見出し画像

トロント大学に入学してからの話。海外大学は入ってからが大変?

こんにちは!Emmaです。

大学生活に関する記事第一弾は、トロント大学2年目を迎えて思う、トロント大学での生活やその実情についてシェア出来たらと思います。


トロント大学の実情

1. トロント大学ってそもそもどんな大学?

トロント大学は、カナダの東海岸の大都市トロントに位置する大学で、大学ができてから大学の周りに街ができたぐらい歴史のある大学です。3つのキャンパスがあり、ダウンタウンにあるSt. George Campusが最も大きなキャンパスとして知られています。3つのキャンパス合わせてなんと約40もの図書館があります…!

トロント自体が多様性のある街なのもあり、世界中からやってくる優秀な学生に出会えます。トロント大学は北米でもかなり多様性があり規模の大きい大学として知られています。日本人も全体的な学生数を見ると多くはないですが、日本人でも多種多様なバックグラウンドを持った人に出会えるので、本当に色んな人がいて面白いなと思える環境です。

私がいるFaculty of Arts & Scienceは2年目から専攻がスタートするので、1年目はいろんな授業を取りながら、何を学んでいきたいか考えることができます。入学時点で専攻を決めなくて良いのは多くの海外大学の特徴で、大きなメリットです。専攻を選ぶプロセスや授業の仕組みなどについてはまた別の記事で書きたいと思います!

2.海外大学は入ってからが大変?トロント大学は過酷?

日本の大学は入学するのが大変だが入ってしまえば卒業するまでがそこまで大変ではないというのに対し、海外大学は入学するのは大変ではないが、卒業するのが大変だというのを聞いたことがあるかもしれません。自分が見聞きしてきた情報をもとに言うと、その通りなのかなと思います。もちろん専攻にはよると思います!(文系と理系の違いなど)。

海外大学、特にカナダの場合、入学するのに必要なのは学校ごとに指定されているTOEFLやiELTS等の英語力試験の点数と、高校の成績、まれにエッセイが求められるぐらいで、日本のように入念な準備が求められる入学試験のようなものはありません。高校生活での総合的な頑張りが見られるというものになります。入るのが簡単とは言い切れませんが、ハードルはそこまで高くないと言えると思います。

日本の学校生活で勉強には鍛えられてきたため、大学生活の勉強が全くmanageできないほど大変かといわれるとそこまでではないですが、簡潔に言わせてもらうと、大変だし、過酷です(笑)。

そもそも、大学は9月スタートの12月までの秋学期と、1月から4月末までの冬学期の2学期制で、各学期最後の1か月はFinal Examの期間なので実質それぞれの学期で3か月しか授業はありません。(つまり、夏休みは4か月。サマーコースをとることもできますが、オプショナルです)。たった4か月間で1学期が終わってしまうのに、その4か月間に毎週のリーディング、課題、中間試験、そして最終試験と全教科詰め込んでくるので、過酷なのはある程度想像していただけるかと思います。私の場合、文系で実験などがあったりするわけではないので、時間割自体は空きが多いのですが、やることが大量なので、休む暇はありません…。空き時間は図書館で過ごします。

だいたい1学期で授業を5個までみんなとります(最大6までとれますが、1学期5個とれば4年で卒業できる計算になります)。各授業、20-30ページのリーディングが2-3個課され、それが×5、毎週あります。同時に、課題(クイズ、エッセイ)をこなし、まだ学校始まったばっかりじゃないの?と思いきや10月の半ばには中間試験があります。11月頭にリーディングウィークという一週間学校が休みの週がありますが、休みといえど、そのあとの課題にとりかかったり、リーディングにキャッチアップする時間に割かなければいけなかったりと、完全にゆっくりできるわけではありません。(休みを活用して旅行に行く人は多いです!)。そのあとは3-4週間授業があった後、もう最終試験、あっという間に冬休みを迎えます。こんな感じで日々を過ごしていたら、1日24時間あっても全く足りないわけです。じゃあみんなどうやって乗り切っているのか?というわけなのですが。

徐々に過ごしていくにつれ、リーディングは追いついている人のほうが稀だなと気が付きました。最初の頃は全部こなそうとしていましたが、正直リーディングをしなくてもついていける授業(教授がかなり説明してくれる、等)もありますし、全部詳細まで読むこむ必要はあまりなく、main argument がわかることが重要だと思います。時間がないときはskimmingだけしてなんとなく何の話をしているかだけ頭にいれて授業に行くことも多々あります。課題等が落ち着いたときに、キャッチアップすることが多いです。限られた時間の中でいかに必要な情報だけを選んで勉強するか、タイムマネジメント力がすごく求められてると感じます。簡単そうに語ってますが、まだまだ自分には足りない力で、卒業までコツコツ頑張るしかないなと思っています。ただ、トロント大学はほかの大学と比べてもwork loadが大変だといわれているようです、、、(笑)。

3.そんなに過酷なのになぜ海外大学?

ここまで読んだ方は、そんなに大変大変っていうならなんで海外大学選んだの?ってなるかもしれません。結論から言うと、勉強とそれ以外の生活との両立によって充実しすぎていることで相対的に楽しいと思えているからだと思います。完璧に両立できているかと言ったら全くそんなことはありませんし、徐々に徐々にその力をつけていっているというところはあると思います。
1つ大きいのは、専攻の幅が広いことで好きなことが勉強できているから勉強の内容がまずそもそも苦ではない+いろんなバックグラウンドをもっていて、勉強への意識が高い人が多いので、自然と勉強をする意欲が湧く環境にいるということです。日本にいたときは、勉強のことや、例えば政治系のニュースのことを学校外で友達と話したいと思っても、話したいと思う相手が限られていましたが、今は自然と友達と授業でやったことについて、そういえばあれどう思った?と話したりすることが多く、能動的に”学んでいる”と感じることが多いです。授業でやっていることが面白いと感じられるから、リーディングも自然と能動的にできている気がします。

そして2つ目は勉強はめちゃめちゃ頑張るけど、それ以外の時間も全力で楽しむというモットーを持っている人が多い気がしています。海外ではよくwork hard, play hardという言葉がありますが、それを実践しようとしている人が多くて、いろんな時間を大事に使っているという感覚が持てるようになったと思います。私は1年生の時は生活に慣れるのに必死で、どちらかというとひたすら勉強だけをしていたという記憶なのですが、2年目からは生活にも慣れてきたし、ある程度自分がどういうスケジュールでリーディングや課題を進めれば終わらせられるかもわかったので、勉強以外の生活も充実させようと意識して頑張っています。例えば去年は全くトロントの街を巡っていなかったなぁと最近気づいて、行ったことのなかったところに行ってみたり、新しい人に出会ってその交流を大切にしてみたり。小さなことですが、勉強にとらわれすぎていると忘れがちなことだと思います。いかに貴重な4年間を充実させられるか、たまに考えてみると、もっと学生生活楽しめられるのかなと思います。

まとめ

長くなりましたがまとめると、海外大学での生活は大変ですが、とっても充実しています。学びたいことを学べる環境にいること、コツコツ努力できる人が多いこと、そして勉強も遊びもなんでも楽しむ!というマインドを持つ人が多いことが充実していると思える要素だと思います。
そんなポジティブに考えられない、、という人、私もどちらかというと自分を追い込みがちなタイプなので、完全ストレスフリーの生活は無理ですが、自然とこういう環境にいることで大分と気楽なマインドセットに変わっていっている気がします。そこまでたどり着くのは難しいかもしれないですが、大変なのも楽しもう!ぐらいの感覚に最終的にいけたらいいなと思っています(笑)。
海外大学を考えている人はぜひ参考にしてみてください。😊


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?