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わたしの不妊治療(身体編)

今日は身体編ということで
わたしが経験した不妊治療の
身体的な負担などについて
重点を置いて書いていこうかなと思います◎



さて、早速ですが本題です◎
タイミング法
人工受精
体外受精
の3ステップに分けて書いていきます。



タイミング法の身体的負担

これは内診で卵胞の大きさや子宮内膜の厚さから
排卵のタイミングを医師が予測。
排卵直前を狙って夫婦が
タイミングを取るというもの。

この場合、身体的への負担は大きくわけて2つです。


まず、排卵日を特定するための通院。

生理後、排卵予定日が近づくと1回目の受診。
排卵が近ければそれで済むのですが
時にはまだまだ排卵しそうにないことがあります。

その場合、また明日きてね、とか
2日後きてね、とか言われることになります。

これが排卵しそうになるまで
何度も続くこともあります。


ここで何が大変か。
1番最初の診察日は生理が来た時点で予測できますが
また明日きてね、明後日きてね、と言われると
調整しなくてはいけないのが仕事です。

仕事と治療を両立する夫婦は今後この悩みに
苦しめられる人は多いのです。
(これはどちらかというと精神的な負担になるので
また後日書きます)



もうひとつは決められた日に
タイミングを取るということ。


仕事で疲れていても、そんな気分じゃなくても
タイミングを取るというのは予想以上に
しんどいです。

疲れているのに無理にトライしても
最後まで上手くできなかったりなんてこともあり、
頑張り損…なんてこともありました。



人工授精周期の身体的負担

私の場合、タイミング法の時点で
原因が明確ではなかったため
次のステップは人工授精でした。


人工授精は
男性より採精→洗浄→元気な精子を抽出
女性の排卵に合わせて膣内に精子を注入する
というものです。


この時の身体的負担も2つ。
1つめは
ほぼタイミング法と一緒ですが
病院によっては通院数が少し増えたりもします。

2つめは
男性側の負担になりますが
採精をすることです。


家で採精する場合は
病院の指定する時間内に
できるだけ早く病院に持っていかないといけないので
多くの人が朝、採精してから出勤…なんて人も
多いと思います。


実際うちの旦那もそうで
平日のど真ん中に朝イチから
採精をお願いすることもあって
申し訳なく思ってましたし、
そういう日ほど精子の質はあまり良くなかったです。

※仕事の都合などで
人工授精日に採精できない場合などは
採精できる時に提出して凍結しておくことも可能です。が、それなりにお金も加算されます。


採精室がある病院では
病院で採精することもできますが
女性が多いクリニックの中
狭い部屋に通されカップを渡されて
はい、どうぞ採ってくださいって感じ(らしい)です。
なかなかハードル高いと思います…



体外受精周期の身体的負担

体外受精は簡単にいえば
男性からは精子を
女性からは卵子を
一度体外に取り出して受精させる

数日間、培養が成功したものを
膣内に戻す
というもの。

ここまでくると格段にしんどくなります
ちなみに男性における負担は
人工授精の時と同じく採精することにあります。

さて、女性における負担ですが
1つ目は通院。

今までの3〜5倍の通院数になります。
特に卵を成長させて取り出す周期=採卵周期は
ホルモンの刺激方法にもよりますが
だいたい1カ月間に20日前後は通うことになります。

それはなぜか。

それは2つ目の薬物投与に繋がります。
普通ひと月に一個の卵が成長し、排卵されますが
それを薬で無理矢理たくさん作るので
たくさんの薬や注射を用います。

中には自己注射を選べる病院もありますが
できないところは注射を打つためだけに行く日もあります。

そして個人差はありますが
薬による副作用。
ホルモンを強制的にコントロールしてるので
頭痛、吐き気、目眩、情緒不安定など
いろんな副作用と付き合っていかなければならないです。


考えてみてください。
週5で仕事の合間をぬって通院。
しかも不妊治療のクリニックって想像以上に
患者さん多いので
わたしが通っていたクリニックも注射だけの日でも
1時間半はかかり、
内診のある日なんかは3時間以上かかってました。


採卵周期が終わる頃にはヘトヘトです。

けれど
採卵周期の最後にやってくる採卵が
3つ目。


これも病院によりますが
全身麻酔を使用するレベルのいわば手術みたいなもの

私も全身麻酔で行いましたが
麻酔から覚めてからの辛さ。
腹痛、吐き気、目眩。

もうやりたくないなって思いました。。


やっとの思いで採卵周期を終えると
今度は受精、培養してもらった受精卵を
膣内に移植する=移植周期が始まります。

移植周期は採卵周期ほどではないけど
それなりに通院します。
そして着床しやすい膣内環境にするため
ここでもいろんな薬を用いることになります。

そしてやっと移植。
これはあんまり痛くはないけれど
この後の判定日前後まで
今度は精神的な負担が
がっつりのしかかってくることになります。




ここまでがざっくりと
わたしの不妊治療で経験した、
そして多くの不妊治療患者が経験しているであろう
身体的負担のお話でした!


不妊の原因によっては
もっと薬が多かったり、通院が多い人も
いると思います。


あまり長くしたくないので
淡々と書いてしまいましたが
不妊治療のイメージ
少しできてきたでしょうか。

こんな中、
治療のことを打ち明けることもできず
働いている女性たちたくさんいます。


どうか少しでも日本が治療のしやすい社会に
変わっていってくれますように。

そのためにはたくさんの人の
理解が必要です。


そんなわけで
次回は経済編を書いていこうとおもいます!


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