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理想の世界は自分で作れる〜他人軸から自分軸へ〜【自信偈】

どんな生き方が理想ですか?


「誰かや何かを信じる」ことで、そのために働きたい、役に立ちたい、支えたい、拡げたいという思考から始まっているなら、まだ自分の魂の望みとは繋がっていないかもしれません。


「自分を信じる」ことで、自分にとってのやりがいを、生きがいを、正しい想いを、幸福な生き方をただ叶える、という視点で選択し続けると、それが結果的に誰かや何かのためになるのです。


自信偈(じしんげ)】

自信 教 人信 (じしんきょうにんしん
難 中 転 更難 (なんちゅうてんきょうなん)
大悲 伝 普化 (だいひでんぶうけ)
真 成報 仏恩 (しんじょうほうぶっとん)

自分が信じることを、人が信じるように教えることは、難しい中に転じてさらに難しいことです。しかし大きな慈悲「大悲」の心をあまねく伝えて、本当に仏の恩に報いることができます。

中国唐代の僧侶、善導大師の言葉です。
「まず自分」を信じて伝えていくことが、仏の慈悲心を拡げることに繋がっていくと解釈します。


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私たちは、両親や周りの大人たちがしてくれたように、はじめは「他人のため」に何かをすることが原動力となります。例えば、何かの役に立って喜ばれたい、誰かを幸福にして認められたい、相手の望み通り在ることで守られたい、その在り方のために自分が成長したいと感じて、様々な経験や智慧を積んでいきます。

他人を社会を世界を満たせる自分でありたいという欲求からその術を身につける。それは私たちが等しく持ち合わせた、尊く素晴らしい慈愛の心です。その在り方を他者に認めてもらうことで、心は喜びや満足を得ることができます。


そして大切なのはここからです。


その誰かや何かを通して満たすというフェーズを充分体験したあと、今度は自分というフィルターを通して自他を満たす。


自分にとって、良いと思う人や物や環境や状況のことは、自信を持ってアピールやプレゼンできますよね。それと同じように、自分の良さを世界に魅せるのです(というか、アピールせずとも勝手に溢れ出る感じ)。

内側にある本当の素晴らしさを知っている自分にしか出来ないことです。
臆せず、隠さず、恥ずかしがらず、卑下せず、遠慮せず。


そのためにはもちろん自信が必要。

自信を持つには自愛が必要。

自愛を持つには理解が必要。

理解をするには信頼が必要。


ということでね、私たちが「自分」のために生きることで「誰かや何か」のためになるにはまず


自分を信頼すること


が一歩目なのです。


自分の能力を疑わず、自分の力を信頼して、自分の全てを認めて、弱さも強さも愛して、ただ内側を満たし続ける。

そしたら、あら不思議ー。自分が信頼した分だけ、周りのことを信頼できるようになる。周りも自分を信頼してくれるようになる。
与えたものが返ってくるという、量子力学や心理学でいうミラーニューロンなどで科学的にも立証されていることです。


じゃあどうやって自己信頼するの?
と思いますよね。


覚悟する。


それだけです。自他共に様々なネガティブ表現や理解できない言動や疑わしい事が起こったとしても「根本は慈愛である」という事を疑わない。信じる。

少しずつ少しずつです。今までの癖や固定概念やルールによって、心と言動が一致していなかったことに気づいていく。そのことに感情が揺さぶられていたことにただ気づいていく。今まではそれが必要だった、そしてこれからはもう必要ない、と丁寧に手放していく。


そのうち、まずは自分から、信頼できる嘘のない言動に変化していきます。


信頼→理解→自愛→自信

これをひたすらひたすら繰り返す。


そしたら自然と、自分の理想とする世界への道が拓けています。だって自分も周りも全て信頼で繋がるから、「恐れ」からではなく「愛」で全ての選択ができるようになっている。
世界もあなたも元々素晴らしいのです。思い出すだけです。



ゆっくりと焦らずに、自信を育んでいきましょうネ。

世界は今日も愛に満ちてます。

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