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再開のきっかけはあのドラマの中に

今はなぜだかテレビをほとんどつけず過ごすようになりましたが、生きてきた大半はつけっぱなし。

たぶん何かしら音がしていないと、しかもある程度ガヤガヤしていないと、頭のなかがうるさすぎてしんどかったのだと思います。


真夜中の『孤独のグルメ』

そうあれは、昼夜逆転も甚だしい生活がわたしのスタンダードなのだと納得したころ。

真夜中にネットフリックスで『孤独のグルメ』を再生し、ラジオのように音だけ聞き流していた時でした。

『孤独のグルメ』って食べる前に前フリのパートがあって、五郎さんがどこぞの取引先に出向くのよね。

このパートは果たしているんだろうか?いや、これがあるから五郎さんが各地に行けるんだな、なんて思っていたら

その回で五郎さんが尋ねたのは仕事をリタイヤした先輩または知り合いの陶芸の展示会場か工房で(なにせ聞いていただけだからうろ覚え)、五郎さんがどうしてこの生活を選んだのかと問う声に、先輩(仮)は答えた。

「これからは自分の作品を好きだと言ってくれる人に囲まれて生きたいなと思ってさ」

この言葉に、ハッとした。
雷に打たれる感じで。

そんな生き方ができたら幸せだろうな。
わたしもしてみたい。

あの夜からもう2~3年は経過しているけれど、その思いはずっとわたしの中にあり、先輩の陶芸は、わたしにとっては言葉で。

やっとこさ動き始めたその最初の一歩が、noteの再開でした。


囲まれるとまではいかなくても、いつか出逢えたらいいなと思っています。
わたしの言葉が好きだと思ってくださる方に。


前フリパートに意味はありました。
なんなら人生の意味が見つかりました。






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