ユーチューブの番組作り

ユーチューブの番組 えみスマイルを作ってきた。
気が付けば、10年以上公開してきた。
えみスマイルでは、見えない見えにくくても使える機器やソフトを紹介している。
動画を作る過程を書いてみる。

必需品は、画面を読み上げてくれるパソコンだ。
何を紹介するか決めたら、どんな内容にするか、何回に分けるかを決める。
間違いを少なくするため、マニュアルを読み込み、原稿を書く。
すべての作業をパソコンでしている。

原稿ができたら、撮影に関わっているスタッフと打ち合わせ。
原稿を修正して、撮影スケジュールなどを決める。

福祉機器は値段が高いから、紹介するものをすべて買う分けにはいかない。
撮影のために、メーカーからデモ機を借りる場合が多い。
だいたい数週間借りる。
実物に触れて動かしてみたら、予想と動きが違ったり、紹介したい内容が増減したりするから、原稿を修正して打ち合わせに出たスタッフに知らせる。
借りるさい、借用書の記入や付属品の確認と整理を、見えるスタッフに手伝ってもらっている。

撮影中、原稿は点字で読んでいる。
紙に印刷すると大変だから、点字ディスプレイに点字のデータを転送して読む。
点字ディスプレイは、点字のデータを手元に表示してくれる機械だ。
原稿はテキストで書いているから、テキストを点字ディスプレイに転送するときに、自動点訳ソフトが点字データにしてくれる。
自動点訳ソフトを使うと、漢字の読みが違ったり、思わぬ表記になったりしている場合があるため、下読みを兼ねて読みやすく修正する。
撮影に使う原稿ができあがり。

撮影は、カメラ担当の見えるスタッフと一緒にやっている。
原稿を読む場面はあるが、見えなくてもちゃんと使えると伝えたいから、実演を大事にしている。
失敗して没になっちゃう場合もあるけど。
数か月に1度撮影をしているし、メーカーから広告費をとっていないから、立派なスタジオを借りられない。
だから、撮影のときに、静かな部屋の確保と、背景をきれいにするのが課題だ。

撮影をしているスタッフが、動画を編集し、字幕を付けて、公開している。

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