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わたしの不妊治療(経済編)

お久しぶりになりました❋
友人の投稿をみて
そういえば前に下書き保存していた記事を
アップするの忘れてたことを思い出したので
更新します。笑


今日はわたしの経験した不妊治療の経済面について
書いていこうとおもいます◎

前回までの記事はこちら
きっかけ編
妊娠までの経緯(前編)
妊娠までの経緯(後編)
身体編

長いなぁ(笑)
気になれば一緒に読んでみてください❋


さて今日も
・タイミング法
・人工授精
・体外受精
と3ステップに分けて書いていきます。

しかしこの経済編はとくに
病院や治療法により大きく変わってくるので
参考程度に見てください◎

最後の方は少し経済面とは違う話ですが
とても大事だと思ってることを書いたので是非❋



タイミング法の経済的負担

さて、はじめに
タイミング法での費用は主に診察料です。
身体編でも書いたように月に2回以上は
受診することになります。

だいたい一回につき2000円くらいでしょうか。

うまく排卵が起きない場合などは
薬を用いて排卵が起きるよう調整したりするので
薬剤料がかかります。
わたしの場合多いのはクロミッドでしたので
一回の処方は500円くらいでしたけどね!

タイミング法は比較的大きな負担もないので
そういう面でもチャレンジしやすいかなと思います◎


人工授精の経済的負担

次に人工授精ですが
これはタイミング法よりも通院回数が少し増えるので
その分、診察料が嵩みます。

そして人工授精にかかる費用は
1回につきだいたい2〜3万円と言われています。

わたしの場合は
人工授精自体が2万円
そして排卵を正確に起こすために打つ
hCGの注射費用は保険がききます

トータルで 25000円/月
くらいでした。

ちなみに旦那が出張などで
人工授精当日にいない場合は前もって
精子凍結をしたりしましたが
凍結、融解でたしか2万円ほど加算されました



体外受精の経済的負担

ここからがまたグッと負担が増してしまいます。

身体編でも書いたように
まず通院日数がすごいことになります。
そのたび診察料がかかります。

そして結構びっくりするのが薬剤料
体外受精では薬でいろんなホルモンを
調整していくためたくさんの薬を処方されます。

採卵周期の刺激法は人それぞれ、
体にあった方法で行います。


私の場合はアンタゴニスト法という
比較的薬多めな方法で行ったため
採卵周期の薬剤料だけで5万円くらい
※OHSS予防など含

薬局で諭吉さん複数人出したことなかったので
びっくりしたのを思い出します。笑


次に採卵費用
基本料10万円
2個目からは2千円/個 加算

採れたら採れた分だけどんどん
高額になるということです。
以下も同じ。


それから受精費用

体外受精は初期培養の場合9万円
+2個目から2500円/個 加算

加えて
顕微受精を行う場合
基本料7万円+2個目から5千円/個 加算

さらに
胚盤胞まで培養する場合
基本料6万円+2個目から2500円/個 加算


ということで
採卵から培養まで私の場合は
だいたい60万円くらい


次にそれを移植する日まで凍結する
凍結費用とそれを移植する時の融解費用

凍結7万円+2個目から5千円/個 加算
融解6万円+2個目から5千円/個 加算



そして最後に移植費用は6万円

私みたい1周期に2個移植する場合は9万円

そして採卵周期同様、
移植周期ではまた違う薬剤や注射が始まります。
ここでも高額の薬たち。笑

移植費用と薬剤料等もろもろ
移植周期ひと月の費用はだいたい12万円
二段階移植の場合は
18万円くらいだったかと思います。


最後の1年の
わたしの医療費は約150万でした。笑

※検査料なども含みます


不妊治療にかけた総額は
恐ろしくて計算してません。笑



読んでもらうと分かるかと思いますが
体外受精は特に、
刺激方法、取れた卵の数、
受精方法、培養日数、凍結融解の数、
薬の種類、移植回数によって
かなり費用に差が出てきます。


そしてこれに加えて
交通費がかかってくるんですよね〜

私は毎日往復1000円かけて行っていたので
採卵周期は交通費だけで2万円/月くらい使ってました笑
もはや定期券にした方がいいレベル。




ただ声を大にして言いたい!笑

体外受精の費用目安
30〜50万とかよく見るけど…
それすっごい稀じゃないか!!笑


病院によっては卵はいっぱい作らないで
一個育ったたら一個採卵するところもあるみたいで
それならそれくらいで済むかもだけど…


これから治療を考えてる方いましたら
かなり予算は多めに考えておいたほうが良いです。笑


100万とか200万とかすぐいきます。
なので体外受精を始める前に
今一度、
自分にとって子どもとは何かとか
この病院で大丈夫かとか
いろいろ立ち止まって考えとくべきだなって
今になっておもいます。



一度立ち止まって考えること


お金を注ぎ込んだら注ぎ込んだだけ
抜け出せなくなるのも
不妊治療の闇だな、、と思うのです。


ここまでやったんだから
ここまでお金使ったんだから
次こそ、次こそって。

誤解を生む言い方かもしれませんが
ギャンブルと似たような思考になって
出口がわからなくなる時もあるんです。


お金は大事です。

そして治療にかかる時間も。


仕事を犠牲にしなければならないし
ある程度プライベートも犠牲になります。

その間に失うものもあります。



ちょっとお金の話からズレますが

通っていた病院では体外受精の前にも
夫婦揃って説明会に参加することが必須でした


そこでは治療内容はもちろん、
そういうブラックなリアルもちゃんと教えてくれたし
特別養子縁組などの他の選択肢もちゃんと
提示してくれました。

そしてもうひとつ。

奇形児や障害児の可能性についても。


高齢出産になればなるほど
確率も増すと言われています。

わたしは30代前半ですが
いざ妊娠に至った後、心配したのが
奇形・障害のことでした。

妊娠初期には任意で出生前検査がありますが
私たちは迷った末、検査は受けませんでした。

理由は
自分たちが願って願って人の手を借りてまでして
授かった子。
もし、異常が見つかったら
どうするつもりなの。。?



事実、なんらかの異常が確定された人の
9割が中絶という選択をしているそうなんです。


そんな決断を私たちはしてはいけないって
思いました。
自分たちの勝手で治療して、授かって、
障害があるからまたやり直し、なんて。

知ったところで何も変わらないのなら
やらなくていい。
もし何らかの障害をもって生まれてきたって
それが私たちの望んだ子どもなんだから
ありのままを愛して育てようって。
それがどれくらい大変なものか、
今の私たちにはわからないけど。それでも。

旦那と泣きながら話し合って
そういう決断をしました。



何が言いたいかというと
そういうリスクを知りながら治療するのと
知らないのとでは大きく違ってくるということ。

経済的な面は先述した通りですが、
それにプラスしてそういう面からも考えて
治療しなければならないんだって
今ならよく分かります。

私たちの決断が正しいのかわからないし、
他の決断をした人が間違ってるとも思いません。


ただそういう決断すべきことが
その先にあるんだってこと。


説明会で教えてくださったにも関わらず
私たちも妊娠することに重点を置きすぎて
そういうことがちゃんと見えてなかったって
反省してます。


今考えるとそうやって
一度立ち止まって考えるチャンスを
病院が与えてくれていたんだなって思います。



経済面の話からだいぶ離れてしまいましたが(笑)
私の中でとても大事な話だったので
書かせてもらいました◎



経済的な面でも不妊治療について
少しイメージが持てたでしょうか


今、話題になっていますが
まだ今のところ不妊治療のほぼ全部、
保険は効きません。
1日も早く、少しでもたくさんの治療が
保険適応になりますように!



次回は精神編!
暗い話になりそうだ…笑

でも書くと決めたからには最後まで書きます
よろしくお願いします◎

(いよいよ自伝になっていくなぁ笑)

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