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暴れる蓋の上で。

もしも全てを吐き出す事が出来たなら、私はより私に近く変わる事が出来るのだろうか。そうではなくとも、見渡せる様になれるのだろうか。

私は背伸びをしてきただけなのかも知れない。
分かったふりをして、出来ているふりをして。

蓋をして、その上に乗って、大きくなったつもりでいただけなのかもしれない。

本当は立っているのも精一杯の不安定なその蓋の上で、マグマの様に暴れる事実に今にも倒れそうになりながら。


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