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息子とアルバイト

9月18日。
台風が近づき天気が不安定な中、息子とアルバイトに行ってきました。

このアルバイトは、息子が学校の先生から話を受け、「やってみたい」と言った件。
車で40分近く走る場所にあるのでどうしようかと思ったのですが、息子のやりたいという気持ちをないがしろにしたくないので、OKを出しました。

私が一緒にバイトをしたのは話の流れです。
けれど、初めての場所にコミュニケーション能力が乏しい息子一人は正直不安だったので、結果として良かったと思います。


バイトの内容は、庭のお手入れの手伝い。
事前に剪定士さんが切った枝を、ゴミ袋に纏めていくものでした。

結構な量があったので、ここでも息子一人でやらせなくて良かった、と思いました。
なぜなら、息子にとってこれが初バイト。
何をすれば良いのかわからず、パニックを起こしかねない状況だったのです。

ASDの症状を持つ場合、自分で考えて行動を起こすことを苦手としている人が多い傾向にあります。
しかし、「これをこうやってね」と言えば、ものすごく真面目に物事をこなすのです。

息子の場合もそうでした。
「これ、どうしたら良いんだろう」という声が聞こえたときに、私が「こうしたら?」と言えばしっかり動く。

さらにもう一つ、一緒に仕事をして良かったと思う効果がありました。
私のひとり言です。

私は日常からひとり言が多いので(ライターの仕事をしているときもPCに向かってブツブツ言っています)やかましかったと思いますが、それがいつもの雰囲気に感じたのか、息子は緊張せずに作業できたようです。

途中、雨に降られながらも2時間の作業が終了。
現金でバイト代をいただき、帰宅しました。

いただいたバイト代は、私が3分の1もらって、後は息子に渡しました。

「おおぅ……」

これが、バイト代を受け取った息子の第一声。
この一言には、いろいろな想いが詰まっていたんでしょうね、きっと。

高校に入ったらアルバイトをしたいとずっと言っている息子。
けれど、ASDもちであることと、すぐに疲れてしまうことから、どのようなバイトをさせれば良いのか、ずっと迷っていました。

だからこそ、今回のバイトは息子にとっても良い経験になりました。
ずっと、「楽しかった!」と言っていたので、その点も良かったかな?と思います。

そして、私も思うところがありました。
たまたま、ライターとして疲弊していたときにこのお仕事をいただいたというのもあるのですが、パート(副業ライター)を本格的に考えようと。

全く違う仕事をすることで、すごく気分転換になりました。

今回の雇い主さんは個人の方なので、「またお願いしたい」と言っていただけたのですが、いつ依頼が来るかわかりません。

それを考えると、私が先に息子がバイトできそうなところで働き、息子を紹介する形を取った方がスムーズに事が運ぶな、と思ったのもあります。

私自身、社会不適合な部分がかなりあるので、そこまで上手く行くかわかりません。
けれど、今回のバイトがいろいろ考えるきっかけになったのは事実です。

副業ライターになれば大変になるのはもちろんわかっています。
それでも、試してみない手はないですよね、きっと。

そう言うわけで、Indeedなどを細かくチェックするようになりました。
素敵なご縁があることを願って。

息子のバイトの件も、少しずつ進展していったらいいなと思います。

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