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#52 目標達成につながるビジョンの描き方

前回の記事では、なりたい自分をビジュアライズ(思い描く)することの大切さを書きました。

具体的に思い描いていないと、
「なりたい自分」と「行動」に乖離がでてしまい、満足できない。

結果、してきたことをやめることがよくあるのです。

英語学習でよくあることなので、その例を挙げて書きました。

今回は「なりたい自分」と「行動」がリンクできる「ビジョンの持ち方」について書こうと思います。

①どうなりたいかを想像する

どうなりたいかを具体的に想像します。
前回に続き、英語学習を例に挙げます。
英語が話せるようになりたい。というのが目標で、具体的にどうなりたいかを考えます。

・あなたにとって、「英語が話せる」とはどういうことですか
・どんなことができるようになったら、「英語を話せる」と思いますか
・「英語が話せる」というのは、あなたにとってどんな意味がありますか
「英語が話せるようになった」あなたは、
どんな気持ちになっていますか
・どんなことをしていますか
・どんなあなたになっていますか
・誰とどんな風に交流していますか

質問内容は、英語が話せるようになってどうなりたいか、が
具体的に思い描けるものなら何でもOK。

②なぜそのようになりたいのかを考える

①の答えがでたところで、なぜそうなりたいかを自問自答します。
このプロセスをする意味は、差別化・最適化・モチベーションです。

英語ができる人はたくさんいる。
理由を掘り下げることで、自分は英語で何がしたいのかをはっきりさせます。

仕事をするにしても、営業職、インターで幼稚園の先生をする人、日本料理をzoomで教える人、ツアーガイド、取り組み方が違います。

勉強もイギリスにあるアロマセラピーのオンラインスクールに参加したいのか、学んだことを英語で発信していきたいのか。AIに関する論文が読めるようになりたいのか、大学に進みたいのか、で取り組み方が変わります。

先生と英語で会話できたら楽しい。
なぜ?仕事や家庭以外のサードプレイスが欲しいから。
このように理由をはっきりさせることが大切です。

差別化できていると、公私とも自己PRで有利になります。
英語で「●●ができる」とアピールできるからです。
「オンライン英会話は私のサードプレイスです。」と、同じことをしていても人と違った話し方ができて魅力的ですね!

まとめ

モチベーションが下がる原因のひとつとして、
「何でこの行動をしているのか、自分で理由がわかっていない」
というのはよくあることです。

仕事で「上司から言われたからやってるけど、この作業をして何の意味があるのかわからない。無駄な気がして嫌。」
という愚痴もよく聞きますね。

ならば、英語も同じです。
どうなりたくて(①何のために)・なぜ今この行動をしているのか(②理由)。
それがビジョンです。

ビジョン(①何のために・②なぜそうするのか)がはっきりしていれば、AIの論文が読めるようになりたいのに、経済の単語をひたすら覚えたりはしないでしょう。つまり、無駄なことをしなくなります。(最適化)

ビジョンがあれば、差別化でき、最適化でき、モチベーションが維持できるから達成できる。

ビジョンを持つには時間がかかります。少なくとも1ヶ月はかかります。
でも1ヶ月早く何となく行動を始めるより、よっぽど価値がある!と思ってもらえたらうれしいです。

番外編

前回の記事で、Bさんはビジョンがない中で3年間オンライン英会話が続いている、と書きました。

これはなぜか。
まずBさんの本当のビジョンは、英語で仕事をすることではありません。英語で子育てでもないのです。

本当のビジョンは、旅行の際にスモールトークができること。
そして今の生活にちょっと彩りがほしい。それが英語。

コロナ前に行った初めての海外旅行の話を聞きた際、
レストランに行っても、お土産を買っても、ホテルでも、声をかけてもらえるので、スモールトークができたら楽しいだろうなぁ、と思っているのが感じられました。

なので、英語でスモールトークができているオンライン英会話は、半分ビジョンに当てはまっています。

楽しいのですが、釈然としていないのも感じられます。
それは、自分でビジョンに気づいてないからです。

ビジョンに気づいてないので、先生は日本人です。
日本人の先生を勧められ、外国人の先生だと価格が高いそうです。

外国で起業をするか、子育てをしたいと伝えているので、日本人から文法も学んだ方が良いと判断されたのだと思います。

仕事をするのなら、文法は必要です。
スモールトークなら、たくさんのフレーズに慣れることが優先です。

ビジョンに気づけば、少し価格は高くても、
外国人の先生と話すことで、違った世界にいる気分になれるでしょう。
相槌のバリエーションを増やしていくと、彩りのある会話ができ満足するはずです。

生き生きしたBさんには、他の面でも相乗効果が表れると思います。
だからこそ、ビジョンを持つのは大切です。

ちなみにBさんは、クライアントではありません。
そのため、話をもっと詰めていけば、違ったビジョンになる可能性があることをご了承ください。

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