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【Lonely Wikipedia】1870年代

それでは、1970年代の世界の様子について見てみたい。

Wars
* Dungan Revolt (1862–1877), Hui uprising against the Qing Empire which resulted in 20 million deaths and a Qing victory
* Franco-Prussian War (1870–1871), resulted in the collapse of the Second French Empire and in the formation of both the French Third Republic and the German Empire
* Third Anglo-Ashanti War, also known as the "First Ashanti Expedition" (1873–1874), ended with the destruction of the royal palace at Kumasi and the signing of the Treaty of Fomena, which secured British trading rights in the area
* The Third Carlist War (1872–1876), the last of the Carlist Wars in Spain
* Ethiopian–Egyptian War (1874–1876), a resource conflict over access to the Nile River basin between the Ethiopian Empire and the Khedivate of Egypt, resulting in an Ethiopian victory
* Russo-Turkish War (1877–1878), resulted in Serbia, Romania, and Montenegro becoming completely independent from the Ottoman Empire, while Bulgaria became autonomous
* In the United States, post-Civil War Reconstruction continued until its conclusion under President Rutherford B. Hayes in 1877
* Second Anglo-Afghan War (1878–1880), fought between the British Raj and the Emirate of Afghanistan
* Anglo-Zulu War (11 January – 5 July 1879)
* War of the Pacific (1879–1884), fought over resource-rich territory along the Pacific coast between Chile and an alliance of Bolivia and Peru

Colonization, decolonization, and independence
* The British Empire continued to grow, with the 1870s marking the beginning of the New Imperialism.
* Bulgaria and Romania declared independence following a war against the Ottoman Empire.
* The Sioux battled the United States Cavalry and resisted encroachment by white settlers on the Great Plains.
* Passive resistance was used to prevent the confiscation of Māori land at Parihaka in New Zealand.

Political and social events

* The German Empire and Alliance System emerged.
* Racial and economic politics at the height of America's Reconstruction Era were bitter, pessimistic, and sometimes violent.
* The Gilded Age began in 1874, lasting until 1896.
* The First Spanish Republic rises and promptly ends (1873–1874).
* The first Ottoman Constitution is promulgated in 1876, starting the First Constitutional Era (1876–1878).
* Contested US presidential election of 1876

インド帝国のイギリス編入、アロー戦争/北京条約と明治維新によってアジアが世界経済制度の中に完全に組み込まれたことによって、近代化/現代化が一気に加速しだす。見るべきことはたくさんあるのだが、ここでは独立項目を立てられなさそうな問題について軽く触れてゆきたい。

陝西省・甘粛省を中心に発生したドンガン人の蜂起(1862-1873)

回民が太平天国の乱にあわせて蜂起したとのこと。これだけでは全然わからないので、少し遡って

この蜂起の中心となったジャフリーヤ教団。清の時代のイスラム学者馬明心がお布施のアマルによる独占に反対して教えを広げ、その負担に耐えかねていた貧しい層に急速に支持を広げた事で始まった。そのジャフリーヤはどんどん過激化し、1781年には既存の教えであるフフィーヤと対立して蜂起、清政府は馬明心を捕らえ、それに対する信者の狂信的な様子を怖れて殺害。ジャフリーヤの信徒を雲南などへの流罪に処した。よほどの狂信的な様子だったか、清は回民に対する監視を強めたという。これが現在のウイグルでの強い監視につながっていると言えるのか。

それはともかく1855年に今度は流罪となった先の雲南で回民蜂起が起こった。そしてそれが62年の太平天国の乱にあわせた蜂起につながる。ただし、この時期は太平天国の乱のまっただ中であり、同じ一神教的なものが連動したという事だと考えられ、伝統的に被害を誇張的に伝えるのが得意そうなジャフリーヤが特に目立っていると言うことで、全国的な不安定の一部だと考えるべきなのかもしれない。太平天国の乱については、日清戦争の辺りで清について振返ることができればそこで考えたい。


カルリスタ戦争(スペイン語・ガリシア語:Guerras Carlistas、バスク語:Gerra Karlistak、カタルーニャ語:Guerres Carlines)は1833年から1876年まで3次にわたって続いた、スペインの王位継承をめぐる戦争である。だが、王位継承戦争としての形は取りつつも戦争の実態は近代化(自由主義・中央集権)か反近代化(伝統主義・教権主義・地方特権擁護)か、半島戦争後のスペインの新しい時代の体制をめぐる戦争でもあった。結果はいずれも前者のイサベル2世派の勝利に終わった。

スペインの歴史も複雑怪奇なのでなかなか簡単に整理できるものではないが、とにかくスペイン継承戦争でハプスブルグ系からスペイン・ボルボン系に系統が変わり、それによってフランス色が強くなって絶対王政が強まっていた。フランス革命からナポレオンの時代のフェルナンド7世は、ナポレオンの没落後に1812年憲法を否定し、絶対王政に回帰した。それによって南米各地では共和派が力を得て、次々独立を果たしてゆく事になる。そんな中で、4番目の妻として、神聖ローマ皇帝フランツ1世とハプスブルグ家代系最後の君主となったマリア・テレジアのひ孫に当たるマリア・クリスティーナが迎えられた。つまり、ボルボン朝をハプスブルグ系に戻す動きであったと言える。フェルナンド7世とマリア・クリスティーナとの間には娘しか生まれなかったが、ボルボン朝になった時に制定されたサリカ法では男子相続しか認められておらず、そうなるとフェルナンド7世の弟であるモリナ泊カルロスが継承権を持つことになる。フェルナンド7世は1830年に王位継承法を改訂し、女子相続を可能にした。1833年にフェルナンド7世が死去すると、新たな王位継承法に基づいて、長女イザベルが3歳で女王イザベル2世として即位した。これに対してカルリスタが異論を唱えたことでカルリスタ戦争が起きたのだった。
元々ボルボン朝の無理な王位継承によってスペイン継承戦争が起き、それによってスペインが衰退の一途を辿ったこと、サリカ法がそのボルボン朝によって制定されたこと、ボルボン朝のフェルナンド7世が絶対王政への復古を強めていたこと、そしてイザベル2世の下で自由主義的改革が進んだことを考えると、個人的にはマリア・クリスティーナの方を支持したい。ただ、このあたり他にも様々な事情がありそうなので、そんなに簡単ではなさそう。個人的感想はともかくとして、モリナ公カルロスを支持する勢力がカルリスタとして、その後3度に亘って反乱を起こすことになる。
その3度目のものが1871年のイザベラ2世の退位に従って起きたものだった。イザベラ2世はフランスと関係の深いモデラト党によって思い通りの政策運営ができなかったようで、政治に介入する度に国民の支持を失ったと言ったことが書いてあるが、それを検証するにはちょっと力不足でよくわからない。とにかく、イザベラのフランス亡命と王権の放棄によって、選挙が行われ、イタリアのヴィットリオ・エマヌエーレ2世の二男であるアマデオ1世が後を継いだ。ここは、イタリアともつながってくる話なので、また後から考えたい。余りまとまらないが、そんな話がスペインの第三次カルリスタ戦争として76年まで続いたのだった。


太平洋戦争(たいへいようせんそう、スペイン語: Guerra del Pacífico)は、1879年から1884年にかけて、ボリビア共和国およびペルー共和国とチリ共和国の間で行われた戦争である。1941年に勃発した同名の戦争と区別するため、硝石戦争(スペイン語: Guerra del salitre)とも呼ばれる。

上のカルリスタ戦争とも関わるのだろうが、本国の王権の揺らぎというのはそのまま植民地での不安定化につながる。このあたりは感覚に過ぎないが、イザベル2世の統治下では、本国では政治的混乱が続いていたものの、植民地側ではそれなりに安定していたのではないだろうか。南米諸国は1810-20年代に独立したとされるが、それはボルボン朝からの独立という意味であり、ハプスブルグ系に多少戻ったイザベル2世の下では、そういう意味でのスペインからの独立志向はなくなって、相対的安定性が確保されていたのでは、と感じる。ナポレオン3世がメキシコにハプスブルグ系で帝政を敷こうとしたのは、そのような南米の安定にくさびを打ち込むような目的であったと考えられ、結局その目論見にはまってしまって、イザベル2世はそのフランスに逃れざるを得なくなり、そしてメキシコ帝国もあっという間にフランスに見捨てられた、と言うことになるのではないだろうか。
とりあえずはこんな仮説を持ちながら、70年代を見てゆきたい。

以下、70年代に起きたことの抜粋メモ
明治維新に関わり、日本では目まぐるしい動きがあった。世界でもかなり色々動いていて、この時期は世界との連動性という点では直接的にはあまりつながりはない。しかし、この時期、日本だけが混乱していた、と勝手に感じて、それが大きなコンプレックスとなっていったのではないかと感じられる。実際には、南北戦争直後のアメリカをはじめとして、世界中どこも落ち着いていたところなどはなかったのだ。

などより。

1870年
* 1月21日(明治2年12月20日) - 江藤新平暗殺未遂
* 2月3日(明治3年1月3日)大教宣布の詔 米国で憲法修正第15条批准
* 3月14日(明治3年2月13日) - 樺太開拓使設立
* 6月11日(明治3年5月13日) - 庚午事変。
* 7月19日 - 普仏戦争勃発。
* 8月24日(明治3年7月28日) - 日本は普仏戦争に対して局外中立を宣言(常備艦隊)
* 9月4日 - フランス第三共和政成立。
* 9月20日 - イタリア軍のローマ占領。教皇領滅亡

1871年
* 文化闘争始まる。
* 1月5日 - 普仏戦争: パリ砲撃開始
* 1月18日 - 普仏戦争: ヴェルサイユ宮殿でヴィルヘルム1世がドイツ皇帝に即位(ドイツ帝国成立)
* 1月28日(明治3年12月8日)普仏戦争: パリ陥落、休戦協定
* 2月26日(明治4年1月8日)普仏戦争: ベルサイユ条約により終戦。フランスがドイツにアルザス=ロレーヌを割譲
* 2月27日(明治4年1月9日) - 広沢真臣参議が暗殺される
* 3月28日 - パリ・コミューンの成立宣言
* 4月16日 - ドイツ帝国でユダヤ人が公民権を得る
* 5月10日 - 普仏戦争: フランクフルト講和条約締結、普仏戦争終結、ビスマルク体制。
* 5月21日 - フランス政府軍、パリ市内に入りコミューンを弾圧(「血の1週間」)
* 5月28日 - パリ・コミューンが崩壊
* 6月10日 - 朝鮮で辛未洋擾
* 6月27日(明治4年5月10日) - 新貨条例制定(円・銭・厘の採用)
* 7月20日 - ブリティッシュコロンビアが自治領カナダに加盟
* 8月24日(明治4年7月9日) - 司法省設置
* 8月29日(明治4年7月14日) - 廃藩置県断行
* 9月2日(明治4年7月18日) - 湯島聖堂内に文部省設置
* 9月11日(明治4年7月27日) - 民部省廃止(大蔵省に吸収)
* 9月12日(明治4年7月28日) - 兵部省海軍部に水路局を設置。(水路記念日)
* 9月13日(明治4年7月29日)日清修好条規締結
* 9月23日(明治4年8月9日) - 散髪脱刀令布告
* 10月2日(明治4年8月18日) - 東京鎮台設置
* 10月12日(明治4年8月28日) - 穢多非人の称廃止
* 12月8日(明治4年11月8日) - 台湾に漂着した琉球島民54人が現地人に殺害される宮古島島民遭難事件が起こる。
* 12月23日(明治4年11月12日) - 岩倉具視ら107名が欧米に派遣される(岩倉使節団)

1872年
* 1月15日(明治4年12月6日) - 岩倉使節団: 米国サンフランシスコ着
* 3月8日(明治5年1月29日) - 初の全国戸籍調査実施(総人口3311万825人)
* 3月10日(明治5年2月2日) - 横浜公会(後の日本基督公会)設立(日本最初のプロテスタント教会)
* 3月14日(明治5年2月6日) - 浜田地震(M7.1、死者約550名)
* 3月23日(明治5年2月15日) - 田畑永代売買禁止令(土地永代売買の禁)廃止
* 4月5日(明治5年2月28日) - 陸軍省・海軍省設置(兵部省廃止)
* 4月16日(明治5年3月9日) - 近衛條令制定(御親兵改組)
* 4月17日(明治5年3月10日) 文部省博覧会開幕(東京初の博覧会)
* 4月19日(明治5年3月12日) - 鎮台條令制定
* 4月21日(明治5年3月14日) - 教部省設置(神祇省廃止)
* 5月6日(明治5年3月29日) - 東京城を皇居と治定: これより京都行きは還幸ではなく行幸となる
* 5月8日(明治5年4月2日)イエズス会がドイツ帝国で違法となる
* 8月6日(明治5年7月3日) - 岩倉使節団: 米国ボストン発
* 8月16日(明治5年7月13日) - 岩倉使節団: 英国リバプール着
* 8月30日(明治5年7月27日) - マリア・ルス号事件の判決下り、清国人奴隷の解放を命ず。
* 8月 壬申戸籍簿作成
* 9月5日(明治5年8月3日) - 学制発布
* 9月20日(明治5年8月18日) - 横浜で第1回宣教師会議開催(新約聖書の共同翻訳を計画)
* 11月2日(明治5年10月2日) - 芸娼妓解放令(人身売買禁止)
* 11月4日(明治5年10月4日) - 富岡製糸場操業開始
* 11月5日 - 米国大統領選挙でグラントが勝利
* 12月5日(明治5年11月5日) - 岩倉使節団: ヴィクトリア女王に謁見
* 12月9日(明治5年11月9日) - 改暦ノ詔書並太陽暦頒布(グレゴリオ暦導入を布告)
* 12月15日(明治5年11月15日)
 * 国立銀行条例制定
 * 神武天皇即位紀元制定(1873年元旦実施)
* 12月16日(明治5年11月16日) - 岩倉使節団: 英国ロンドン発
* 12月28日(明治5年11月28日)徴兵の詔(徴兵令)

1873年
* 1月1日 - 日本の改暦ノ布告、太陽暦導入(明治5年12月3日が1873年1月1日、明治6年1月1日とする。)
* 1月9日 - 仙台・東京・名古屋・大阪・広島・熊本の6管区鎮台制となる(1888年に師団制に改称)。
* 1月10日 - 徴兵令施行。以後、現役兵の入営日となる
* 2月7日 - 復讐厳禁(仇討禁止令)布告
* 2月11日 - スペイン第一共和政成立(アマデオ1世退位)
* 2月12日 - 米国で金銀複本位制廃止
* 2月24日 - キリスト教禁止の高札(五榜の掲示)が撤廃(江戸初期の禁止以来,初めてキリスト教公認)
* 2月27日 - 外務大臣副島種臣、特命全権公使として清国北京訪問。7月26日帰国。
* 3月14日 - 外国人との婚姻に関する規則公布(太政官布告第103号内外人民婚姻条規)。
* 3月23日 - プエルトリコで奴隷制廃止
* 4月30日 - 日清修好条規発効
* 5月1日 - ウィーン万国博覧会開幕 ( - 10月31日),日本が初めて公式参加
* 5月7日 - 米国海兵隊がパナマに侵攻
* 5月12日 - スウェーデン王オスカル2世戴冠式
* 6月16日 - 福岡県で明治新政府に抗議する筑前竹槍一揆勃発
* 7月20日 - 第一国立銀行設立
* 7月28日 - 地租改正法公布
* 9月13日 - 岩倉使節団帰朝
* 9月18日 - 米国で恐慌(1873年恐慌)
* 9月20日 - 恐慌によりニューヨーク証券取引所が10日間閉鎖
* 10月22日 - ドイツ・オーストリア・ロシアが三帝同盟を結成。
* 10月25日 - 明治六年政変(征韓論政変)
* 11月10日 - 内務省設置

1874年
* 1月14日 - 右大臣岩倉具視暗殺未遂(喰違の変)
* 1月15日 - 東京警視庁設置
* 1月17日 - 民選議院設立建白書提出(板垣退助・後藤象二郎ら)
* 2月1日 - 佐賀の乱(江藤新平ら)
* 2月3日 - 米国聖公会 のウィリアムズ主教によって私塾・立教学校が開かれる(後の立教大学)
* 2月17日 - 英国で第1次グラッドストン内閣(自由党)が総辞職
* 2月21日 - 英国で第2次ディズレーリ内閣(保守党)成立
* 2月24日 - ハワイ王国でカラカウア王が即位
* 4月10日 - 立志社設立(板垣退助ら)
* 4月13日 - 江藤新平斬首刑
* 5月22日 - 台湾出兵(征台の役)
* 5月29日 - スイスで憲法(現行)が発効
* 6月23日 - 北海道屯田兵制度創設
* 10月10日 -フィジーが英国の植民地となる
* 10月13日 - 会計年度改正(来る12月より7月 - 6月制に移行)
* 10月30日 - 屯田兵例則制定
* 11月20日 - 小野組閉店
* 12月1日 - 清国で光緒帝(徳宗)即位( - 1908年)(摂政は東太后( - 1881年)と西太后( - 1889年)
* 12月19日 - 島田組閉店

1875年
* 1月12日 - 清で光緒帝が即位
* 1月30日 - 米国がハワイ王国と通商互恵条約を締結
* 2月11日 - 大阪会議
* 2月24日 - フランスで第三共和国憲法が一部成立(7月25日までに全部が成立)
* 4月14日 - 立憲政体の詔書(漸次立憲政体樹立の詔勅)を下し、元老院・大審院・地方官会議を設置
* 5月7日 - 樺太・千島交換条約
* 5月27日 - ドイツ帝国でドイツ社会主義労働者党結成(全ドイツ労働者党とドイツ社会民主労働者党が合併)
* 6月28日 - 太政官が新聞紙条例・讒謗律を布告
* 7月3日 - 法制局設置
* 7月5日 - 元老院開院
* 9月20日 - 江華島事件
* 11月4日 - トンガで憲法採択
* 11月24日 - 英国がディズレーリ保守党政権によりスエズ運河株式会社を買収(44%)

1876年
* 2月20日 - 大阪日報(後の大阪毎日新聞)創刊
* 2月27日 - 日朝修好条規調印
* 3月28日 - 廃刀令発布
* 5月1日 - 英ヴィクトリア女王がインド女帝の称号を得る
* 6月2日 - 明治天皇が北海道・東北地方巡幸に出発( - 7月20日)
* 6月6日 - ベルツ医師来日(1905年6月まで29年間)
* 6月30日 - セルビア公国がオスマン帝国に宣戦布告
* 7月1日 - 三井銀行(日本初の私立銀行)、旧三井物産開業
* 7月3日 - モンテネグロ公国がオスマン帝国に宣戦布告
* 8月1日 国立銀行条例改正 (不換紙幣の発行を認可)
* 8月5日 - 金禄公債証書発行条例公布(秩禄処分)
* 9月12日 - レオポルド2世がブリュッセル地理会議(Brussels Geographic Conference)を開催しコンゴの植民地化を企図
* 10月24日 - 神風連の乱
* 10月27日 - 秋月の乱
* 10月28日 - 萩の乱
* 10月31日 - サイクロン(Great Backerganj Cyclone)がベンガル地方を襲う (二十万名死亡)
* 11月1日 - 北海運河開通式 (ヴィレム3世)
* 11月7日 - 米国大統領選挙実施(紛糾・議論の末にラザフォード・ヘイズが勝利)
* 11月29日 - ポルフィリオ・ディアスがメキシコ大統領に就任
* 12月2日 - 中外物価新報(後の中外商業新報、日本経済新聞)
* 12月19日 - 三重県で地租改正反対一揆(伊勢暴動)
* 12月23日 - オスマン帝国憲法発布

1877年
* 1月1日 - 英ヴィクトリア女王がインド女帝に即位
* 1月29日 - 米国議会が大統領選問題解決のため選挙委員会を設置
* 1月30日 - オランダ沿岸部が暴風雨により洪水
* 2月15日 - 西南戦争( - 9月24日)
* 2月27日 - 米選挙委員会がラザフォード・ヘイズの大統領選勝利を決定
* 3月4日
 * 西南戦争: 田原坂の戦い( - 3月20日)
 * ラザフォード・ヘイズが米大統領に就任
* 4月12日 英国がトランスヴァールを併合
* 4月24日 - 露土戦争: ロシア帝国がオスマン帝国に宣戦布告
* 5月21日 - 露土戦争において自治公国ルーマニア公国がオスマン帝国からの完全独立を宣言(承認1878年)
* 6月19日 - エドワード・S・モースが大森貝塚を発見
* 6月26日 - エクアドルでコトパクシ山が噴火(死者千名)
* 7月19日 - 露土戦争: プレヴェン包囲戦(Siege of Pleven)始まる( - 12月10日)
* 9月24日 - 西南戦争城山の戦いが起こった。
* 日本各地でコレラが流行し始める(1879年まで)
* 12月28日 - 一円紙幣発行(不換紙幣) 

1878年
* 1月9日 - ウンベルト1世がイタリア王国の国王となる
* 2月20日 レオ13世が第256代ローマ教皇に選出
* 3月3日 - 露土戦争がサン・ステファノ条約締結により講和(ベルリン条約により変更)。
* ルーマニア公国、セルビア公国、モンテネグロ公国の完全な独立が承認される。
* ブルガリアの自治国としての独立(ブルガリア公国)が承認される。
* 5月14日 - 紀尾井坂の変(大久保利通暗殺)
* 5月15日 - 東京株式取引所設立(開業6月1日)
* 6月13日 - ベルリン会議開幕
* 6月17日 - 大阪株式取引所設立(開業7月19日)
* 7月13日 - ベルリン条約締結(サン・ステファノ条約修正)
* 7月22日 - 地方三新法公布(府県会規則・郡区町村編制法・地方税規則)
* 8月23日 - 竹橋騒動
* 8月26日 - 金沢第十二国立銀行(後の北陸銀行)開業
* 9月30日 - 最初のポルトガル人移民がフンシャルからハワイ王国へ到着
* 10月15日 竹橋騒動の首班53名銃殺刑
* 10月19日 - プロイセン王国で社会主義者鎮圧法制定
* 11月17日 - ウンベルト1世暗殺未遂
* 11月21日 - 第二次アフガン戦争始る

1879年
* 1月11日 - ズールー戦争( - 7月4日):英国がズールー王国に侵攻
* 1月22日 - ズールー戦争:イサンドルワナの戦い
* 1月25日 - 大阪で朝日新聞創刊
* 1月30日 - マクマオン仏大統領が辞任
* 2月14日 - ペルー・ボリビアとチリの間で太平洋戦争が勃発。
* 2月 横浜正金銀行設立(開業1880年2月28日)
* 3月27日 - 琉球処分官松田道之が首里城で廃藩置県を言い渡す。
* 4月4日 - 琉球藩廃止・沖縄県設置(琉球処分)
* 4月5日 - 太平洋戦争: チリがペルー・ボリビアに宣戦布告
* 5月21日 - 太平洋戦争: イキケの海戦
* 5月26日 - 第二次アフガン戦争:ガンダマク条約締結
* 7月3日 - グラント前米大統領来日( - 9月3日)
* 7月4日 - ズールー戦争: 英国がズールー王国を保護国化
* 7月14日 - コレラの予防規則(海港虎列刺病伝染予防規則)公布(検疫記念日の由来)。この年コレラ大流行により全国で10万人の死者が出た。
* 8月4日 - 教皇レオ13世が回勅Aeterni Patrisを発布
* 8月17日 - 仏パナマ運河会社設立(フェルディナン・ド・レセップス、1889年パナマ運河疑獄)
* 9月15日 - 昨年10月来日本で猛威を奮うコレラの被害発表(罹患138,953名,死者76,597名)
* 10月7日 - 独墺同盟調印
* 10月8日 - 太平洋戦争:アンガモスの海戦
* 10月12日 - 第二次アフガン戦争:英軍がカーブルを占領
* 10月21日 - エジソンが白熱電球を発明

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