと、地元中心でやっていくユニットに分けます」というのをみたことがありますが、商店街とか地元の祭り中心に活動する方向性のアイドルに「やれミリオンセラーだ」「やれ東京ドームだ」と期待するのが間違っているというものです。

結局のところ、運営その他、コンテンツに対しなにか疑問点が浮かんでそれが大きくなってきたら一度、ターゲットや運営の考えと自分とが離れていないか、距離感は近づきすぎていないか、付き合い方を見返してみるタイミングなんだろうなと思うのです。

見直しをしないまま鬱積したものを蓄積すると、コンテンツから離れたり、ストーカーまがいのことをしだしたり、「俺がプロデューサーになったら今よりも良くなる」というアイタタな発言をするようになるのだと思います。

この種の見直しは末長く無理なく、推していく上で必要なことだと思います。

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