冷蔵庫の中身も、父があるものを食べてしまうと騒いでいたので話を聞いたら。

確かに父は食欲旺盛なので、目に入れば食べてしまうので、「食べようと思って取っといたら」「料理に使うはずだったのに」なんて思ってたら腹は立つだろう。

母の言い分はちょっと違う。

自分が時間や手間かけて大変な思いして買ってきたのに、それを事もなげに食べられてしまう。
その悔しさ。そして、その買い物の費用(食費)自分の年金から出しているのに。との事。

というので、「ん？」と私は思った。
自分の年金から食費を出す事にしているのは母自身がそう言ってしてる事だから。
私からも、生活費が足りるか気にしてチョイチョイ声かけたりしている。
最初、父の通帳を預かった時、生活費は父のから賄うようにして母の年金は少しでも貯めたらと勧めたのに。

父は私の年頃には既に脳梗塞したり
タバコや酒したり、酒乱だったから、母に迷惑かけた事は間違いないのだが。

そもそも、母から見て
父とは納得行かない結婚をして、私達のために我慢した暮らしだったそうだから。
父の表面だけで、心の底は見られないんだなって私は思った。
今の私達夫婦の様に、思い合ってした結婚ではないのだから、一緒にするなと言われた時がある。

最初は気持ちが合わなくても暮らして行く内に、心が通って仲の良い夫婦になった人もいるだろうに、うちの親はそうでなかった。
お互いが自分の要求や気持ちを優先させてその通りに行かそうとする、自分中心な人達。

やっぱり相性もあるのだと思う。
父も母も、異性としてではなく人として思い合えなかった。

子どもとして、間に立ち取りなすのも大変だが
2人の間に生まれてしまった事が悲しい。