『PTAやめたの私だ』を読んで

 何回かに分けて
元銀座のママと元小学校教師がPTA会長になって、ブラックPTAの改革に挑んでみた。
を読んだ感想を書いています。今回は感想の9回目です。

 エニアグラムでは、日本の国民性はタイプ6だと言われています。
 ここでは、タイプ6を通して、PTA改革の話の感想を述べます。

 『PTAやめたの私だ』より

1年間のPTA改革の末
最終的に私はPTAを退会しました。
多くの学校で最大のハードルとなるのが
「入退会の自由」です。
私個人としては、このハードルだけ超えて
選択の自由が確立されれば、ブラックPTAは健全化できると考えています。

 タイプ6は、判断を嫌います。また、一択が好きなので、選択の自由があっても、それを活かすことは、まず有り得ません。

 ですが、タイプ6社会の中にいる、タイプ6以外の性格タイプの人にとっては、この選択の自由は貴重なものです。
 社会から外れた形になるでしょうが、退会したいときに使うエネルギーは、今までよりも少なくて済み、こういった前例は、後の人に、ありがたがられるでしょう。

以前も書いたように
学校とPTAの関係性は
さながら企業と893のようなものです。
PTAに責められれば学校はNOとは言えません。
しかし、そこに法を挟めば
PTAの意向に反するのではなく
教育基本法(893で言うなら暴力団対策法)に反するからと
いう言い訳ができて、学校の協力も得やすいのでは?と
考え、以下のような内容証明を校長宛てに送りました。

 これは、良い対策だと思いました。判断が嫌いなタイプ6社会は、より安心・安全・安定なものを判断基準にします。
 言い換えると、タイプ6は、今の自分が困らない方を正解とします。
 そして、この場合なら、個人とPTAならPTAになびきますし、PTAと教育基本法であれば、教育基本法になびきます。

これは私にとっても大きな賭けです。
これが正解かどうかは、まだ判りませんが
一つの布石になったのは確かです。

 正解だと思います。タイプ6にとっては、「前例」も大きな意味を持ちます。
 著者のかたは、前例を作ったのです。まさに「一つの布石」です。

 「最善の手」だと思います。


※ 過去の感想は、ハッシュタグ「#ブラックPTA感想」でまとめました。

 まだまだ、感想はあるのですが、文章の内容を消化するのが大変で、疲れて、なかなか前に進められない状況です。でも、この感想を書く中で、タイプ6文化への理解が深まったところもあるので、続けていくつもりです(挫折するかもしれませんが・・、なんとか・・)。

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