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私が楽しく100回学び続けられたワケ〜ランチワークショップのつくり方〜

皆さん、こんにちは!
エンパブリックスタッフの渡邉です。

先日、毎週水曜日12:15~12:45で実施しているお昼のワークショップ「今週のエンパブTOPIC」(以下、ランチトーク)が100回を迎えました〜〜〜!!

そこで、今回は、100週のワークショップ実施してきた私が思う「楽しく100回学び続けるランチワークショップづくり」のポイントを紹介したいと思います!

ランチトークの変遷

当日の様子

*ランチトークの100回分の企画テーマは、「empublic Studio レポートⅡ」からご覧いただけます!

第1回〜 第38回: コンテンツ提供期

スタジオでは、夜間に行う1〜2時間の企画が多く、参加できる方が限られてしまうということで、スタジオ内のコンテンツの紹介や企画の情報発信・簡単な交流の機会として、お昼の30分を使ってみよう!というトライが始まりました。
初めての試みだったこともあり、「お昼の30分で何ができるんだ…」と不安になりつつ、スタジオのコンテンツ紹介、スタッフが考えた企画等を行なっていました。

第39回〜第53回 : ちょっと迷走期

続けていたものの、毎週のライブ感を重視しようと直前にテーマを決めていたこともあり、だんだん「今週はどうしよう…!」とコンテンツが枯渇気味になってきていました。
毎週「本当にこんな感じでいいのか…?」と企画の方向性もちょっとずつ迷走していました…

第54回〜第69回 : noteスタート期

この辺りからスタジオ全体でもnoteを開始したことで、ランチで行う毎週の企画の目的や意味を言語化することを意識していくようになりました。
noteを書くことで、「みんなこういうテーマに興味があるんだ!」「意外とここが響くんだ!」という気づきを得られたことも大きかったです。
(例えば、↓の記事など…!)

第70回〜現在 : ランチの使い方が見えてきた期

この辺りから、運営している私たちにとっても毎週の企画で学べることがすごく大きいということにも気づき始めました。
私たちも、仕事や活動の中でモヤっとしたことをランチのテーマにしてみることで、自分にとってもこの週1回30分が良いインプットの時間にもなっているな〜という実感が湧いてきました。

ランチトークを100回続けて気づいたこと

「場」を使って学ぶと、アンラーン(学びほぐし)を体験できる!

「学び」というと、しっかり時間をかけて講座に参加したり、知識をインプットすることをイメージする方も多いと思います。
(私も当初そう思っていたので、「30分だけで一体何ができるんだ…?」と困惑していたわけですが…)

ですが、最近では「アンラーニング(学びほぐし)」という言葉もあるように、インプットの学びではなく、これまで積み重ねてきた自分の知識や常識を見直してみる、視野を広げてみるといった学びの形も広まってきています。
そして、実は、そんなアンラーニングを体験する時間として、週1回30分のランチトークはすごく使える!ことがわかってきました。

ランチトークでは、
いつもはあまり触れない新しいテーマに触れてちょっと視野を広げる(動画をみよう回)
・手を動かしてアウトプットを作ってみる(グラレコ練習回)
・他の人の感想から自分の思い込みに気づいてみる(対話型鑑賞会)
など、一緒に何かやってみたり、シェアしたり、他の人の声を聞くような「場」を使った企画を中心にしています。

10~20分程度の動画を見て感想を一言ずつ話すだけの企画でも、私たち自身も動画を見て「うわ〜、私もこういうことやっちゃってたな〜」と思わされることも多いですし、他の人のコメントを聞いて「あぁ!確かに!」と新しい気づきを得られることも多いです。

このようなワークショップや講座を1〜2時間作ろうとすると体力も気力も要りますが、週に1回30分だけなら意外とサラッとできますし、意外とこういうところで得た気づきは自分の中に長く残っていたりもします。
そういう意味で、最大でも1時間しか使えないランチタイムは、アンラーンを体験する一歩目として、すごく適しているなと思います。

参加者の皆さんからも、下記のような感想をいただいています。

・仕事のことで頭がギューとなっていましたが、ランチの時間に来て全然別のテーマの話をしていたら、気分が軽くなりました。午後からの仕事も頑張ります!
・お昼寝のお供のラジオとして参加しています。
・仕事や家事で自分の時間がないので、ランチの時間は自分の時間として使っていいます。

参加者の皆さんの声

 「なんの企画にしよう?」から「最近気になってることある?」へ

また、ランチトークを100回続けてきて感じたポイントは、企画の作り方だと思います。

当初は、「今月は何の企画をしよう?」と切り出し始めていた企画MTGですが、
最近では、「最近何か気になってることありますか?」という一言から始まり、スタッフ2人でニュースの話や仕事で気づいたこと、最近学びたいことなどざっくばらんに話してから、特にみなさんと一緒に分かち合いたいものを企画に落とし込んでいます。

過去のわたしたちの失敗にもあるように、どうしても「コンテンツを提供しよう!」と思うと、今ある知識やコンテンツのストックをどんどん消費する形になってしまうので、ネタ切れが起きたり、「これこの前もやったしな〜」と使えるコンテンツの量が減っていきます。

一方で、「何が気になる(学びたい)?」から思考を始めることで、例えば、同じ動画でも学びたいポイントが違えば、タイトルや意味づけを変えるだけで何度も繰り返して使えるようになります

長く楽しく続けていくためにも、ぜひあなたや周りの人の「これ気になるよね」の声に耳を傾けてみるところから始めてみると良いかもしれません!

週1回・30分の「新しい学びのモード」を取り入れてみませんか?

100回をふりかえりながらスタッフ2人で共通したコメントは「この週1回30分の時間がいいよね!」でした。

仕事のリフレッシュになったり、仕事の悩みや普段の生活のモヤモヤをちょっと言葉にしてみたり、ちょっと普段の生活ではやらないようなことにチャレンジできたり・・・
この「30分だけちょっといつもと違うことをする時間がある」ことが、実は自分の普段の生活をちょっとだけ豊かにできるんだなと実感します。

世間話で話すには、重すぎ&深すぎだけど「実際、みんなはどう思ってるんだろう?」というテーマを扱えたり、
ワークショップでがっつり実践するには、自分の中でまだ確信を持てていないことにチャレンジする機会として気軽に使えるのが、このランチトークの魅力でもあります!

忙しい時代の中、お昼の時間はしっかり休む方、ニュースなどインプットの時間に使う方、自分の好きなことに時間を使う方、お昼はさまざまな過ごし方をされると思いますが、
このようなランチトークの作り方が、「ちょっとランチの時間をうまくいかせないかな〜」と考えている方のヒントになったら嬉しいです!

11月の企画紹介!

今月は「多様性を考えてみよう月間」をテーマに、毎週の企画を行ないます!
ぜひ気になるテーマでご参加いただけたら嬉しいです!

※ 参加には、エンパブリックスタジオの会員登録が必要になります。

11月のランチスケジュール


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