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茨城県内の特定技能在留者の内訳について

皆さん、こんにちは!
株式会社 ENONでございます。
寒くなってきましたね。風邪などひかないようにお身体には十分に気をつけて頂ければと思います。

今回は、【茨城県内の特定技能在留外国人の内訳】についてお話をしていきたいと思います。
現在、日本国内には【173,089名】の特定技能在留外国人がおります。
※令和5年6月末時点 出入国在留管理庁 特定技能在留外国人数の公表より引用
令和3年6月末時点では【29,144名】、令和4年6月末時点では【87,471名】とここ2年以内でも分かるように大きく特定技能在留者数が増えているのが分かります。
これだけ勢いよく在留数を増やしている在留資格はなく、今の日本において「特定技能」という在留資格が注目されているかが分かります。

当社も、特定技能在留外国人が所属機関(企業)にて就業する上で管理を支援会社へ委託する事が出来る「登録支援機関」の許可取得をしておりますので、実際に所属機関(企業)より委託を受けて特定技能在留外国人の管理支援を行っておりますが、希望する方は年々増えており、特定技能の活用を希望する企業も増加傾向にあります。

それでは、実際に当社が拠点を構えている ”茨城県” において特定技能在留外国人の内訳がどのようになっているか、ご説明をしていきたいと思います。

茨城県内に事業所がある登録支援機関数:262機関

現在、令和5年12月1日時点で茨城県内において登録支援機関として許可取得をしている機関は【262機関】あります。全国で【9,114機関】の許可取得となっておりますので、茨城県内でみれば全体の2.8%ですから、それほど多くは無いと見えますが、ここ2年で申請数も増加しておりますので、実際に支援機関として活動している会社としては、かなり多くなった認識があります。

だって、
特定技能を検討している企業があったとして262機関の中から選ぶのも大変なようにも思いますが、更には近隣の県に拠点を構えている支援機関もあります。そうすると、あっちこっちへ確認するのか、それとも営業の連絡が入ったところから選ぶのか、知り合いのところへ相談をするのか、支援機関を選ぶのにも一苦労だと思うからです。
また、一度に複数のところから営業の連絡が入っても担当者は大変ですよね。

ただ、自分でお話するのも何ですが「登録支援機関」はきちんと選定して決める事をオススメします。
・採用面:希望する人財は集まるのか
・管理面:人財の管理や定着はどうなのか
・費用面:安すぎる訳ではなく、適性価格を意識しているか
・コンプライアンス意識面:定期報告や在留資格に関する知識はあるのか
・情報収集面:常に更新される入管情報や特定技能の情報を把握しているか

など、どれを取っても重要な部分であり、一つでも欠けてしまうと後で後悔します。
実際に入管の監査が入り、指摘を受けている機関もあります。
よく、選定される機関と打合せを行い、自社にはどのようなスキームが合うのかを確認して頂く事をアドバイスさせて頂きます。

茨城県_特定技能在留外国人_特定産業分野別数

茨城県内の特定技能在留外国人における特定産業分野別の人数内訳として、【総数:9,529名】が在留しております。
分野別としては、
・飲食料品製造業分野:3,063名
・農業分野     :2,916名
・製造3分野    :2,137名
※製造3分野とは「素形材・産業機械・電気電子情報関連製造業分野」をまとめて【製造3分野】という。

全体の5.5%は茨城県内に在留しており、茨城県は全国でも5番目の多さとなっております。

「飲食料品製造業分野」にて3,000名もの特定技能在留外国人が就労しているという事は、多くの食品会社等で就労されており、これまで人財不足の課題となっていた分野にて大いに貢献できているものであるとおもいます。
農業においても同様であり、茨城県は注目される食料品が多くあります。
実は、茨城県は日本一のものが多くあるんですよ!
・メロン
・栗
・れんこん
・ピーマン
・水菜
・セリ
・小松菜
・チンゲンサイ
・さつまいも(干し芋含む)
・卵(たまご)
・ビール
・イワシ
・サバ
など、ビールも日本一の製造出荷数だったなんて驚きですね。実は「芝」もらしいです。

こうした食料品の製造を支えているのも特定技能在留外国人であり、今は海外人財の必要性が以前に比べて大きく注目されており、重要視されているという事が分かると思います。

茨城県_特定技能在留外国人_市町村別人数

茨城県内の市町村別に集計した人数も記載をしました。上位15の市町村を見比べてみると、【1位:鉾田市 1,019名】と多くの方が在留している事が分かります。農業での活用が多く、今後も更に増加が見込まれるように思います。

皆さんがご覧になって「あれっ?!この地域はこんなに多いんだ」と思ったところがあれば、是非ともどの特定技能分野で就労されているかも調べてみてはどうでしょうか。

茨城県_特定技能在留外国人_国籍・地域別数

最後に、茨城県内に在留している方の【国籍・地域別数】を見ていきたいと思います。
一番は「ベトナム」となります。4,819名もの方が在留しており、地域も上記の市町村別で記載しているところはほとんど在留しております。
「最近、ベトナムの方を多くみるなぁ」なんて思う方も多くなったのではないでしょうか。
特定技能在留外国人数でこの人数なので、他の在留資格も合わせれば更に多くのベトナムの方がこの茨城県に在留している事になります。

他の国の方も徐々にではありますが、増えてきていると思います。ここ数年で「ミャンマー」の方は増えましたよね。
上記の国籍・地域別数を見て、企業としても活用する国籍の参考にしてもよいかと思います。国籍においても、登録支援機関によって支援できるところと出来ないところがあり、または得意・不得意もありますので、活用される際には、国籍についてもよく確認した方がよいと思います。

今日はここまで

今回も、最後まで見て頂きありがとうございました。
当社も登録支援機関として活動はしておりますが、企業に向けてアドバイスなどを行うコンサルティングも実施しております。少しでも確認してみよう・聞いてみようと思われた方は、是非ともご連絡を頂ければと思います。企業によって特定技能が良いのか、それとも他の在留資格の方が適しているのか、または海外人財活用を行うには難しいのか、などのアドバイスもさせて頂きます。
また、在留資格についてのアドバイスも行っておりますので、そちらでもお困りの場合には相談も受け付けております。

ご連絡をお待ちしております。

それでは、また次回お会いしましょう。

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