エニアグラム 「タイプ4とタイプ9の違い」をネットで調べてみました

『エニアグラム タイプ4とタイプ9の違い』

相違点
タイプ4とタイプ9は下記の点が異なっています。

タイプ4
自己顕示的・自伝的・個人的な芸術スタイル(恋愛や子供時代の失望や、それに伴う痛みなどがテーマになりやすい)
タイプ9
非個人的(神話的・ユングの元型的)な芸術スタイル

タイプ4
悲劇的な題材を好み、自己超越に救いを見出す
タイプ9
平凡な日常の中にある安らぎをテーマにする、ハッピーエンド

タイプ4
他人から距離を置く理由は「自分の感情に向き合う時間を確保するため」
タイプ9
他人から距離を置く理由は「感情の荒波を避けて、心地よい理想の世界に浸るため」

タイプ4
不安を抱え込み、自分の感情をあまりにも意識しすぎる
タイプ9
不安を見て見ぬふりする、自分の感情を切り離す

私なりの注釈を入れると、
タイプ9は、知情意の意の人であり、その否定点であるので、
感情という表現を否定はしないまでも、その実態は意志であるのですよ。
だから頑固になったタイプ9はかなり手ごわいです。

それで「感情の荒波を避けて」という部分は、「意志のぶつかり合いを避けて」と私なら表現します。

私的解釈において「意をもって関係性を構築する」タイプ9は、ポジティブな意志のやりとりを求めます。なのでネガティブな意志のやりとりとなるギスギスした感じを嫌がり、なのでタイプ9は『調停者』となるのです。
AさんとBさんが険悪になりかけたとき、それを仲裁するのがタイプ9のCさんだったりします。

タイプ9に限らず関係性の人たち(タイプ3・タイプ6・タイプ9)は、人と人をつなぐ人たちです。

あと「不安を見て見ぬふりする、自分の感情を切り離す」の説明は、それなりにできるのですが割愛させてください。
これはストレスでかなり状態の悪くなったタイプ9とだけ書いておきます。

このページをとりあげたのは、
タイプ4の「自己顕示的・自伝的・個人的な芸術スタイル(恋愛や子供時代の失望や、それに伴う痛みなどがテーマになりやすい)」と、
タイプ9の「非個人的(神話的・ユングの元型的)な芸術スタイル」の違いに、
なるほどと思ったからです。

『【エニアグラム】タイプ4とタイプ9の本質的な違い――Description by 裴宇晶』

の和訳から引用です(すべてではありません)。

ここは、
『タイプ4とタイプ5の違い』

で以前にもお世話になっているところです。

t4とt9はいずれも「夢の中の人」である。彼らは敏感で恥ずかしがりであり、集団から離れることが多く、芸術の才能があり、いずれもファンタジーの妖精を好み、自身の編んだ夢に陶酔する傾向にある。彼らはいずれも自身に置かれた環境の中で自分を見失いやすく、集団から離れた隅の所で縮こまっており、独りくだらないことをあれこれ考え、行動を先送りにする。

また、彼らはいずれも人間関係を非常に重んじ、同情心に富むが、自身のニーズをあまりストレートに伝えず、人から誤解されやすい。

彼らはいずれも、人間関係の衝突においては「冷却期間をおいてから処理する」傾向にあるが、衝突から逃げるために「内心の平和」を維持するのはt9である。

t4とt9を分ける鍵は、彼らの「夢を見る」動機が全く異なる点である。核心に戻ると、t9が求めるのは詰まる所「客観世界に溶け込んで一体となった平和」であり、ひとたび不愉快な人や物事を前にすると、彼らは"麻痺"し、白昼夢にふけ、夢幻に入る。t4との相違点は、t9は自身が夢のなかにいるとはっきりわかっており、客観と主観の違いもわかっているということである。t9は、本能センターの"根を下ろす"力が欠けているわけではないものの、「平和と静かさを追い求める」ために白昼夢に向かっているだけである。したがって、t9の核心となる試練は「波乱に直面する」ことである。

タイプ9の核心となる試練は「波乱に直面する」ことだそうです。
どうでしょうか? タイプ9のかた。

t9と比べてt4の夢はやや深いようである。t4は自身の感じたことと過度に同一化し、これに溺れ、主観の世界の「夢」から真実、真相、真理を求めるため、「現実から真剣に離れ」やすい。t4が本能センターから最も遠いため、本能センターであるt9よりも実際から離れやすく、実際を顧みないか、客観的な状況を「見て見ぬふりをする」し、主観世界に固執しやすい。

t9の空想が「夢のなかで休暇を過ごす」と言うのならば、t4の空想は「夢を家とする」ようである。したがって、t9の試練は幻想の「長い休暇」から脱し、勇気をもって現実に相対し、目の前の行動に打ち込むことである。

一方、t4の試練は幻想の「真の私」「偽のキャラ」から脱し、知恵を持って現実を見分け、現実の中でより全面的、より確かで絶えず新たになる自我を見つけることである。

t4は、自分は誰かということをずっと探しており、強く非凡な自己存在感を渇望している。一方、t9は自己を探さないようにし、「自己を忘れる」ことで心の静けさを求めようとする。t4とt9はどちらも幻想の中で麻痺しやすいが、t4の麻痺は外部世界からのみ離れ、自身が構築した内心世界にひたすら浸り、自分は誰なのか、ならびに自分が思い、感じたことに注目する。

t4は心で感じたことや考えを表現するのに長ける。一方、t9は自身が本当に欲しいものを見分けにくく、ましてや表現するのは不得意である。t4は、t9が感じたことや考えたことをいつも表現しないのに不満を覚え、うやむやにし、逃避し、誠実でないと考える。一方t9は、さまざまな感情や感じたことを滔々と表現するのに不満を覚える。なぜなら、このことはt9が欲しい調和と静けさを壊しているからである。

タイプ9は、先ほども説明した通り『調停者』とも言われる性格です。
ゆっくりマイペースな人が多いです。『怠け心の修道士』という別名もあります。タイプ9は否定点に位置し、センターは知情意の意なので、意志の否定で「怠け心」となるわけです。実際に会うタイプ9の人たちが怠け者というわけでもありませんが、必要以上にせかされるよりは自分のペースで動きたい人のようです。

タイプ4は、『夢想家』『芸術家』とも言われる性格です。
この引用では『夢想家』であり『芸術家』でもあるタイプ4の詳細がよく描かれていると思います。
センターは知情意の情なので、感情とイメージの人でもあります。

個人的に違いを書けば、
タイプ4のほうが周りを気にしていないと思います。
結局自分。
よく言えば自分の気持ちに正直なのでしょうけども。

タイプ9はペースが一定。
タイプ4の中には、緩急があったり、ハイになったり、うねる人がいるのですけど、そういう人をタイプ9の中に見たことはありません。



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