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私が約20年勤めた会社を辞めた理由

2023年、約20年間勤めていた会社を退職しました。
周りの人にこの話をしたとき、だいたい驚かれます。
特に、仕事でのつながりがあった方や、昔からの知り合い、友人など。
「え!なんで?」
と、多くの方が理由を知りたいようで、よく聞かれます。

でも、まあそうか。

会社の創立から今まで、
商品開発・企画をしていたので、
仕事のつながりの方が知ると、心配されるのではないか。
そんな理由から、私は長年お付き合いのある仕事関係の方には、
退職したことは言わずに、仕事は個人事業主として続けていました。

で、今年の1月に出版をしたのですが、そのタイミングで
献本と同時に「実は退職していた」ことを公表し始めました。

20年勤めた会社を辞めるって、そんなに驚くことかな、
と始めは思いました。
でも、単純に理由は知りたいよね、私でも同じような人にあったら聞くよね、
と思いました。

で、改めて考えてみた私の退職理由。
それは「やり尽くしたから」。

約20年間で、会社からのミッションはほぼクリア。
失敗も多くありましたが、入社してから
「このブランドをこうしてほしい」「この方向性に持っていってほしい」
という任務はやったかな、と。

でも、退職理由について
これだけだ!と思っていたのですが、今もnoteに書いていて、
これ以外もあるな、と思って整理してみました。


全ての理由は一つじゃない

▼好きなことを好きなようにしたくなった
会社の仕事も好きです。
でも仕事に熱中しすぎて、気づいたら大好きなお絵描きや、
漫画制作を後回しにしていた、と。
あと、全身脱毛もしたいし、マッサージにも行きたい。
人生80年として、仕事に熱中できる時間は大体20-30年くらい。
そうなると、私は十分、がんばった!
好きにしたい。
ただ、私が勤務していた会社は副業OK。
仕事と両立すればいいじゃん、と思って、一度やってみました。
でもダメだった…。
これは私のやり方がよくなかったのか、仕事とお絵描きの時間配分がうまく行かず、結局仕事ばかりしていました。
そのため、会社はやっぱり辞めよう、一回リセットしよう、というのも
退職理由の一つです。

▼会社を若くしたかった
「老害」という考えがありかなしか、と言われると「あり」です。
でも、私の場合「自分が老害」というより、
魅力的でユニークなブランドを運営している会社なので、
ずっと若くいてほしい!フレッシュで斬新な感性を多くしてほしい!
という想いが強くありました。
若いだけが全てではないのですが、定期的に新しい風を入れて換気したほうが
頭がスッキリするだろう。
ぼやけていた脳もはっきりしてくるだろう、という想いもありました。
これも理由も一つです。

そして、最後にもう一つ。
これは本当に
「お前が謙虚じゃないからだ!」「もともと社会に向いてないじゃん!」
と思われるかもしれません。
でも正直なところ、本音です…。
退職理由の決め手にもなりました。

▼人の下では働けない
「何さまだ!」と思われるかもしれません。
もちろん、私は社長でもないし、マネジメント兼プレイヤーでした。
(管理職&現場もなんでもやる人)
約20年も勤めて、産休や育休もいただき、
復活、在宅ワークもやらせていただきました。
今でも、個人契約でお仕事いただいています。本当にありがたい。
感謝しかないです。
ただやっぱり、会社という組織の中では難しい、と判断しました。
誰がどうこう、ということよりも、
自分よりも経験も成果もない人が上司・上長、という「仕組み」
がダメだ、と感じたからです。
受け入れる方も多いとは思いますし、役職なんて自分のがんばり次第、
と思う方や、気にならない方もいらっしゃるとは思います。
でも、私はその図式に収まるのが無理だった…。
こんな考えの社員は、会社からしても面倒くさい。
お互いがギスギスせずに過ごすためにも「退職」を決めました。

以上が私が会社を辞めた理由、です。
今回、文字にしてみて、自分でも改めて納得しました。
また、今回はちょっとネガティブとも取れる「退職理由」がテーマでしたが、
これは自分の中の想いを整理するためにも、ここに置かせていただきました。

仕事や会社に向き合えたことも、約20年間も続けられたことも、
この会社だったから、当時、切磋琢磨して一緒に頑張ってきた仲間がいたからだ、
と思います。

感謝しています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。





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