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人気イラストレーター さいとうなおき 「NFTは、だれもが自分の個性のびのび表現できるツール」 #NFTeaTime 🍵 ✏️ @NftPinuts


NFT作家とコレクターが通訳を交えて日英バイリンガルなトークをおこなう生配信番組「#NFTeatime」(毎週土曜日22時 twitter spaceで開催) 
今回は初のゲストをむかえての収録となりました。
記事執筆協力:NFT情報コレクターmiinさん|@nftpinuts いつもありがとう。

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ゲスト:ポケモンカード公認イラストレーターとしても知られる、
イラストレーターのさいとうなおきさん!

土曜の午前中にも関わらず300人以上のリスナーが集まる、注目度の高い配信となりました。

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モデレーター:

草野絵美 @emikusano 
Grey グレイ @GreyRadian - Illustrator @AnifamNFT co-founder
通訳: 
Gumi-chan @KawaiiGirl_EN - KawaiiGirl NFT 運営・通訳

「NFTをやっても大丈夫だよ!」という空気をつくっていけたら

Emi:まずはNFTを知ったきっかけについて教えてください
知り合いから教えてもらいました。最初は「なにそれ?」という感想でしたね。でも、ちゃんと調べていくと、怪しくはあるけどアーティストにとって嬉しい仕組みだなと気づき興味をもちました。

そこから販売まで至ったのは、NFTってこのまま「怪しいもの」みたいにみられていきそうだったからです。
自分でいうのはあれですが。イラストレーターとして名前は知られていたので「NFTをやっても大丈夫だよ!」という空気をつくっていければいいなと考えました。

Emi:さいとうなおき先生のお陰で、日本でも多くのイラストレーターさんが参加しやすくなりましたね。

当時は数千個、数万個を一斉に販売する「コレクタブルNFT」が主流でした。それがいちばん儲かるというのは知っていましたが、僕のイラストレーターとしてのスタイルは、”どーんと一点ものの一枚絵で勝負する!”というやり方を選びました。

Grey:海外の場合、アーティストさんがNFTをはじめると批判がくることが多いです。なおきさんの場合はどうでしたか?

さいとう:多くのファンは様子見をしてくれている雰囲気ですね。僕がはじめた新しいこととして応援してくれている人もたくさんいます。でも少しは否定的な方もいるので「まちまちな反応」という感じですね。

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https://foundation.app/@NaokiSaito

NFTはただの技術、よい仕組みになるかは自分たち次第

Grey:NFTをはじめたことで批判もあったのではないですか?
NFTってやっていいもの?、わるいもの?とよく聞かれるのですが「NFTはただの技術」なんです。よいものになるかどうかは自分たち次第。いまやっていることは、みんなでよいものにしていくための表現でもあるんです。日本はまだコレクターが少ないので、クリエーターさんは海外のコレクターにアプローチしようとしていますよね。でも、言葉の壁もあってみなさん試行錯誤してる。

Emi:日本と海外で買い手の違いはありますか?
foundationのほうが、海外の方が買ってくれている傾向がありますね。
OpenSeaは日本の方が多い。自分でもなんでだろうなぁと思っています。

Grey:1点もののアートNFTはfoundationで買う文化があるからかもしれませんね。もともと日本人の方は、物理的なシールやカードなどを蒐集するのが好きな人が多いイメージがあります。でも今後は、一点ものの作品が流行してくような気がしています。

さいとう:
-foundationとOpenSea両方に出品していますが、こだわりはありますか?foundationの手数料は15%高いですよね。でもfoudationだから買う、という方いますね。
最初は、foundationのほうは「NFTですごい時代がやってきたぞ!」とかメッセージ性を強い作品、OpenSeaはそうではないものにしようとてしました。でも最近はOpenSeaの作品もメッセージ性が強いものになってきてしまいました。だから、いまやfoundatinは縦長、OpenSeaは正方形という違いだけみたいになっています(笑)

コレクター側も持っている作品でアーティスト性を持つのがおもしろい

さいとう:NFTのおもしろいところとして、コレクターもアーティスト性を持つという点がありますね。僕の絵を買ってくれた方が、別のアーティストさんの絵を買ったときに「あ、さいとうさんの絵を買った人がきた!うれしい!」みたいなやりとりをみかけました。これ、とても面白い現象だと思っています。

これはトークングラフという考え方ですね。コレクター側も、その人の持っているwalletの履歴によってアイデンティティがでてきますね。


foundationにはオークションに入札した履歴もページに表示されますよね。落札できなくても、熱いオークションに参加したことの履歴が残るのって記念になりますよね。

有名ではなくても!個性がある絵でも!作品制作で食べていける仕組み

Grey:今後、収益を得るメインの方法としてNFTを使っていこうと思いますか?
さいとう:あくまでも、これまでやってきた活動が主軸になります。
NFTは、それを達成するための過程とするのがいいかなとおもっています。
イラストレーターって、広告を除くと「ゲームのためのイラスト」が多くの収入源になっています。多くの企業案件の場合は「みんなが好きな絵」を描くことが求められるので、個性をだすことが難しい。
一方でNFTは「これを買いたい」という1人にリーチすればいい。自分が描きたいものを描ける。多様性が重視されている中で、個性が認められる仕組みができたことにワクワクしています。

Emi:ミュージシャンの文化としても(単価の安い)ストリーミングが主流になったことで、たくさんの方に聞かれなければ生活できないという状況になっていました。それが、少数の人に刺さるものをつくればいいというのは、夢があります!

気になるさいとうなおきさんの推しは・・・?

-リスナーからの質問①
:僕は17歳ですが、これからNFTをはじめようとおもっています。気をつけたほうがいいことはありますか?
さいとう:悪い大人にだまされないこと!代理で出品しますよ、とか様々な手口がある。本当に信頼できる人を探すのが必要ですね。

-リスナーからの質問②
:いま、なおきさんが気になっているNFTアーティストは?

さいとう:やっぱり、おにぎりまんさんですかね。
おにぎりまんさんの盛り上がりは、NFTだからこその。これまで本業ではなく会社員としてやってきた方が、日本一のOpensSeaでの売上になっている。おにぎりまんさんのサクセスストーリーは、とてもインパクトがあるものでした。

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https://twitter.com/onigiriman1998

Grey:最後にこれから、やりたいことはありますか?

僕はまだ「オリジナル作品の画集」をだしたことがない。オリジナルの絵っていくら描いても、なかなかお金になりずらかった。でも、NFTでやっと収益にすることができました。いまの夢としては、オーナーさんの名前をいれたオリジナル作品の画集をだしたいとおもっています。

-二次流通もあるので、どの時点でのオーナーさんの名前がはいるかが重要ですね(笑)
二次流通で手に入れた人も含めて、できれば全員の名前を入れたいですね!


NFTをとりまく体験記や、記録したい対談などついていろいろレポート発信しています!




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