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SEOキーワード選定手順を具体的に解説する【使っているツールも紹介】

今日はブログで「目標とする人の見つけ方」に関する記事を書いたので、こちらの記事を書くにあたって行ったSEOキーワード選定の手順をご紹介してみます。

信ぴょう性のほどについては、これまでおよそ2000~3000本のSEOキーワード選定を実施しているので、それなりに効果的で効率的な選定手順ではないかと思います。SEOに興味のある方はご覧になってみてください。

⓪コンテンツのテーマをなんとなく決める

まずは大元となるネタ・テーマを見つけます。

ネタ・テーマの見つけ方から解説しようとも思ったのですが、キーワード選定とはさすがに軸が違いすぎてぜんぶ入れたら方向性がブレるので今回は割愛します。

ちなみに今回は、妻から「目標とする人の見つけ方わからんよ」みたいな話をもらったので、「じゃあ目標とする人の見つけ方でも書こうか」という流れで書きました。

身近な人の疑問に答えれば少なくとも一人の人に刺さる記事が書けるので、もしフリーテーマで悩んでいる方がいたら参考にしてみてください。

①まずはUbersuggestで"目星"をつける

ここからが本題のキーワード選定です。まずは、Ubersuggestでキーワードの"目星"を付けます。

Ubersuggestは凄腕デジタルマーケターのニール・パテルさんが作ったSEOツールで、これ1つで他のSEOツールがいらなくなるレベルでなんでもできます。ただしフル活用するには課金が必須。

無料のまま使える機能は結構限られますが、それでも検索ボリュームのチェックぐらいなら十分です。

Ubersuggestに「目標とする人物の見つけ方」と入れてみましょう。

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予想はしていましたがボリュームは「0」です。このままの文言だと検索エンジンと相性が悪いので、余計なものを削ってシンプルなキーワードにしましょう。

「目標 人物 見つけ方」で検索。やっぱり「0」です。おやおや?そもそもそういう需要がないのでしょうか?

②最初のKWでGoogle検索してみる

それっぽいKW(キーワード)を見つけることができないときは、一旦はじめのKWに戻ってGoogle検索してみます。SEO不慣れな方は、このステップを飛ばしがちな印象なので気を付けましょう。

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検索してみると、タイトルにKWは含まれていないものの、1位に表示された記事がまさに「目標とする人物の見つけ方」を解説している記事でした。(ちなみに私が作った記事は3位に表示されていました)

つまり、需要はあるけどKWをやや捉え損ねている状態です。

③キーワードプランナーでKW候補を絞り込む

需要があることは分かったので、今度はキーワードプランナーで「目標とする人物の見つけ方」を検索してKW候補を絞り込みます。(ちなみにこの辺の作業が個人的にいちばん楽しいです)

キーワードプランナーは有料にしないと詳細な検索ボリュームが見れませんが、ボリュームだけならUbersuggestで見れるので無問題です。ちなみにUbersuggestで見れるのはGoogle検索数だけなので、Yahoo検索とかも考慮に入れたい方は気を付けましょう。

さて、キーワードプランナーに入力してみると、

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目標とする人物の見つけ方 ⇒ 0

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目標 人物 見つけ方 ⇒ 0

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目標 人 ⇒ 0
目標とする人 ⇒ KW候補 210

やっと見つかりました。メインKWの「目標 人」は相変わらず検索ボリューム0ですが、候補としていくつかKWが表示されました。

ちなみにここでキーワードプランナーを使う理由は、よりユーザーニーズにマッチするキーワード候補を表示してくれるからです。キーワードプランナーのKW候補とUbersuggestの候補は少し性質が異なります。

Ubersuggestで「目標 人」と検索するとトップが「目標 人生」なのに対して、キーワードプランナーは「社会 人 目標」です。こちらのほうが当初イメージしていたコンテンツに近いのがわかるでしょうか。

キーワードプランナーは広告出稿者向けのツールなので、その辺りの「あいまい検索」が強いのだと思われます。それに対してUbersuggestはWEBマスター向けのツールなので、キーワードの厳密性が高いのではないかと。

④絞り込んだKWの検索数を再度Ubersuggestで確認

さて、キーワードプランナーでKWを絞り込んだら、改めてUbersuggestに通して検索ボリュームをチェックします。

今回は33個のKW候補の中から、「目標とする人」というKWを選択しました。

Ubersuggestにかけてみると、170と表示されます。まあこの程度なら、ドメインパワーほぼゼロの弱小ブログでも十分狙えそうです。

⑤最後にひと手間!ワーディングをチェック

「目標とする人」と非常によく似たKWとして、「目標になる人」というものがあります。どちらのほうが適切なのか、念のため検索数を比べておきましょう。

SEOキーワードを選定していると、「どっちの方がいいのかな?」と迷うケースはしばしばあります。

たとえば、「オフィスチェア」と「PCチェア」は人によっては同じ椅子を想像しますが、その中身はぜんぜん違います。検索数で比べてみるとその違いは一目瞭然。

オフィスチェアが18,100なのに対して、PCチェアはたった2,900。実に6倍も違うのです。

今回の場合は、「目標とする人」が170だったのに対して「目標になる人」は20でした。当初の「目標とする人」でよさそうです。

まとめ

というわけで、以上が「目標とする人の見つけ方」というテーマで記事を書くときに行ったSEOキーワード選定の手順でした。

勢いで書いた割にはなかなか具体的に説明できたと思うのですが、まだまだ足りない部分だらけだと思いますので、分かりづらいところや「このKWだったら」「このテーマだったらどう考えるの?」というお題をいただけるととてもありがたいです。

ちなみにブログの記事は全部この流れでKW選定して書いてます。

猫しな。

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