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もうすぐ令和

4月の第2週に東日本をぐるりと一周する鉄道の旅をしたのですが、帰宅早々、今度は家の中の「断捨離」をしました。

というのも、旅をしている最中に、ふと「家に帰ったら、断捨離しなきゃ・・・」という気持ちになったのです。それは私だけと思いきや、夫君も同じだったようで、二人で示し合わせたかのように帰宅後、旅の荷をほどいた後で早速始めました。

まずはクローゼットの中を断捨離しました。ちょうど夫は、定年退職をした直後だったのでタイミング的にはバッチリでした。夫は、クローゼットの中からもう着ないであろう古いスーツやYシャツ、その他、随分昔に買って着古したジャケットやセーターなど抽出し、バンバン取り出していきました。一方の私も、昔20~30代の頃に買っていた仕事着や捨てられずに取っておいた服をどんどん放出。こうして大量の化石服をクローゼットから出しました。
その後、夫は2階の押し入れや棚の中を断捨離。私は1階の本棚や小さな棚の中を断捨離していきました。こんな感じで、約一週間かけて断捨離を決行。その間に、不要物を詰めたゴミ袋はかなりの数となり、今月のゴミ出しは、毎回休むことなくフル回転で出しまくりました。
その他、衣服でまだ着れそうな物は欲しい人に渡し、本棚から出した本も、まだ新しくてきれいな本は欲しい人に引き取ってもらいました。皆さん、喜んで引き取ってくださり、とてもありがたかったです。

こうして4月の第3週は夫婦で断捨離を頑張りました。そして、次の第4週からは、夫が再就職で新しい職場に通うようになったため、フリーの私が、一人コツコツと断捨離を続けました。

こうしてバタバタと毎日を慌ただしく過ごし、ふと気がつけば「平成」も今日を入れてあと5日間・・・(汗)。断捨離に無我夢中になってて、すっかり忘れていました。もうすぐ「令和」になることが、頭からスッポリと抜け落ちていました。恐るべし!断捨離。

でも、断捨離が進んですっかりきれいになった家の中を見ていたら、「改元前にこうして断捨離できて、平成の遺物を処分できたことは、非常に良かったことかも・・・」としみじみ感じました。こざっぱりしてスッキリした家の中は、心地よいエネルギーがスースーと流れます。不要物が多かったときは、埃もすぐに溜まって掃除が一番のストレス源でしたが、今はその逆・・・。気持ちよく何でもできます。そして、オープンで軽い!空間のエネルギーが軽いのです。肩にのしかかるような重苦しさが消えて、空気もクリアになって変わり、身体がとても楽になりました。

ここまでに至るのに、私たち、集中して取り組み、実によく頑張りました(笑)。本当にスゴかったのですよ・・・平成の遺物達が(汗)。こんなに溜め込んでいたのかー!と驚くほどの量。でも、旅の後だったせいか、執着することなくサクサクと気持ちよく捨てられました。以前の私なら、勿体ないと感じて捨てられなかった物も、今回の断捨離では潔くバンバンとゴミ袋に突っ込むことができました。夫も同じく・・・で、物が捨てられず溜め込むことが好きな「捨てられない病」の夫が、今回は先頭を切って気っぷ良く嬉々として捨てまくっていました。横で見てて「すげー!」と感服しましたよ(笑)。なんだろう?この変容ぶり(笑)。人ってその気になれば大きく変わるのです。以前の「問題を先送りする自分」を卒業した・・・ということなのでしょう。そして、お互いに「先送りしない自分」「手放すことに躊躇しない自分」に成長した・・・ということなのだと思います。
自分の土台がしっかり出来て、自分に必要な物と不要な物の選別が自信を持ってできるようになり、また、自分の直感に自信を持つようになり、手放すことも自由に出来るようになり、全てにおいて「揺るがない自分になった」・・・ということなのでしょう。たかが「断捨離」ですが、そこにその人の生き方や人生観、心の持ち方等がにじみ出てくるんだなぁ~と、そんなことを強く感じたのでした。

平成の最後に、平成時代にずっと溜め込んでいた物を捨てることにより、平成時代に自分の心の中に抱えていた「感情」や「思考癖」や「過去の刷り込み」もスッキリ断捨離して手放すことが出来た・・・そんな感じです。これで気持ちよく「令和」が迎えられます。

あと数日後には、新しい天皇様が即位されて、新しい時代が始まります。平成に続いて、またもや天皇様の即位式に遭遇できるとは・・・古典ファンの私としては非常に嬉しいことです。歴史的な宮中儀式を(報道を通してですが)垣間見ることができるので、(恐れ多くも・汗)すごく楽しみです。

季節は「春」から「初夏」へ・・・。清々しい気持ちで、その時を迎えたいと思います。

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