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オリジナルであるために心がけている10のこと

1、手足を動かすこと

とにかく現場の感覚を知る。足を動かし、一緒に作業し、世界の内部で共有されている不文律を体験してみる。これをサボったばかりに、うまくいかなかったことの方が多い。

2、「誰か1人」の話を聞くこと

すべての人がユニークで個別的な物語を生きている。その中で感じている幸せのあり方、工夫、課題と解決法を学び取る。その人のためになることを全力で考える。

3、情報を入れすぎないこと

事前の準備として、似た業界の取り組み、すでに展開されているサービス、流行、業界の「あたりまえ」を勉強しすぎないようにする。いったんまっさらな状態から、自分の頭で考える。

4、ロジックを持つこと

いったん自分の頭で考えたら、同じようなことを考えている人がいるかどうか、業界の「あたりまえ」と比べると新しいか、古いか、を判断するべく、調べ物をする。その中で、自分の取り組みのストーリーを組み立てる。

5、まったく違う領域の趣味を持つ

取り組んでいる仕事や活動とは、まったく違う領域にアンテナを張るようにする。アートのことに取り組んでいる今、私が興味のあることは、日本の近世と現代の歴史、精神分析、じゃがいも。

6、組み合わせる

違う領域の「あたりまえ」を組み合わせる。意外と新しい発見や、クリエイティブな解決法が見出せる。

7、謙虚であれ

見えていることだけが世界のすべてではない。組み立てているロジックなるものは、実はすでに誰かが知っていることかもしれない。無知の知。先駆者へのリスペクト。

8、偶然性を楽しめ

たいていのことは、計画通りにうまくいかない。偶然の出会い、ひらめき、無謀さが、時として予想だにしないオリジナリティを生み出す。もともとの計画にないからといって、一歩踏み出すのをためらうのはいけない。

9、自分のことばで伝える

自分が何を感じたか、何を考えたかを、誰かからの借り物でない自分のことばで伝える。そのために語彙力をみがく。

10、密度を高める

尊敬する研究者は、竹村和子さん。論文を書くときは氷砂糖だけをエネルギーにストイックに執筆に取り組んだという竹村さんは、その精緻な文章で後世への遺産を残している。そういう密度の高い仕事をする。

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