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旅に出て創造性を育む

「創造性は人生における累積の移動距離に相関する

いろいろなところで聞きますね。自分も昔何かのテレビ番組で見て、なるほど〜と思って記憶ががあります。そのとき思ったのは、移動することでいろいろな情報に触れられるので創造性が育まれる、と理解していました。このふわっとした理解をもう少し解像度高く説明してくれていてのが山口周さん。

この記事で山口さんは、創造性を育むには、一次情報に触れることが重要と言っています。本を読んだりして得られた二次情報を、実際に旅に出て現地におもむくことで一次情報と繋ぎ合わせて、さらに思考を深める。これが創造性の肥やしになる、と。

今リモートワークで移動距離ゼロで仕事が完結してしまうケースが多いと思いますが、こうして創造性が移動距離と相関するという事実を突きつけられると、生産性が高いからとか対面でのディスカッションの方が仕事が進むから、とかそんな理由じゃなく、短期的な成果ではなく、適度にリモートワークをしながらも、あえて移動して仕事するほうが、中長期的なにみれば創造性の向上、しいては仕事の質を高めることにつながるのかなと思います。

そんなこんなで、今お正月休みで奥さんの実家に帰省しているわけですが、ここでも移動距離を稼いでいます。せっかく移動したのだから、一次情報に触れ、創造性の肥やしにしたいと思います。

ここからは帰省で(移動距離を稼いで)得られた知識を。愛媛県宇和島市松野町には、全国でも珍しい駅舎の中にある温泉「ぽっぽ温泉」があります。駅舎の中にあるというので「ぽっぽ」温泉というユニークな名前なのですが、さらにユニークなのが、冷泉を温めるのに使っているのがだ、という点です。

確かに温泉に近づいてみると、薪の燃えるいい香りがしてきます。下の写真、煙突ありますね。そして下には薪が積んであるのが見えます。

薪ボイラーで温泉を温める施設

入ってみると普通の温泉でしたが、薪で沸かしていると知ってはいるのとそうでないのとでは、なんとなくの満足感が違う気がします、笑

世間ではSDGsやら、温暖化やら、環境に配慮しなきゃって話が嫌でも耳に入るのに。薪燃やして二酸化炭素排出して何がSDGsじゃい!、、、と思って調べてみると、どうやら薪は持続可能な自然エネルギーで、カーボンニュートラル(かなり大雑把に説明すると、排出する二酸化炭素の量と吸収する二酸化炭素の量がプラマイゼロのこと)なのだそうです。

ちょっとわかりにくいですね。木というのは、成長の過程で、二酸化炭素を吸収して、酸素を排出します。理科で習いましたね。一方、伐採して木材となった薪を燃やすと二酸化炭素を排出します。この二酸化炭素の量は、成長過程の木が吸収する二酸化炭素の量と概ねイコールなんだそうです。もちろん木材を育てるとか、間伐をするとかメンテナンスは必要ですが、うまく回せばカーボンニュートラルな資源なのだそうで、その薪を、地産地消で回せば環境にやさしいと言って差し支えないのだそうです。

※ちなみに化石燃料は燃やせば燃やすほど二酸化炭素を排出し、かつ再生されないので温暖化につながると言われています

そんな自然に優しい温泉があるんだと知ることができて、薪ストーブいいなぁ、と、思いました。田舎にいたら薪ストーブかうだろうなぁ、、こちらも手間がかかるだろうけど愛着は生まれそうです。

ではまた。


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