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【写真日記】謎の未確認生物ツチノコを探し求めてin岐阜県東白川村①

みなさん、「ツチノコ」ってご存じですか?
昭和時代に脚光を浴びて、一時ブームとなった謎の生物(UMA)です。

ツチノコについて簡単に説明すると…。
ビール瓶のような胴体に頭と小さなしっぽがついていて、ずんぐりと太くて体長短めの生物です。一見「ヘビ」のように見えますが、ヘビとは異なる謎の未確認生物です。
昭和40年代までは、北海道と沖縄を除く日本各地で「ツチノコを見た」という人がいました。しかし、目撃した人がいる割には、実物を捕獲した人がいなくて、いまだに生存が証明されていません。

ツチノコの歴史については、こちらをどうぞ。

昭和40~50年代ごろに小学生の間で流行ったオカルト・ブームに乗っかって、第一次のツチノコ・ブームが到来しました。
更に、昭和60年代から平成初期にかけて、第二次ツチノコ・ブームが起こります。
このタイミングで、目撃情報が集中している自治体が次々と「ツチノコの里である」と名乗りを上げ始めて、この波が全国各地に広がり「全国つちのこサミット」も開催されました。懸賞金をかけた大規模な探索イベントも各地で行われるようになりました。
しかし、その一方で、捕獲の情報は無いんですよね…。

昭和世代の私は、子供の頃に「ツチノコ・ブーム」があったことは覚えています。だけど、ツチノコに対してそれほど興味も関心もなくて、すっかり忘れていました。

ところが…です。

ひょんなところから、つい最近、同じ県内に「ツチノコの村」があることを知ったんですよね。
「えっ?今もツチノコで『村おこし』をしているんですか!」とビックリ。あれは昭和の遺物で、今はもうすっかり廃れていると思っていたので、令和になっても「ツチノコ」が健在であることに、衝撃と共にある種のノスタルジーを感じてしまいました。
そんなこんなで「ツチノコ」が私の心の琴線に引っかかってしまい、妙に心に刺さって、すごく気になったんですよ。

…ということで、このツチノコ伝説の東白川村にちょっと行ってみることにしました。

ツチノコの村・岐阜県東白川村について

今回訪れた東白川村はこちら。

赤矢印のところです。

正式名は岐阜県加茂かも東白川ひがししらかわ村。奥美濃地方にある小さな村です。

世界遺産で世界的に有名な白川村(白川郷)と似た名称ですが、上の地図をご覧の通り、白川郷とは位置も離れていて全く異なる村です。

Googleマップで調べてみたら、私が住んでいる高山市からは、車で約1時間30分ほどで行けるようです。意外と近くてビックリ。

今回は、一人暮らしをしている息子にも声をかけて「一緒に行ってみる?」と誘ってみました。
すると、いつもは「仕事が忙しいから無理」と言って断る息子が、ツチノコに興味を示したようで「面白そうだから行ってもいいよ」と好反応。すごいぞ!ツチノコ様。息子の心にも刺さっているではないか…。

こうして珍しく息子も同行することになりました。
久しぶりの親子三人の家族旅です。

東白川村へ向かう

さて、休日の朝。息子をアパート前でピックアップし、国道41号線をひたすら南下しました。

国道41号線。高山市街地を出て、山の道に入りました。高山市を抜けて、下呂市を通ります。
下呂市内の下呂温泉付近を通過して、更に進みます。途中、国道41号線と国道257号線の三叉路に来ました。
ここが三叉路。右折して橋を渡ると名古屋方面へ行きますが(41号線)、私たちはこのまま直進(257号線)し、東濃方面へと向かいます。
257号線に入ってからも、更に南下。
舞台峠を越えて、下呂市から中津川市に入りました。
中津川市に入ってからも257号線を(道なりで)走り続け、加子母町内で右折。256号線に入ります。
256号線に入ってからも、そのまま道なりで走りました。

高山から東白川村までは、ご覧の通り、ほぼ「道なり」で、非常にわかりやすいルートでした。

しかし、道中、ドライブインが、今はどこもかしこも廃業しているため、気軽に休憩できる場所がなくてちょっと大変でした。特に、下呂市内の41号線沿いは何もなく、「道の駅」もありません。
この淋しい状況は、おそらく、飛騨を縦貫する高速道路ができたことによって、人の流れが変わったのが大きな要因なのでしょう。しかし、41号線は地域の大事な道路だし、要所要所で休憩できるスポットがあると良いなぁ…と思いました。

わたしの心の声

と、そうこうしているうちに、東白川村に到着しました。

よし、次の「道の駅」で休憩しよう。

道の駅「茶の里 東白川」でツチノコ①と出会う

道路を直進していくと、左手に「道の駅」が見えてきました。
早速、ここに車を停めて休憩することにしました。

道の駅「茶の里 東白川」の建物。

ここは人気店なのかな?
そもそもあまり広くない駐車場だけど、ほぼ満車状態だし、次々と車が入ってくるし、店内は観光客で賑わっていました。

中では地元の農産物や木工芸品が販売されていました。
木の製品もたくさん並んでいました。
おぉ✨これは…ツチノコ!

実際にここに来るまでは、「本当にツチノコで今もやっているのかしら?」と、ちょっぴり眉唾で怪しく思っていたんですよね。(←すみません…)
第二次ブームの当時のまま「昭和」で時間が止まっていて、化石のようなツチノコグッズがそのまま売られているのかしら?と、半信半疑だったのです。
でも、この真新しい看板を見た瞬間、モヤモヤが吹き飛んで「令和の世にもツチノコは生きていた!」と嬉しくなりました。

ふと、「我々はとうとうツチノコの里に来たー-ー!」と叫びたくなりましたよ。(←水曜スペシャル・川口浩探検隊のナレーション風に…)

(「水スぺ」を知らない平成生まれの皆さんのために、これを貼っておきますね)


そして、スイーツにもツチノコが…✨

「いらっしゃいませ」もツチノコ型。

そこで早速、一匹目のツチノコを捕獲。

あんこツチノコをチョイス。
ツチノコ一匹目。どっぷりと太めのツチノコ。
実食!歯形は私。美味しゅうございました。

これは「回転焼き」のツチノコ・バージョンですね。
家族3人、一人一匹ずつツチノコを捕獲し「うまいうまい…」とホクホクしながら完食しました。

東白川村は、緑茶(美濃白川茶)の産地

その後、道の駅の店内を見て回りましたが、店内では美濃白川茶がたくさん売られていました。

ちなみに、東白川村は、お茶の産地なんですね。岐阜県産の「白川茶」は、この地域(加茂郡)で栽培されていますが、特にここ東白川村は、白川茶の発祥の地なんだそうです。

そして、東白川村が、日本のお茶の産地の最北端に位置するそうです。

我が家でも、普段よく飲むのは白川茶ですが、初めて知ることもあって、いろいろ勉強になりました。
売店を見ると、いつも飲む緑茶の他にもいろんなお茶があり、種類の多さにビックリしました。


「野菜村」でランチタイム

さて、道の駅をぐるりと回ってみましたが、道の駅の横に「お食事処 野菜村」があるのを発見。
ここで少し早めのお昼ごはんをいただくことにしました。

中に入ると、売店と食堂に分かれていました。

入店すると、店員さんは皆さん、ご高齢の女性でした。店内の様子から、一般の食堂とは少し異なる雰囲気を感じます。
ちょっと気になったので「野菜村」のホームページを覗いて見たら、以下のように記されてありました。

茶の里 野菜村は設立当初、てんとうむしガーデン組合として農作物や伝統工芸を生産する団体として始まりました。
平成13年に高齢者・女性等生きがい発揮促進事業として施設が出来上がると、そこには沢山の農作物やわら細工などの工芸品が集まる場所になりました。
人が集まると、やっぱり食べ物が欲しくなる。
そこで私たちは翌年の平成14年から飲食店営業を始めました。

「茶の里・野菜村」ホームページより

なるほど、ここは「高齢者・女性の生きがい発揮促進事業」として誕生した施設だったのですね。

どのメニューも「おばあちゃんの手作りごはん」という感じで、安心感があります。

私は「野菜村定食」にしました。

野菜村おススメの野菜村定食は、味ご飯と味噌汁、手作り感いっぱいの野菜メインのおかず。デザートに寒天ゼリーがついていました。

私の向かいに座った息子のごはん。けいちゃん定食です。

息子が選んだのは、岐阜県のソウルフード「けいちゃん」の定食。けいちゃんの「けい」は鶏肉の「鶏」を指します。けいちゃんは、タレに付け込んだ鶏肉を野菜と一緒に焼いていただく料理です。バーベキューの時に鉄板で焼いて食べるのもよし。

東白川村にも、けいちゃんがあるのですね~。

野菜村の入口。玄関に注連縄が飾られています。
東白川村は、個人のお宅にも、玄関に立派な注連縄が飾られていました。

お腹が満たされたので、また次のツチノコを求めて出発しましょうか。

野菜村の壁に掲示されていたステッカー。

②につづく


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