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古代の貝、オーソセラス

これまた、ついウッカリ購入してしまったもので、オーソセラスの化石です。
ルースにできるように、穿孔済。

カッコイイし、なにかしらのアクセサリーにデザインできるかな? と思っているのですが。
業界的にはアミュレット(お守り)っぽい扱いでしか出回っていないみたいなことに気づいてしまって。
そうしたら、ちょっとばかり迷いが出てしまいましてね。
そのまま半年くらい眺めて暮らしています。

だって。
どうやら女子ウケが悪いんですよ。
「虫っぽい」って。
虫の何が悪いんだって話でもあるんですけど。


オーソセラスは虫じゃありません。
貝です。

オーソセラスとは。
直角貝の一種、縦長の殻を持つイカやタコの仲間でして。
オウムガイの直系の先祖であり。
アンモナイトもオーソセラスから派生したといわれております。
生息したのは、古代シルル紀からデポン紀(約4億2千~3億8千年前)で、当時の環境変動に対応できず絶滅したと言われる多くの生き物のひとつです。

化石としてはオーソドックスな部類で、化石標本には必ずと言っていいほど入っています。

(↑モロッコ沖産出)

アクセサリーとしては、たいがい革紐を通しただけの形で売られています。
それでも普通に良いのですけど。
でも、それだと化石推しが強過ぎて、面白くない・・・。
と思っちゃうのは、一種の贅沢というものでしょうか。
なにかもうひとつ要素が欲しいなあ、とシュミレーション中です。

もちろん、ある日とつぜん腑に落ちれば、革紐を通して完成にしちゃいますけどネ。
昨日の自分と今日の自分が違うように。
明日の自分は、同じ物のはずのそれを今日とは違って感じることは、ままあることだと思うので。

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