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からだ・養生・健康のおはなし

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気になる健康のこと、身体のこと、養生について。更年期障害のあれこれ。
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#漢方薬

梅雨の養生・漢方薬と温灸で健やかに過ごす

毎年この時期になると、梅雨バテするのですが、今年は(お陰様で今のところは…)元気をキープしています。 ちなみに梅雨バテとは、カラダの水捌けが悪くなり、余分な水分が溜まって体調が悪くなる状態のことです。 私は30代の頃からずっと梅雨バテにに悩まされていて、梅雨が明けた後は、そのまま夏バテに移行する…という状態でした。そのため、夏の暑い時は気力と体力を振り絞って、カラダを動かして汗をたっぷりかき、体内の水を排出する…という荒行で、厳しい夏場を乗り越えてきたんですよね。 だけ

腎を補う

漢方薬で養生を始めて3年くらいが経つ。 最初は、更年期の体調不良をなんとかするために始めたのだけど、いつしか「体質改善のため」へと目的が変化していった。 漢方的にいうと、私は瘀血体質(☆)だ。私の母やその兄弟姉妹も似た症状を抱えているので、多分これは大人になってからなったものではなく、生まれた時に親から受け継いだものだと思っている。 そこで、瘀血体質を改善する薬から飲み始めたのだけど、飲み続けていくうちに、そこから「子供のころからずっと胃腸が弱かった」ことに突き当たり、

漢方で健活③『衛益顆粒』と『冠元顆粒』を飲んでみた感想

昨年の8月から、私は『衛益顆粒』と『冠元顆粒』を毎日飲んでいます。 その時の様子については、以下の記事をご覧下さい。 上の②の最後に、「飲んでみた感想は、また次回、noteに書きたいと思います♡」と書いていながら、アンポンタンな私はうっかり忘れていて、気がつけば「書く」と言ってからもう半年も経ってしまいました・・・(汗)。 ・・・ということで、今回は、この二つの漢方薬を飲み続けた感想を書いてみたいと思います。 ちなみに、飲み方は「白湯の中に、この二つのお薬を一緒に入れ

病気ではないけど体調があまり良くないとき、体のセルフケアにオススメの本

私は、更年期にさしかかってから、自分の健康維持のために「養生」を心がけているのですが、最近、セルフケア(養生)に関する素敵な本を2冊見つけましたので、ご紹介します。 『不調と美容のからだ地図』 市野さおり (日経BP) 人間の顔の写真がドーンと載っている表紙のこの本、インパクトがあって目立っていたので思わず本屋で手に取り、衝動買いしちゃいました。(ジャケ買い・・・って奴です・汗) 実は私、昨年の夏頃から「足つぼマッサージ」をしてくれるサロンに通うようになり、そこで、私の

漢方で健活②『衛益顆粒』と『冠元顆粒』で体質改善を始める

夏バテを『麦味参顆粒』で解消したお話を、この前に書きました。今回はその続きです。 この『麦味参顆粒』を漢方薬局さんから送ってもらったとき、サンプルとして『還元顆粒』というお薬を3包いただきました。これは、最初にDMで私の体調について漢方薬局さんに相談したとき、ふと「更年期障害なのか、肩こりや首と肩の痛みがあり、葛根湯を飲んでいる」ということをお伝えしたのですよ。すると「風邪からではない『肩こり』なら、葛根湯よりもこちらの方が良いですよ」ということで、この「冠元顆粒」をサンプ

漢方で健活①「麦味参」で夏バテ対策

ここ数年、異常な暑さの夏が続いていますが、今年も梅雨明けと同時に「酷暑の夏」が始まりました。私の場合、暑いのは何とかしのげるのだけど、今回は更年期障害と重なり、身体がもう大変でした。 寝汗で何度も目が覚め、熟睡できない毎日・・・。ホットフラッシュなのか?気温が高くて汗をかいているのか? 肩がこり、身体の節々が痛くてだるい・・・。これって更年期障害によるものなのかな?それとも熱中症?いやいや夏バテなのか・・・? その見分けが全くつかなくて、どう対策を練って良いか分からず、