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空き家再生:一棟貸別荘プロジェクト。<その5>人は会うべくして出会う。『森のカフェ』から繋がる

おはようございます!
本日は、
空き家再生:一棟貸別荘プロジェクト。<その5>人は会うべくして出会う。『森のカフェ』から繋がる。
といったテーマでお話ししようと思います。

結論から申し上げると…
『森のカフェ』マスターは只者ではなかったの件。٩( ''ω'' )و
前前回、マスターの魅力溢れる人柄についてご紹介いたしました。
素敵なマスター、素敵なカフェ…。
それだけでは、終わらないっ!!
ここから信じられない展開に発展していくことになるのです…



マスターは只者ではなかった。

簡易宿泊業を始めるにあたってかならず抑えておかなければならないのは、地域住民みなさんの理解と協力なんですよね。
しかし私もこの土地の出身者でもなく、会社も特段ゆかりがあるわけではありません。どうやって住民の方々と上手にお付き合いしいけばいいのか、貸別荘の経営でどのように地域に貢献していけるのか…問題と課題は山積みです。

↑こちらのお話の最後ですね。マスターの人柄に心を打たれまして、
「あの…実は…」と勇気を振り絞て、現状を告白。
一棟貸別荘プロジェクト、空き家問題を解決したい、地方を盛り上げたい…正直に、そして一生懸命、現状と野望をマスターに伝えました。すると…

「え?本当かい?実は…自分もこの町に惚れ込んでてね。だからどうにか盛り上げたくて今、作戦を練っているところなんだよ」

キターーーーーー!!!
まさかまさかの、まさかまさかの、
同じ野望を持ってる人キターーーーーー!!!Σ(・ω・ノ)ノ!
しかも漠然とではなく、かなり具体的に作戦を練っているご様子。
おじいちゃんなんていったらもはや失礼。本当にあっぱれ。いくつになっても野心に溢れている人は、人を引き付けるんですよね。

・立地の可能性

マスターはなぜこの地を選んだのか…もちろん森も自然も素敵なんですけど、それだけじゃない。しっかりと論理的に計算し、はじき出した場所でもありました。それは立地。
本地は都心から車で1時間半という距離。この距離感がバッチリなんです。あまり近くてもつまらない。しかし2時間、3時間ともなると労力とコスト的にも頻繁にはいけない。実際にマスターはもう少し都心から離れた地域もたくさん回ってみたそうです。そして離れれば離れるのど地価は安い。今の場所より安く買える場所がたくさんあったそうです。しかし立地の可能性を感じ、この地に決断。その嗅覚…もともとサラリーマンだったそうですが、絶対に敏腕。スーパーサラリーマンだったに違いありません。

・相続の問題点

しかし、いいことばかりではありません。
マスターは『森のカフェ』にとどまらず地域おこしを試みます。
もっと積極的に人を呼び込もうと、放置されている農地や荒れ地を利用してログハウスなど、宿泊できる場所を創ろうと考えたそうです。(バイタリティーハンパないっ!( ゚Д゚)カオスっ!)
しかし…ここで思いもよらぬ問題にぶち当たります。
それは相続により、所有者が不明になってしまっている土地が世の中にあふれているという事実。私も以前から相続に関わる仕事をしていたのでこの問題の深刻さは知っていました。不動産には「所有権」という権利があり、この所有権を持った人でないと売ったり、貸したりできないんですよね。しかし相続により、所有権が子供達に、そしてまたその子供達に…と枝わかれしていきます。厄介なの相続した本人、つまり子供たち自身がその事実を知らなかったりするんです。信じられないかもしれませんが、地方の農地などは課税がわずかなため、納税通知すら本人の元に届かないこともしばしば。先祖や親がそんな土地を所有してたことも知らずに亡くなってしまい、勝手に相続していた。なんてケースも山ほどあります。恐ろしいですよね。ですから、いざ、地域活性化のためにも放置された農地を活用したい。と思ってもそもそも所有者がわからない、追えない…マスターもまさにその問題にぶつかってしまったそうです。これはもはや地域だけじゃなく日本全体の問題、課題であります。ホントに(。-`ω-)

所有者不明の土地は増える一方

・次世代の芽吹き

課題はたくさんあります。でも…それを上回る希望の光。
なんと次世代の勇者たちが芽吹いているのだとか。
マスターが農地の所有者さん、つまり地域の農家さん1人1人に話をしてまわっていたところ、「僕たちもふるさとを元気にしたいっ!」と、その農家さんの倅たちが声をあげ、マスターの元に集まってきたそうです。
なんともドラマのようなストーリーですよね。
今ではその若者たちと「ここからどうしていこうか…」と作戦を練っているのだそうです。マスターからは私もぜひ一緒に盛り上げていってほしい。と嬉しすぎるお言葉をいただきました。ワクワクが止まりません。

まとめ

「人は会うべくして会う」
自分が本当に求めて、行動を起こせば、会いたい人にかならず会える。

ちょっと大げさかもしれませんが、私は体験をもって本当にそう思っています。ウソみたいなホントの話ですが…。
1に行動、2に行動、34も行動、5も行動!!
次の休日も「森のカフェ」に行ってきます!!

最後までご拝読いただきありがとうございました!

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