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メンヘラポエマー

「幸せじゃなさそうな時の方が、良い言葉を書くよね」

友達に言われてからずっと頭にある言葉。
いやいやいや、ちょっと待ってくださいよ。幸せになりたいんですよこっちは。


ちょうど10年程前のツイッターランドで、当時の恋愛の話を中心にメンヘラポエムツイッタラーとして日々ポエムを投稿していた。

「星が綺麗だよ、って電話した日から晴れた夜は空を見上げるようになった」

「10代にやり残したリストを作ってみたけど、なんだかラブレターみたいになった。ここ行きたいね、これ楽しそうだね、っていつかの約束ばかり」

「偶然着てる服がお揃いで、照れ臭いんだけど嬉しい」

………

若さがある。恥ずかしい通り越して、最早可愛いとさえ我ながら思う。

ここに載せてるだけまだ全然大丈夫な方なのですが、今読むとだいぶ恥ずかしいものだらけで一周まわって元気出てくる。

※特定されると死んじゃうので、文章は改変してます。


何より怖いのは、このアカウントを中学高校時代の友人や、ネットのお友達に普通に見せていたということです。本気か。

冒頭の言葉は高校の同級生から言われたもので、これ本当に今だったら死んじゃってると思う。
その友達も同じくメンヘラポエムツイッタラーだったから、なんとか一命を取り留めることができたんだと思う。痛み分け。お互いメンヘラでよかったーーー。


黒歴史の一つだし本当に恥ずかしいのですが、それでもたまに自分で読み返してしまう。
懐かしくもあって、当時の等身大の自分がそこにはいる。少し格好つけたがるけど格好のつかない20歳の自分。

将来別れる前提のまま4年半付き合っていて、月一でも会えなくて、でも好きだった。
会えない上に、相手が携帯も持ってなかったので、溢れた気持ちがこうして言葉になっていったんだよな。

このメンヘラポエムの主な元となったあの子、今どうしてるんだろう。
あの子に限らず、今までに好きだった人たちみんな、どこかで幸せになってほしい。そんでもって私を振った後にほんのちょっとだけ可哀想な目に遭っていたなら最高。


メンヘラポエムツイッタラーに戻りたいとは思わないけど、形は違えどこうして何かを書くことは好きなのかもしれない。

文章を書くのは得意ではないけれど。
もし私の言葉が良いと思ってもらえることがあったなら、きっとそれは不幸そうな時なんだろうな。

I'm Lucky girl 涙は最後笑う為にあんの
ってモーニング娘。も歌ってるので、最後笑えるようにできるだけ不幸で泣くことは控えたい。
ガールじゃないしボーイでもないけど。目指すはI'm Lucky gentleman…

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