高山祭2013

40代最後の私から、未来の私へ

noteを始めて1か月が経ちました。

noteの住民になり最近感じることは、ここ(note)を利用している人は若い人が多いんだなぁ~ということです。

20代、30代、そして40代。そんな感じでしょうか?

私のようなアラフィフは少数派かもしれません(汗)。

私自身、今も若々しくフレッシュな気持ちでいることを心がけていますが、でも、やっぱり年を重ねていくと、いろんなことを考えます。

最近は特に、「自分の老後」について身近に感じられるようになりました。

きっと、若い皆さんには想像できないことでしょう。現に私だって、20代・30代・40代の前半までは、自分が年老いたときのことなんて全く想像すらできませんでした。老いた自分なんて、なんだか異次元の世界&遠い未来の夢物語…みたいな感じで、ボンヤリと漠然とイメージする程度でした。

それが50歳を目前に控えると、なんとなく未来の「老いた自分の姿」がちらつき始め、現実味を帯びてきます。「自分の老後」が身近なこととして感じられるようになるのです。

特に、ここ最近、老眼が本格的に進みだしたので(汗)、余計にそう思うのかもしれません。また、子供が社会人になって扶養から外れたことも、一つ「自分が年を取ったこと」の自覚に繋がったのかもしれません。

こんな感じで、自分を取り巻く状況の変化から、少しずつ外堀を埋められていくようにして、「自分が老いていくこと」を否が応でも突きつけられていくのでしょう。

今の私は、老いの扉の入り口に立ち、ここから先はどんな世界が広がっているのかな?…と恐々覗いている。…そんな感じです。

さてさて

「老いの自覚」とは何ぞや?…というと、私が思うに、一番は

もう時間がないことを知る

…ということではないでしょうか。

「自分に与えられた自由な時間が限られている」という現実を切に感じるようになる、ということです。

自由にアクティブに動けるのは、たぶん50代・60代くらいまででしょう。

70代になると、健康面でのトラブルが表だって出てくる人が多いようです。あと経済的な面でも年金暮らしが本格化し、経済活動での制約が増えてきます。

次に80代になると、体力的にも経済的にも、もう自由に旅行をすることも新しい活動を始めることも難しくなっていくことが想像できます。

さらに90代になれば、自分の日々の暮らしを普通に営んでいくことで精いっぱいになっていくと思います。自立して暮らせるかどうか?が、大きな課題であり、もう、ここまでに至ると、医療や福祉のお世話になることは必須でしょう。

自分の人生をどう閉じるのか?…それを常に心に留めながら、毎日を生きていく。そういう状況になっていくでしょう。

「自分に与えられた自由な時間は残り少ない」

それを強く実感させられるのが、「老いる」ということなのだと思います。

ところで…。

私は、四柱推命でも、手相でも、占星術でも、何を見ても、

「長生きする相」

…なんだそうです。

どこへ行っても誰に占ってもらっても、必ず「長生きするよ」と言われるので、最初はビックリしました。

…というのも、私は子供のころから「自分は40歳で死ぬ」と思っていたからです。

別に根拠も理由もなく、ただ漠然と「私は40歳に死ぬ。40歳以降の人生は私にはない」と思い込んでいました。

そのため、39歳になったとき、

「私はいつ死ぬんだろう?」とドキドキしました。

無難に39歳の自分を経験し、40歳の誕生日を迎えたとき、

「いよいよ来たな…。これから一年のうちに私は死ぬんだ」

…と思いました。

覚悟を決め、いつ死んでもいいように心の準備をしていました。

ところが、40歳の一年間も何事もなく無難に過ぎていき、とうとう41歳の誕生日を迎えてしまったのです。

「あれ?私は死ななかった。生きてるよー。」

…と、拍子抜けしました。

でも、これで鬼門?の40歳を無事に通過したので、「この後の人生はオマケみたいなものだ。無事に40歳を生きたのだから、あとは長生きして大往生するのかもしれないな~。」…と、そんなことを心の中でひっそりと感じました。

そして、あれから月日が経ち、なんと今年の誕生日を迎えると、私はいよいよ50歳の大台に乗ります。

孔子さまが言われるところの「不惑」の40代を卒業し、「50にして天命を知る」の50代に突入です。

信長は「人生五十年…」と謡いましたが、もうこんな年齢に至ってしまいました。

40歳で死んでしまうと思い込んでいた私には、これこそ、本当にビックリです。

しかも、占い師の皆さんは、「あなたは80代…いやいや90代、もしかしたら100歳くらいまで生きるよ~」とおっしゃいます。

えっ?私はそんなに長いこと生きてしまうのか?…と冷や汗が流れます。

生き恥はさらしたくないので、せめて80代くらいでいいや…と思う今日この頃です。

ちなみに、私が早死にすると感じていたのは、おそらく、私は過去世でだいたい40歳前に死ぬことが多かったから…かもしれません。

そのため、なんとなく今世でも「40歳を越えて生きることはない…」と、そんな思い込みをしていたのかもしれません。

もしかしたら、魂的には、今世は生まれて初めて?の「長寿体験」かもしれません…。

そのせいなのか?今の私の周りは、元気な高齢者がいっぱいです。

高齢者率が高い田舎に暮らしているのもありますが、日々の暮らしの中で、私はたくさんのお年寄りに会っています。

そして、身近に存在する様々なお年寄りの姿を通して、

「私はどんな年寄りになりたいのか?」

「私はどんな老後を過ごしたいのか?」

…を常に考えさせられます。

高齢者の実態をまざまざと見せつけられ、

「年を取るとはどういうことか?」

「年を重ねると、どうなっていくのか?」

「どんな暮らしぶりになっていくのか?」

「心身はどのように変化していくのか?」

「生活上、どのようなことに気をつけなくてはいけなくなるのか?」

「経済状況は?」

・・・云々。

そんなことを、周りのお年寄りの様子から学ばせてもらっています。

ちなみに、私は、占いによると「元気な高齢者」になるようです(笑)。

最後の最後まで現役で活躍して社会との接点を持ち、多くの人に慕われ囲まれて、惜しまれてこの世を去っていくのだそうです。

ホントカナ??

でも、これが本当だとしたら、とても嬉しいです。

目標は、「生き方上手」の日野原重明先生(故人)や、作家の瀬戸内寂聴さん、日本文学者のドナルド・キーン博士です。

この先人の方々のように、年齢に縛られることなく常に好奇心旺盛で、いろんなことに興味関心を持ち、変化を恐れず、やりたいことにチャレンジし、生き生きと自分らしく自分の人生を生き抜いていく…。そんな一生にしていきたいと思います。

そのためにも、次に始まる50代は、健康に気を付けながら、自分の体が長持ちするよう養生しつつ、自分の気持ちに正直になり、自由にやりたいことを謳歌して、生き生きと過ごしていきたいです。

人目なんて気にせず、悔いのないよう精一杯楽しんで、充実した50代にしたい…。そして、これから始まる老後のための土台作りとして、50代に自分の最後の天命を知り、残りの人生でやるべきライフワークを見つけ、その基礎固めをしていきたい…。

40代最後の今、未来の自分のために、そんなことを思っています。

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