短大を卒業する時、友人と海外旅行をすると誓った。
３年間毎月積み立てたお金で行ったのがスペインだった。
初めての海外旅行だったので、ちょっと奮発したツアーだった。
バルセロナから始まってアンダルシア、マドリードと思い出深い旅となった。
サクラダファミリア、アルハンブラ宮殿、メスキータ、ミハス・・・
まだ２０代前半の私たちだったから見るもの全てが新鮮でドキドキした。
すっかり、海外旅行にハマった二人だった。
その友人が４年前突然ガンで逝ってしまった。逝くには早すぎる年だ。
翌年、ヨーロッパは初めての旅の兄とスペインに再び行くことになった。
初めての海外旅行をした時とほぼ同じコースを旅した。
そういえば、あの友人とここにきたな〜
そうそうここも来たと思い出しながら旅した。
変わったところと変わらないところがあった。
特にかわったのがサクラダファミリア。
友人と行った時は、まだまだ途中で、寄付で建設しているから完成まで200年かかると言われていた。
兄と行った時は、ずいぶん建設が進んでいて、内部のステンドグラスが素晴らしく美しく完成されていた。
友人と行った時は、全然なかったのに・・・
見せてあげたかった。あの美しい光の中のサクラダファミリア。
今は、入場料金と寄付で完成が近づいているらしい。
しかし、コロナで予定が遅れてると聞いているが・・・
旅はいい。現実を忘れさせてくれる。
日常の瑣末なことが吹き飛んでいく。
また、ヨーロッパに行きたいな〜
まだまだ行きたいところがたくさんある！
その友人とは、３回ほど海外旅行をした。
その話は、また今度。