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同じ話題はNGと思っている人へ

こんにちは!
接客に自信を持ちたい人の味方、みなちゃんです。

今回も個人経営のお店で直接お客さまとやり取りして
ご相談のうえで商品をおすすめされていたり、
情報をお届けしている方に向けた内容となっています。

病気に関するセミナーを開催している方からこんな質問がありました。

その方は地域をあげての学びの活動、いわゆる〈まちゼミ〉に
教える立場として参加している方です。
昨年から今まで扱っていなかった病気をテーマをお話されて、
それが大好評だったそうで今年も同テーマでいこう!となりました。

すると、その方は
「去年と同じ話じゃなくて何か新しい情報も入れなきゃですよね?」
と慌てているご様子でした。

この記事をお読みのあなただったらどうでしょうか?
同じテーマで同じ話をすることはNGですか?
ご質問はセミナーに関してでしたが、普段の接客時にも
同じお悩みがいえると思います。
「また同じ話してる…」と思われないかな、と思っている方は
このままお読みくださいね。

◉話す立場と聞く立場の違い


結論からお伝えしますと、同じ話で当然OKです。
一字一句同じように話すという意味ではなく、
同じ内容、同じ流れ、で問題ありません。

これにはいくつか理由があります。

  1. 人は、大して人の話を聞いていない

  2. 興味のある内容しか記憶していない

  3. 聞く人のタイミング

  4. くり返しの説得力

  5. 話す人は複数回、聞く人はたった1回

一つずつ解説していきます。

⒈ 人は、大して人の話を聞いていない


ずいぶんな表現ですが、実際に起こり得ることです。
例えば、
初めて会った人・初めての場所・初めて聞く話題
と慣れない環境であれば人によって緊張していたり、
集中できない状態かもしれません。

または、慣れている環境下であっても
睡眠不足・心配事がある・この後にも予定がある(時間がギリギリ)
という背景があればちょっとそわそわしてしまい聞きたいと
思っていたことでも万全の体制ではないかもしれません。
そういった理由で話を聞けていないこともあります。

⒉ 興味のある内容しか記憶していない


仮にその病気に関するセミナーが60分だとします。
60分間の中には病気の特徴や罹りやすい人、生活習慣についてや改善策、
実際の患者さんのお話など多岐にわたってお話されると思います。

そのすべての話題に100%の集中力でいられる人は果たして
どれくらいいるでしょうか?

人は目の前の人が話していることから連想して、
・頭の中で過去の記憶を反芻して、そちらに意識がいってしまったり
・すっかり忘れていたことをひょんなことから思い出していたり
そんな時は実は話の内容は耳に聞こえていても
右から左に抜けていっていますよね。

だからといって、ずっと聞いていないわけではなく
日頃からずっと疑問だったり知りたいと思っている情報の単語が出てくると
離れていた意識が、すーっと目の前の人の話に戻ります。
それが、【興味のある内容しか記憶していない】ということです。

⒊ 聞く人のタイミング


上記の、【興味のある内容しか記憶していない】に関連してきますが
その人の興味もまた、その時その時によって移り変わります。

今回のケースでいうと、昨年も同じ話を聞いた人が
今年エントリーしてセミナーを受けるとします。
昨年は病気に関して事前知識として知っておこう…
という心構えだったところから1年が経ち、
ご本人やご家族がその病気に罹患していることもあります。

考えられることとしては、
・昨年よりもその病気のことが身近なので詳しく知りたい
・具体的な改善方法を知りたい
となっていそうですよね。

簡単にいえばセミナーに関して前のめりな状態です。
すると、昨年とは違うポイントに興味がある状態かもしれません。

聞く人の状況はそれくらい変化するものです。
例として1年後としましたが、場合によっては1ヶ月や1週間、
すごい時には数日後に状況が変わっていることさえ考えられます。

このように、聞く人のタイミングはその方の背景に大きく影響されます。

⒋くり返しの説得力


人によって、聞いた内容をはっきりとは覚えていなくても
もう一度耳にすると「あ〜確か前もそんな話聞いたな〜」と
思い出す方もいます。

ここで、「その話前も聞きましたよ」と言われたら
あなたは「しまった!」「知っている話をまたしてしまった!」と
焦ってしまいますか?

もし昨日も同じ話をしていたとして、そのことを全く忘れて
昨日と同じテンションでお伝えしていたら少々バツが悪いものですが
先月や数ヶ月前に話したことなら「あ〜前も聞いたな〜」くらいにしか
思わない人も多いです。

いつ聞いても同じことを一貫して言ってくれる方が
説得力が増しませんか?

「前にもお伝えしたことではありますが…」
「くり返しになって恐縮ですが…」

と、基本的な考え方が一貫していることをお伝えしてみましょう。

⒌ 話す人は複数回、聞く人はたった1回


当たり前のことになりますが、
あなたという一人の人が複数のお客さまに個々にお話をするのなら
何十人、何百人を相手にするということです。
場合によっては一人の人に複数回お伝えするケースもあるでしょう。

これ、単純に話す方は飽きてしまうんですよね。

ですが下記の記事でお伝えしたように、結果を出す目的があれば
飽きてしまったなんていっていられなくなります。


もしかすると、
「別に日本一になりたいわけじゃないし…」
と思うかもしれませんね。
その場合、あなたの目的は何かを明らかにする必要も出てきます。

ここでは、あなたにとって鮮度のなくなった話題も聞く側からしたら
新鮮かもしれないということに気づいていただけたらOKです。

最後に…

以上、5点が同じ話題をしてもNGではない理由です。
あくまでもセミナーや相談業務時のケースですので、
ご家族やご友人との日常会話には必ずしも当てはまるわけではありません。
「新しい話題を仕入れなきゃ〜」とお困りの時に思い出してくださいね。

やってみるよ!という方は意気込みをコメントしてみてください。
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