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ワールドカフェの予想外とどう付き合う?-多様な人の意見から自分のアイディアを磨くには?②

みなさんこんにちは。エンパブリックの瀬沼です。
今回は毎月開催しているstudioワールドカフェの様子をお届けしたいと思います。

今回のワールドカフェは「多様な人の意見から自分のアイディアを磨くには?」という3回セットのユニットの中の第2回として開催しました。

今回のワールドカフェはこの3つのお題で開催しました。

①どんな自分も自分だと前向きに受け入れるために必要なことってなんだろう?
②ルールが「うまく機能するとき」と「うまく機能しないとき」ってどんなとき?
③どうしたら自分のもやもやを場に出せるんだろう?

当日はJambordを活用しながら付箋で発言を書き留めつつ、ワールドカフェの醍醐味である「議論の深まり」や「広がり」を感じる時間になりました。

たとえばルールが「うまく機能するとき」と「うまく機能しないとき」ってどんなとき?のテーマでは、ルールがうまく機能するときとしないときの違いや、ルールを作る側と使う側の視点の差、ルールの表現や明言化の仕方などについて、皆さんの経験や意見を交換しました。

ルールは目的に対する合意や共感が大切であることや、ルールは禁止則ではなく目指すべき方向性を示すものであることなどの観点は日常の暮らしでもとても大切な観点だなと感じました。

ルールが「うまく機能するとき」と「うまく機能しないとき」ってどんなとき?のJambord

普段接点のない問いを考える意味

普段自分が考えてもいないことや、自分の専門ではないことに対して何かの意見を表明することはためらう人も多いかもしれません。
しかし、あなた自身の経験はあなたにしか語れません。
専門家ではない人が話すからこそ新しい視点に気づけることも多いのです。
当日参加したみなさんからは以下のような感想も頂きました。

  • 関係ない話題に意見を出し合うことがリフレッシュになった。頭の体操としても参加したい。

  • 日頃は話せないネタが話せるのはとても貴重な時間。じっくり話すことができてよかった。

  • ルールを軽んじている人は相手への信頼性が高いのではないかと思いました。ルールは何で必要なのかと改めて考えるきっかけになりました。

  • 自分の問いに対して色々な視点からの意見が出てよかった。ボードを持ち帰って深めていきたい。


結論が出ない「混乱」がワールドカフェの醍醐味

ワールドカフェは参加するだけでも、自分が普段考えていないような問いと出会い、自分の幅が広がる機会になりますが、自分自身の問いを出すことでより自分自身が見えていなかった視点や当たり前になっていたこと(スティグマ)に気づくきっかけにもなります。

ワールドカフェで問いを出す側に回ると自分の思いもよらない意見が出てくることもあります。
だからこそ、結論が出ずにもやもやが残ったままの回で終わることも少なくありません。でもそのもやもやこそが、あなた自身と他の人を繋いでいく「余白」になるのではないでしょうか?
ワールドカフェでは予想外や混乱は大成功なのです。

ぜひ皆さんもワールドカフェを通して他者の視点を使いこなしてみませんか?


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