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死にたいのに目覚ましをかけて寝る

夢を見た。
目眩がしてしゃがみ込んでいると、両親と旦那に叱責される夢。みんな忙しいのに私だけサボっていると。
立ち上がりたくても目眩で立ち上がれない。私から何を言っても体調の辛さは伝わらず、わかって欲しいと堪らずこちらも強い怒号で返してしまう。

目が覚めても同じ気持ちだ。
伝わらない。理解されない。何を?自分から溢れ出ては止まらない孤独を。

全ての原動力は孤独だ。
私は常に寂しい。
最近欲深くなってしまい、孤独に対する理解が欲しいと思ってしまう。

世の人々は皆、理解されない感情を抱きながら頑張っているらしい。
平等ではないが、皆苦しんでいるそうだ。

人生に何の悩みも無いと言っていた昔の恋人も、テレビに出ていた自分の部屋が4つある13歳のお嬢様も、会社のストレスチェックで取り繕うこともせず馬鹿正直に答える構って野郎も、加工で存在しない虹やキラキラを追加して満足する女子も、それぞれ苦しみを持って生きているのだろう。その大小はきっと比べていはいけない。

私だって苦しみが渦巻いていることをバレずに社会に擬態している。母として、妻として、会社員としての私の役割をこなしている。孤独を隠すために社会に出て役割をこなす。

「本当に闇が無くて明るくて羨ましい」とまで言われたことがある。それも一度では無い。根明な陽気パワーで溢れて見えることはいいことだ。
でも、それは(こいつよりも私の方が深く、思慮深い)というマウンティングに他ならないこともわかっている。陽気人間は結局ピエロでしかない。
人にチラ見せ出来る苦しみがある時点で、本当は幸せ側の人間だということを、セリフを吐いた人々に言ってやりたい。でも、その話も絶対理解されない。

苦しみには向き合わない方が良いという意見もある。辛くても寂しくても笑顔で前向きに過ごせば幸せを引き寄せるらしい。
そんな小手先で引き寄せられた幸せは果たして幸せなのだろうか。
寂しい自分の気持ちくらい真剣に自分で受け止めてあげなかったら自分はどこへ行ってしまうんだろうか。

世のメンヘラ売りの女子達は人に苦しみの対処を求めていない私を、綺麗な白い腕を、死にたいと泣きながらも目覚ましをかけてから寝る私を見習ってほしい。

自分自身の孤独に押し潰されそうだ。

これからも頑張ります!