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「サステナブルな未来へ、ソーシャルイノベーションの民主化を」

empublicは2024年5月2日に創業16周年を迎えます。
ここまで続けることができたのは多くの方にご支援や色々な機会をいただいたこと、そして時々のempublicで一緒に活動してきた仲間たちがいたからこそだと、改めて深い感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございます。

そして、改めて数多くの社会・環境の問題が深刻化し、経済や国際情勢も不安定さを増す中で、制度と現場の間に取り残されている人、思いがあっても動けない人が多くいます。
それは地域だけでなく、企業や行政・政治で働く人の中にもたくさんいることを数々の現場に触れる中で感じてきました。
同時にそんな時代だからこそ「もっといい社会になってほしい」「こんなサービスがあれば」「人に役立つ仕事をしたい」といった多くの人の「思い」は広がっています。
しかし、それが地域の中で自分達の力で、どんどん動き出せる状況にはなっていません。

そこで16周年を機会に、改めてビジョンの「思いのある誰もが動き出せ、新しい仕事を生み出せる社会」にある「思いのある誰もが」にこだわりたいと考えています。
いつも課題は現場で起きています。現場に遠い“お上”に頼るのでも、一気に解決してくれるすごい社会起業家を待つのでもなく、現場で気づいた人が周りの人達と協力して、自分達で自分達のスタイルで動き出していける。
そのような地域・組織の“現場の人”を起点に、人の力を持ち寄り、社会資源をフルに活かして新しい事業・活動を立ち上げ、地域に変化を起こしていく。
そのような「ソーシャルイノベーションを民主化する」役割を果たしていけるよう会社として次のステップに進むことが大切だと考えています。

16年間の事業を通して、数多くの自治体・地域や企業と協働し、「どのようにコミュニティを活性化すればいいの?」「地域で活動するファシリテーターが大切にしないといけないことは?」
「SDGsやDXの事業を立ち上げるには、どのようなプロセスが必要?」などのノウハウを、蓄積してきました。
そのノウハウを活かし、ビジョンへ実現への動きを加速するため、「地域・組織の人の力を活かすソーシャルイノベーション」を推進できる学び・対話・アクション支援のプラットフォームを開発・展開しようと考えています。

そして、この週末(4/27~28)に、パタゴニア社が主宰する気候アクションに向けての「ユース・アクティビズム・スクール」にガイド・アドバイザーとして参加し、運営側である自分自身が改めて様々な問いを突き付けられました。
そこでは高校生~20代前半の参加者が、若い世代によるプログラム運営のもとでベテランの知見と経験を学びながら、気候変動に向けてのアクティビズムを語り、動こうとしています。
気候問題への時間がなくなる中、彼らがもっと活躍できるためには、ユースの力に頼るのではなく、大人達がすぐにシステム・チェンジに踏み出す必要があります。

それは「思いのある誰もが」を言葉だけでなく、本当に社会に広げるには、私たち自身も変化しないといけないことを意味します。
私たちが蓄積してきたノウハウを活かし、社会にある知見も集め、より多くの人が使えるように、ITやAIも活かしてウェブサービスやアプリなどで展開する事業は待ったなしでしょう。

ぜひ、これをお読みいただいた方で、私たちの経験やノウハウを活かし、ソーシャルイノベーションを広げる新しいエンパブリックを一緒に創っていきたい!と思っていただける方、ソーシャルイノベーションの民主化に共にチャレンジしましょう!

【創業記念日対話】多様な人々や活動が有機的につながり、持続可能な地域を実現していくには? ~「市民社会のバリューチェーン」の視点から地域の未来を考えてみよう
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16周年を迎える記念日に、改めて創業当日のビジョン「市民社会のバリューチェーン」を考えたいと思います。
地域にある多様な活動や主体がバラバラに動いていては大きな成果は生まれません。
個々の活動が全体の中での役割を自覚し、全体価値の創出につなげるには「バリューチェーン」の視点が不可欠です。
「地域におけるバリューチェーンとは?」を考え、サステナブルな未来へのコレクティブな協働の未来を一緒に考えましょう。

開催日:2024年5月1日(水)20:00~21:45→イベントは終了しました
開催方法:対面(根津スタジオ)&オンライン
詳細・申込はこちら https://peatix.com/event/3916684


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