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上司から評価されるための自己PR【特別なスキル不要】

仕事って大変ですよね。
しかし、あなたの努力は上司や会社に正しく伝わっているでしょうか?

適切な評価を受けるためには、自己PRが重要です。
しかし、日本の文化では謙遜や控えめな姿勢が尊重されることも多く、自己PRに抵抗を感じるという方が多いです。

そこで今回は、上司から評価されるための自己PR方法をご紹介します。

この記事を読むことで、特別なスキルがなくても上司から評価される【自己PR】ができるようになります!
ぜひ参考にしてみてください。


事務職こそ「自己PR上手」を目指すべき理由

私は事務職こそ「自己PR上手」を目指すべきだと思います。
理由は以下の通りです。

① 仕事上の数値目標が明確でないから
② サポート業務が主で成果が見えにくいから
③ 立場上、守秘義務や謙虚さを求められ、自己PRの機会が限られるから

上記の特性をもつ事務職は、積極的に自己PRに取り組むことが重要です。

苦手意識を克服するためのマインドセット

控えめで遠慮がちな性格の人にとって、自己PRは抵抗を感じるものかもしれません。
しかし、以下のような考え方をもつことで、アピールすることに対する抵抗感を軽減できます。

<考え方① アピール=正確な報告と考える>

アピールは「正確な報告」であり、仕事上必要なことであると考えるようにしましょう。

上司の立場で考えてみてください。
以下の2名のうち、どちらの方が好ましい部下ですか?

  • 毎日何をしているのか分からない部下

  • 自分から「今日はこんな仕事をしてこんな成果をあげた」と報告してくる部下

ほとんどの人が、後者のほうが好ましいと感じたのではないでしょうか。
なぜなら、後者は必要な報告をしているからです。
そのおかげで、上司であるあなたは部下の仕事の状況を正確に把握することができます。

このように、自己PRを「正確な報告」の一環と捉えれば、気後れすることはありません。

<考え方② アピールすることがないほうが問題だと認識する>

そもそも「アピールすることがない」こと自体が問題であると認識することも大切です。

「アピールすることがない」というのは「成果もあげていなければ、成長もしてない」ということと同義だからです。これは、社会人として果たすべき義務を怠っているということになってしまいます。

社会人として「毎日アピールすることがあって当然だ」と考えるようにしましょう。

自己PR方法①数値を使う

もっとも基本的なアピール方法は、数値を使うことです。
数値化しにくい仕事でも、以下の2つの方法で数値を活用できます。
秘書の仕事の例で見てみましょう。

① 件数や個数でアピール

(例)お礼状を○通発送しました。
(例)空き時間で、新たに○個の手土産候補を見つけ、リスト化しました。

② 時間でアピール

(例)お中元のお礼状作成に○時間かかったため、お歳暮では事前にテンプレートを用意し、○時間の時間短縮に成功しました。

具体的な個数や時間を示すことで、成果が明確に伝わりやすくなります。
これを習慣にすれば、相手に「状況や進捗を正確に把握できている人」という印象を与えることもできます。

自己PR方法②目標と結果をセットで使う

目標を宣言し、その後の結果を報告するという方法も効果的です。
例えば「下半期で合計○万円の経費削減を目指します」と宣言し、その目標を達成した際に報告することで、自己PRにつなげることができます。

先に目標を宣言しておくことで「目標達成のために努力や工夫をし、その結果として成功した」というストーリーを演出できるのです。

自己PR方法③原因と解決策をセットで使う

毎日の仕事の中で、誰しも失敗することはあるでしょう。しかし、そのときにただ落ち込むだけでは、成長の機会を逃してしまいます。

失敗や課題に直面したときは、その問題に対する対処方法を通じて、自身の「問題解決能力」をアピールするようにしましょう。

例えば、取引先からのイベント招待状への返答を忘れてしまい、先方から催促を受けた場合を考えてみましょう。謝罪してすぐに返答したとしても、それだけでは単なる「失敗」に終わってしまいます。

もし、忘れた原因が「招待状を自分の机の引き出しにしまってしまったこと」だったと仮定します。この状況に対処するために、どのような効果的な対策が考えられるでしょうか?

対応が必要な郵便物を入れておくための専用ボックスを机上に設置するなど、再発を防ぐための仕組みを検討することができるでしょう。

このように、失敗の原因を明確にし「再発を防ぐために、仕組みをこのように変更しました」という報告を行うのです。
これにより、失敗も「問題解決能力」や「成長」を強調する機会に変えることができます。

自己PR方法④客観的なリアクションを使う

自己PRが重要だとはいえ、主観的な評価だけでは説得力に欠けることがあるかもしれません。そのような場合には、他人からの評価を上手に取り入れることがおすすめです。

秘書の仕事の例で見てみましょう。

(例)いつもと違うお店で手土産を購入したところ、取引先から「女性スタッフに大変好評だった」というメールを受け取りました。

(例)仕事を常に期日の前日までに完了させるように心がけていたところ、他部署から「仕事がいつも迅速で助かる」と言われました。

このように、自身が工夫や努力をしたことに対する他人からの客観的な評価があった場合、それらの事例も含めて報告するのです。

これにより説得力が向上し「自己評価だけに偏った人」という誤解を避けることができます。

自己PR方法⑤後輩育成を使う

後輩の成長を促進し、それを自身の自己PRに結びつけることも可能です。

(例)自信をもてなくなっていた後輩をランチに誘い、自身の新人時代の経験を共有し、彼らを奮起させました。それにより、彼らは前向きな姿勢を取り戻しました。

(例)電話対応に自信をもたない後輩に対してロールプレイングのトレーニングを提供しました。その結果、今月の社内アンケートではその後輩が「電話対応が卓越している」と評価されました。

こうした取り組みも、育成担当者としての価値を高めることにつながります。自信をもって自己PRにつなげましょう。

まとめ

特別なスキルや経験がなくても、自己PRは可能です。
上記の方法を取り入れ、仕事の成果や日々の成長を適切にアピールしましょう!


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