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降伏

降伏


突然思い出したように
その名を露にする君は
あのときの音楽と
あのときの香りを率いて
わたしを包囲する
きっと君は知らないでしょう
かなた離れた小さな部屋の片隅で
わたしが君に降伏していること
君がわたしの王となっていることを

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