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子宮全摘手術について

 さて、子宮体がんにより2024/3/15に子宮全摘手術を行いました。
 入院中のことやその後の経過についてざっと記しておきたいと思います。
 ちなみに、子宮、卵巣、卵管を腹腔鏡下手術にて摘出しました(リンパ節郭清はありません)。



3/14(入院1日目)/手術説明

 この日は手術の説明。前日に電話があったのですが、さらっと主治医が変わったことを伝えられる。これまでの診察の意味よ……。まぁとにかく。

 現在、MRIや組織診から考えられるのが、
 子宮体がんステージ1a、類内膜がんグレード1
 とのこと。

 でも、実際のステージは子宮をとってみないとわからない。不安…。

 子宮、卵巣、卵管を摘出するとのこと。初期の子宮体がんの場合、リンパ節郭清のメリットはあまりないので行わないとのこと。

 子宮等は膣から取り出しますが、取り出せなかったら、おへその横を切るとのこと。子宮筋腫が大きいので、膣から出せない可能性もあるな……とびびりながらもうなずく私。
 がんは大網に転移することがあるとのこと。なので手術中に腹水を検査して陽性だったら大網を一部切除して調べますとのことでした。
→術後、腹水検査疑陽性でむちゃくちゃブルーです……。

 夕方、下剤を渡される。
 多分出ないだろうな……と思う。
 →実際翌日出なかった。

 ちなみに病院はまだコロナのせいで、一切面会禁止。手術前の家族からの「がんばれ」的なドラマで見るような面会も無理。
 そういうわけで、手術説明が終わった後は家族とお別れ。次に会うのは退院の時。

 そのときの私はどうなっているのだろう。何か変わってしまっているのだろうかと不安になりながら、パートナーを見送った。

3/15(入院2日目)/手術当日

 私は朝イチのオペ。
 今日は終日絶食だが、朝にむちゃくちゃ甘いジュースを渡される。
 手術前も絶食せずに糖をとるほうが、術後の回復がよいとのこと。
 7時までに甘いジュースを素直に飲む。

 そして9時。
 術着に着替えて、とことこオペ室へ。
 朝イチだからか、他にも患者さんがいっぱい。

 手術台に上がると、先生がやってきて手を握ってくれた。
 昨日初めて会ったばかりの主治医(笑)。若いけれど見るからに知性があふれていて、信頼できそう。前の先生よりは話をきいてくれる。それだけでもありがたい。

 そして麻酔。他の人のブログとかを見ていると、全身麻酔で気が付いたら寝ているという話だったが、私は呼吸困難に。
 のどがはりついてヒーヒー声がでる。
 あ、死んだ……。と息ができない苦しさのまま、気絶。

 気が付くと回復室。
 おなかが痛すぎて、全身が痙攣している。
 声がでない。息ができなくて苦しい。
「震えてますね~。寒いですか?」
 と看護師さんに聞かれる。
 
 おなかが痛すぎて震える→震えると腹筋使うので、おなかが激痛→さらに痛すぎて震える
 という悪循環なのだが、声がでなくて伝えられない。

 とにかく暑い。なのに寒いといって温められる。地獄……。

 病室について、暑いことをやっとのことで伝えると、布団をとってくれた。
 看護師さんはどこかへ……。術着一枚だとさすがに寒い。
 オペ室まで着て行ったロングカーディガンが枕元に置いてあったので、それで全身を覆う。布団よりは涼しくて、何もないよりはあったかい。
 術後数日、このカーディガンに命を救われた。

 動かせるのは指先だけ。
 本当に、痛くて暑くて息苦しくて、ここから12時間くらいは人生で一番つらい時間だった。
 でも家族が心配しているはず。
 看護師さんにスマホをとってもらい、なんとかパートナーと母にライン。そしてnoteも投稿。正直このときの投稿(術後12時間とかいうやつ)はまったく記憶に残っていない。苦痛で眠れなくて、でも指先しか動かせなくて、とにかく現実をまぎらわせるために投稿した。
 
 痛み止めの点滴が全然きかない。看護師さんが、別の痛み止めの点滴を先生&薬剤部にかけあってもってきてくれる。……劇的にきいた。手術しましたっけ? というくらいにきいた。一生これをうって欲しい(笑)
 でも連続使用は無理とのこと。きれたあとはまた地獄……。

3/16(入院3日目)/手術翌日

 一睡もしてない。とにかく辛い。尿の管が不快でたまらない。動こうものなら不快感もしくは激痛。
 足に血栓予防のフットポンプをつけているが、派手に動くとピーピーエラー音がなるので、あまり動けない。
 昼過ぎ、全身が痛いけれど、上体を起こせたらトイレまで歩いてみる?と看護師にきかれる。それで歩けたらフットポンプ&尿道カテをとってもらえるとのこと。
 もちろん意地でも歩いた……。
 ここから点滴棒と一心同体ではあるが、移動の自由を得る…。
 まだまだ傷が痛いので、昨日むちゃくちゃきいた痛み止めの点滴を所望。すると「あれはふわっとしちゃうので、歩いたりする人にはやめといたほうがいいですね」とのこと。自由のためにあきらめよう……。

 しばらくはトイレで小をするときに、痛みと空気がでたりした。尿道から空気……怖かったけど、数回トイレに行ったらおさまった………。

 自分でスマホを手にとったり、ティッシュをとったり、歯を磨いたり、お水を飲んだり。
 身体の自由って最高と、あらためて思う。

 これだけ痛い痛いと言っているわりに、朝食を全部食べた。
 だが、ここから便秘により私の食欲は下り坂になっていく……。


手術に関して 先生の話

 手術の翌朝、先生がやってきた。
 手術は無事終わりましたとのこと。子宮を膣から取り出そうとしたが、筋腫が以前とったMRIより大きくなっていて取り出せず、おへその下を切りましたとのこと。知ってる。そこの傷が無茶苦茶痛い。
 そういうわけで結構大きめの手術になりました、とのこと。
 先生本当にありがとうございます。

 私が一番気になっていた腹水のこと。腹水が陰性ならもう何の心配もいらないのだが、訊ねると先生は少しの間ののち、「疑陽性です」とのこと。その間は何なの。ということは大網一部切除して検査しているはずで、術前説明によると結果が出るのは結構時間がかかるらしいので、当分もやもやしないといけない。

 話はさかのぼるが、術前説明の時に、術後のホルモン補充について先生に相談した。
 先生は二通りあると言った。

・そのまま何もせずに様子を見る→更年期がきたら対応
・はじめからホルモン補充

 ネットで調べていると、子宮・卵巣摘出後、骨粗しょう症になっている人がとても多い。
 私はすぐにホルモン補充する方を選択した。

 そういうわけで、術後翌日からホルモンパッチを貼っている。
 →10日経過した現在、特に更年期っぽい異変なし。


3/17(入院4日目)/術後2日目

 おへその大きなキズ以外の、複数ある腹腔鏡痕の傷にはってある透明のテープをはがされた。完全に乾いていて、膿とかもない。現代医学すご……。
 おへその傷だけ、退院の時に先生がテープをはがすとのこと。

 便秘で食欲がない。それでもごはんを半分は食べているのに、点滴を外してくれない。
 トイレに行くのに、輸液ポンプ付き点滴棒を持ち上げないといけないスポットがあり、かなり重くて腹筋を使うため、傷が痛くて辛いのだ。
 早く点滴外れるといいのにな……。

 ロキソニンを飲みまくっている。
 一日三回までで最低4時間以上あけないといけないらしい。
 飲まないと痛すぎるので、とりあえず8時間に1回飲むようにしているが、5時間を過ぎると腹部に鈍い痛みがやってくる……。

 そしてこの日の夜、「たのむしもう点滴外してぇ」と看護師さんにお願いした。どういう理由か分からないが、16日から、「これが最後の1本です」という看護師さんによる、ラス1点滴詐欺が何回も続いていて、精神が疲弊していた。ずっと点滴をうっていて、トイレが近いし、でもトイレいくには、点滴棒を持ちあげて腹筋つかって激痛にたえないといけないし……。点滴終わると夜中でもピーピー音がなって周りの人に迷惑もかけるし……。

 私の希望をきいてくれたのかは分からないが、この日の夜にやっと点滴が終了した。

 そして術後からずっと痰がからんで辛い。
 夜、息ができない。咳払いして痰をだそうにも、おなかが痛くて、咳払いができない……。


3/18(入院5日目)/術後3日目

 まだ便秘。ガスは出ている。
 点滴も外れて、はじめて本当に何の枷もない自由な一日。
 でもおなかの傷が痛いので、まだリクライニングを起こしてでしかベッドから起き上がれない。
 これで明日の朝退院だと……?
 
 まぁでも暇だし家に帰った方がいいか。

 夕方、先生の診察があり、明日退院のOKがでる。
 おへそ下、5センチくらいある大きな傷にはってあったテープをはがされる。
 キズがむき出しだが、かわいている。やっぱり膿とかもない……。縫合痕とかないのにくっついている。どういう原理? すごい。
 
 

3/19(退院日)/術後4日目

 さて、退院。
 看護師さんがリストバンドを切ってくれて、「はい解放です~♪」と言う。本当に解放された気分。自由だぁぁ。

 ずっと生暖かい病室にいたので、外の寒さにびっくり。
 もう春かと思っていたのに、まだまだ寒かった。
 
 病院にはダーリンが迎えにきてくれる。お花までくれた。誕生日にすらお花をくれない人なのに……。嬉しくて涙。本当につらかった術後のことを思い出すが、がんばってよかった。

 車の振動がキズにひびいて痛いというブログがあったのだが、平気だった。ロキソニンがきいているからかな。


3/20(退院1日後)/術後5日目

 一日三回飲んでいたロキソニンを二回に変えた。

 そして車で、家から一時間半あるところにある神社にお参り。
 ここは私に、「病院に行け」とお告げをくれた神社だ。
 霊能力があるわけでもなんでもないので、特になんのメッセージももうないが、「ありがとうございます」と、お礼を告げた。

 ただのホルモンバランスの乱れだと、十日続いた生理をあのまま無視していたらどうなったのだろう。その後は生理も順調で、手術前数週間にいたっては、不正出血はまったくなかったし、そもそも初期の異変後も、血が出ていないことの方が多かったので、あのタイミングでお告げがなかったら本当に病院に行っていなかったかもしれない。

 やはり思う。婦人科の検査って抵抗があったり、痛いことも多いけれど、ちょっとでも異変があったら、みんな病院に行って欲しい。
 

3/25(退院6日後)/術後10日目

 急に日付がとびましたね……。
 毎日、劇的に痛みが減り、3/23くらいからロキソニンの服用をやめました。
 会社には3/22から出勤していますが、ずっと座っているだけの仕事なので、通勤さえクリアすれば、なんてことはありませんでした。

 そして3/25現在、痛みはほとんどありません。咳やくしゃみをすると痛かった傷も、昨日くらいから急に痛くなくなっています。

 私は難病持ちなので、とにかく筋力の衰えが激しい&回復させるのが大変なこともあり、この休み中も少なくとも5000歩くらいは歩くようにしていましたが、ちょっと様子をみて8000歩から10000歩コースに通勤経路を戻そうかと思います。

 薬を飲まなくても痛みはほとんどなく、筋力の衰え以外は、以前の生活とほとんど変わりありません。

 子宮と卵巣がなくなったこと。自分では特に変化を感じていません。
 ホルモン補充をしているせいもあるかもしれませんが。

 ただ、腰痛がなぜかひどくなりました。今まで痛くなかったところが、寒さで痛みます。温めると大丈夫なのですが……。

 とにかく、子宮摘出後の生活について、いろいろ不安でもやもやしていましたが、びっくりするくらいに、普通で、今まで通りで自分でもびっくりしています。まだ10日しか経っていないと言うこともあるかもですが……。

 この記事が、同じような病や手術で不安を抱えている方の、情報の足しに少しでもなると嬉しいです。

 
 


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