秘湯巡り旅〜山形編「惜しみなく流れる滝湯の宿」

2024年5月3日 11:46

世間はＧＷ！
昨年は、この時期に色々立て込んでいてのんびり旅行を楽しめなかったので、今年は満を持して秘湯に…
長く巡らずにいると、秘湯に呼ばれるのか、ウズウズ行きたい衝動にかられます！
今回も秘湯のスタンプ帳を握りしめ、行きました！東北は、山形県。
他の目的地からの距離、交通手段との兼ね合い、加えてこのＧＷで、空きのある宿。
…ということで、行ってきました。
「白布温泉　西屋」さんへ！！

スタンプ帳は昨年の終わり頃再訪した宿で、押印した以来なので半年ぶりの登場。
あと４つで満了予定！秘湯を守る会の会員宿も年々減っているので、行きたい方面で探すのも難しくなってきています💦今回は、東北熱が出て、宮城県・山形県と２泊で回り、最終日にこちらを利用させてもらいました。
名湯・白布温泉の西屋さんは、↓↓HPでも記載されているように、１００年を超える本館と、滝湯が有名。昔ながらの雰囲気が堪能できる宿です。　

実は、白布温泉にはかつて一度訪れたことがあり、その際には、「東屋」さんに宿泊！
お湯が素晴らしい✨としみじみ思った記憶があります。そんなわけで、この地域の歴史というか…
三軒あった宿の２つが火事で消失。昔からの建物が残っているのは西屋さんだけ、というのも知っていて、一度訪れてみたいと思っていた宿でありました。
早速、宿に到着すると石段がお出迎え。

緩めの石段が風情あり、ですが荷物が重かった（すでにお土産買い込み過ぎ）ためキツイ>⁠.⁠<
なかに入ると、古さの中に懐かしさと歴史を感じさせる重厚さがあって、随所に趣を感じます。

この天井の高さと、梁の太さが、建物の年季と古くからの技を表しているような…。
とにかく雰囲気がいいんです。
古い建物ながら、ベッドのお部屋があるということでそちらを予約しました。
大正ロマン（？）のようなレトロ感あるこじんまりとした室内。

写せてませんが、障子窓の向こうに金庫がありました。また、こちらはクーラー付きのお部屋でした。昼間、３０度近くまで気温が上がりましたが、明け方、少々寒くて暖房にして部屋を温めたくらいだったので、あって助かりました。
こちらの宿は、シングル利用も積極的に受け入れていて、シングルベッドルームもあり今回もお一人様旅の方が結構いらっしゃいました。一人旅好きの私にとっては、こういう宿は魅力的でありがたい✨
↓↓一階にシングルベッドルームが多いようです。

部屋ではWi-Fiはつながらず、館内のスポットのみの通信環境ですが、こういう宿では必要以上にスマホも使用せず、俗世と切り離してのんびりするのが良い。と思ったので、不満もなし。
室内に冷蔵庫がないのですが、それぞれの階に共用の冷蔵庫が設置。冷凍庫もあったので、むしろありがたし！
二階廊下の奥には、家族風呂が。入口前の札が○なら、自由に入れるお風呂です。

荷物を整理して、早速３００年を超える古き良き名湯へ！
この日は、ほぼ満室でしたが、ほとんど他のお客様とお風呂が一緒になることはなかったです。次の日の朝を含めて滝の湯には３回入りましたが、脱衣場と廊下ですれ違ったくらいで、ほぼ貸し切り状態で楽しめました。家族風呂の利用が大人気だったからかも。

ここには、ドライヤーを完備してくれてます。
また、簡単なオールインワンの化粧水も。

説明書きの通り、カランもシャワーもありません。
昔ながらのお風呂！思いおこせば、とっても小さい時に、おじいちゃんの家にはシャワーなどなく、湯船の湯をかぶって頭を洗っていました。シャワーが当たり前になってるけど、昔はこうやって何もなかったなと改めて…郷愁を誘います。
ちなみに、私は家族風呂で、湯船の湯をかぶって頭を洗いました！乾かすのに困ったので、後から誰もいないなら、ここで洗っておけば良かった！と後悔
(T_T)
お湯はやっぱり素晴らしい！！
写せませんでしたが、湯の花が大量に浮いていて、自然の恵み、天然の湯、を実感！少し温泉の香りがしますが、強くはないです。湯上がりは肌がスベスベ。
惜しみなく流れ落ちる、この湯滝が最高です。