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知らないと損する4つの医療費節約法

医療機関の受診や、薬局で薬をもらったとき、費用が高額で何とかならないかな、と思ったことはありませんか?
医療費はやむを得ない支出ですが、受診の仕方によっては、費用を節約できる可能性があります。

受診や薬の処方の際に実施できる医療費節約法を全国健康保険協会のサイトから、4つ紹介します。

1.ジェネリック医薬品を選ぶ
2.時間外受診をやめる
3.かかりつけ医をもつ
4.かかりつけ薬局をもつ

1.ジェネリック医薬品を選ぶ

ジェネリック医薬品は、従来の先発医薬品と品質・効き目が同等であると国が認めた薬です。
ジェネリック医薬品は、価格が先発医薬品の約2~8割、平均約半額と安価で、薬代の負担が軽くでき
ます。

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長期服用の薬ほど大きな節約となります。
ジェネリック医薬品の使用で、自身の医療費を安く抑えることは、国の医療費抑制にもつながります。
ジェネリック医薬品希望カードやシールを保険証やお薬手帳に添付して、ジェネリックへ変更希望を伝えることができます。カードやシールは健康保険組合や市区町村の窓口、薬局などで配布されています。


2.時間外受診をやめる

休診日や診療時間外の診察は、時間外加算がついて医療費が割増になります。
また、早朝・夜間や土曜日の午後も診療時間としている診療所では、診療時間内であっても早朝や夜間の時間帯は割増になる場合があります。
あまり知られていないと思いますが、保険薬局も同様に、営業時間内であっても早朝・夜間の調剤には割増料金がかかります。

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3.かかりつけ医をもつ

風邪やケガをしたときに、初めから大きな医療機関を受診すると"特別料金"が加算される場合があります。(特別料金の目安:1,000円~5,000円程度 保険適用外の為全額自己負担)
かかりつけ医をもつことで、症状の相談や他の医療機関への紹介状、受診科の的確なアドバイスを得られ、医療費の削減につながります。

少し話はそれますが、病気やケガの治療中に自己判断で受診先を変えたことありませんか?
その場合、再度初診料がかかりますし、同じ検査を繰り返す事もあります。
身体的にも金銭的にも負担になりますので、安易な転医は控えましょう。
もちろん、医療機関を変えて症状が良くなったり、原因が判明する場合もあります。
まずは、相談しやすいかかりつけ医をもつことが大切です。


4.かかりつけ薬局をもつ

処方薬をもらうときに、かかりつけ薬局に"お薬手帳"を持参すると、医療費が安くなることがあります。
薬の調剤には、"薬剤服用歴管理指導料"がかかります。
同じ薬局を3か月以内に訪れ、お薬手帳を持参すると、持参しなかった場合より"薬剤服用歴管理指導料"が3割負担で40円ほど安くなります。
3か月以内でも別の薬局で薬を調剤してもらった場合は、お薬手帳を持参しても安くはなりません。

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薬局では患者ごとに、調剤歴のほかにも薬による副作用やアレルギー歴、病歴などを記録しています。
かかりつけ薬局があると、新たに薬を処方してもらうときに、薬剤師が副作用などのおそれがある薬をチェックできます。
また、複数の診療科にかかっている場合では、同じ作用の薬の重複や、飲み合わせをチェックできるため、薬のムダをなくし、安全に使用することができます。


今回紹介した節約法は、1回の受診では大きな金額ではないかもしれません。
しかし、かかりつけ医や薬局をもつことは金銭面だけでなく、長い目でみると健康管理に役立つといえるでしょう。


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