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得意なことが地味すぎる

わたしはわりと掃除に爪ようじを使います。
今日は室外機の排水溝から出た水の通り道を
爪ようじで削り続けていました。

いつも同じ場所に水が流れるから
そこだけコンクリートが変色していたのですが
爪ようじで削ってみると、汚れが剥がそうだと気づき
蚊に刺されながら、黙々と削り続けた午後。

爪ようじが届かないところは竹串を用い
少しずつ汚れを剥がし、ある程度溜まったら
ほうきとちり取りで剥がれた汚れを回収。

そんなこんなでコンクリートが
少しばかりキレイになりました。

他に爪ようじを使って掃除するのは
窓のサッシや机の板と板の接合部分など
細かい部分です。

それは掃除しても誰も気づかないような場所ばかり。
普段目がいかないようなところをキレイにしたい習性。
そういうところがあります、わたしには。

夫の得意料理はメイン系。大皿で華やかな感じ。
わたしがわりと作るのは名もなきサイドメニュー系。

物作りに関しても
素早くいい感じにまとまるのがうまい夫。
わたしはディティールが気になって時間がかかる。

まるで、木を見て森を見ず。
そんなわたしではありますが
ある人にこう言われたことがあります。

わたしは人より木を見すぎて
誰も気づかない木の模様まで見つけられる根性があると。

それを思い出すと、
視野が狭いことは良くないと言われがちですが
それはそれでひとつの特性かもしれない。
誰も気づかないところばかり磨き続けるわたしにも
役割はあるのだろうと思います。

音楽も主旋律だけでは奥行きは出ませんし
メイン料理ばかりではバランスが取れませんから。



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