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ゴボウを食べてください:健康・美容・腸活のトリプルコンボ

おはようございます!
本日は、

ゴボウを食べてください:健康・美容・腸活のトリプルコンボ

といったテーマでお話ししようと思います。

自称大人気の『食』シリーズ。

これでも元パティシエ。国家資格でもある「製菓衛生士」を保有しています。「製菓衛生士」とはつまり調理師の派生。栄養学を学び「食育」に強い関心を持つようになりました。
「食べたもので身体はつくられる」
これは大げさではなく本当のこと。

私のバイブル

てなわけで今回は根菜「ゴボウ」にスポットライトをあてていきたいと思います。じつは、読者さまから「ゴボウ」のリクエストをいただきました!ありがとうございます!みなさんも「この食材について詳しく知りたい!」といったご要望があればコメントいただけると嬉しいです(*^^*)

〇ゴボウのトリセツ

原産地はユーラシア大陸北部といわれています。ごぼうと日本人のかかわりはかなり古く、解毒、解熱、鎮咳などに使う薬草として中国から日本に渡ってきたとされ、この頃から野菜として食べられていたようです。
知っていますか?
実はゴボウをポピュラーに食しているのは世界でも日本くらいといわれているだとか。土の香り残る独特の風味、シャキシャキした歯ざわりが愛され、日本ではよく食卓に上りますが、欧米人の口にはなかなか合わないようです。というのも、中国やヨーロッパでは牛蒡は薬という位置づけで、食材としてはあまり認識されてはいません。「日本人は木の根を食べている」と驚くというエピソードまで!!なんとも…驚きですよね…(; ・`д・´)日本食には欠かせないゴボウ。おいしさとたっぷりの栄養素を伝えることができれば世界中の人々に食べてもらえる「余白」が残っている、可能性に秘めた食材ともいえるのです。それではゴボウの魅力とまるッと賢く摂取する豆知識をご紹介していきたいと思います。

汁物にいれると香りとうま味がアップ

・腸活のファンタジスタ

ゴボウの栄養素
独立行政法人農畜産業振興機構より引用 

ゴボウの栄養素グラフを見ていただくとわかる通り、突出している栄養素が『食物繊維』根菜のなかでもトップクラスと言われています。

圧倒的な強さ

レタスの約5倍。これはうれしい。レタスをサラダで食べようとするとかなりの量を取らなければなりませんからね(>_<)
ごぼうの特徴は、不溶性と水溶性、2種類の食物繊維がほぼ均等に含まれていること。まず不溶性食物繊維は水に溶けず水分を吸って、腸の中で大きく膨らみ、排便をスムーズにし、毒素を排出。便秘の予防や改善、腸内環境を整える役割を果たします。腸内環境を整えることは美肌や痩せやすい身体づくりなど美容効果バツグン。「キレイな人は腸美人」それな。ですっ!!Σ(・ω・ノ)ノ!
もうひとつが水溶性食物繊維。この水溶性食物繊維は、コレステロール値や血糖値の調節にも一役買ってくれるので、生活習慣病の予防に効果的。一般的な野菜は水溶性食物繊維の含有量が少ない傾向にあるため、この2つの食物繊維をバランスよく兼ね備えているゴボウはまさに、腸活のファンタジスタと言える存在なのです。

王道のきんぴらごぼう
カット加工されているのも便利!

・「皮」むかないで~!

ゴボウの皮、むかないでください~!!これはゴボウだけにとどまらず、さまざまな野菜に共通する合言葉でもあります。なぜなら、皮および皮付近に最も栄養素とうま味が詰まっているから。人参や大根も同様。泥がついていたらたわしなどで洗い流せばそれでOK。ピーラーなんて必要ありませんっ!ごぼうは特に皮も薄く歯触りを害することもありません。どうしても気になるようであれば包丁の背で優しくこすってそぎ落としましょう。

こんなかんじで十分。

間違っても皮の部分を厚く剥いてしまわぬようご注意を。うま味と栄養素をムダなく食べきりましょう(/・ω・)/

・じつは「〇〇」はうま味

みなさん、ごぼうを調理するときアク抜きってしていますか?
私は以前、変色してしまうから?みんなやってるっぽいから?みたいなかんじでなんとなくアク抜きしていました。しかし実はこの行為…NGっ!!水や酢水にさらすとにじみでる茶色い液体の正体は『ポリフェノール』つまり、うま味成分の塊。
このポリフェノールは中心部分よりも皮に多く含まれているのです。また、ポリフェノールには血圧の上昇や血糖値の急上昇を抑制する効果が認められています。お年寄りの方、糖尿病など生活習慣病が気になる中高年の方にも積極的に食べてほしい食材。アク抜きのために水にさらしてしまうとポリフェノールを中心とした栄養素が流れ出てしまうため、実にもったいないっ!今日からアク抜きは禁止です。実際我が家ではその情報を知ってからアク抜きをしないで調理していますがエグみなどはまったく感じません。美味しくいただけますのでご安心を…m(__)m

豚汁にいれてしまえば色なんて関係なし!

〇まとめ

ごぼう…写真撮りそびれてしまっていますが我が家ではかなり頻繁に食卓を彩ってくれています。
天ぷら、ごぼうチップス、ごぼうサラダ、きんぴら、豚汁、炊き込みご飯…バリエーションが豊かなところも魅力の一つですよね。
そのなかでも私は一番、ごぼうの香りが好きかな。あの土の香りがのこる独特の風味…たまらないです。お肉、お魚の臭みを消し、尚且つうま味も追加してくれる魔法の食材。
みなさんもぜひ、本日の食卓に添えてみてくださいね( *´艸`)

本日もご一読いただきありがとうございました。