失敗が苦手…かと思ったらそうじゃなかった
※ご注意
虐待や暴力表記あります。苦手な方は読まないでください。
ちょっと仕事でやらかした。失敗した。
先方に「重ね重ねのご迷惑」をかけてしまったのだ…。
じつは私は「失敗がすごく苦手」だ。
今回、その理由を紐解いてみることにする。
その前に今回の事象のおさらい
失敗した内容
人に届けないといけない書類が届いていなかった。
取り急ぎ送ったが、送料不足だった。
そのことについて、先方に失望され今後のつきあいを拒否された。
原因
間違いがないようにしっかり重さもサイズも測った。
問題点はいつもの封筒がなく、洋封筒で送ったこと。
送ったことがない封筒のため少し心配だったが、重さ、サイズ問題なかったため送った。
とった行動
即時、謝罪の文章を送った。
郵送物を戻してもらうようにお願いをした。
そして再送をすること、今後繰り返さないことを約束。
あわせ、仲間にやってしまったことを報告。
対応の協力を求めた。
●対応のポイント
言い訳は一切していない。しそうになったがぐっとこらえ、自分の非を認めた。
今後の対応
関係各所と連絡をして、早く郵送するようにつとめる。
今回手順は間違えていなかったが、今後前例がないサイズのものを出すときは郵便局に持っていく。
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と、冷静に原因の洗い出しと解決策を導き出し実行した。
実は思い返せば些細なことだった…。
でも私には、恐怖でしかなかった。失敗が恐怖の大王なのだ…
失敗が苦手な理由
私は失敗したり、突然怒られたりすると過剰なまでの「ショック状態」に陥いる。
どうなるか詳しく書き出してみようと思う。つらいけど。
失敗したときの自分の状況
頭の中で「どうしようどうしようどうしよう」「どうしよう、失敗した失望された」「SNSに書かれたらどうしよう。」と「どうしよう」を連呼
手が震える
動悸、息切れ
顔から血の気がすべて引き、ピリッと痛む
手足が氷のように冷える
自分が人として終わった気分になる
思考停止する
とにかく言い訳を考えはじめる。しかも「私は悪くない」と他責の言い訳。
今すぐ断罪してほしい気持ちになる。返事とか待ってられない。今すぐ終わってほしい、という気持ちに襲われる。
許してほしい、早く許してほしい。いちはやく「いいです」と言ってほしい。という気持ちになる。
もういやだ…助けて…と何かに祈る
毎回こんな状況が15分くらい続いて、なんとか冷静になって事を進める…のが失敗した時の恒例行事だ。
と、書き出してわかった…
ああ、これ…懐かしいな。これ、子供の頃のワタシだ…。
子供の頃に親に怒られていたときの私だ。
これ、怒られることへの恐怖から起きるトラウマだ…
恐れから逃げられない私だ…
子供の頃の私
たぶん、私は虐待を受けていた。
ちなみに昭和生まれなんですが…昭和生まれって、ぶっちゃけ親世代は殴る蹴る普通にしてきましたよね?
だから、親に殴られても、蹴られても、当たり前だとなんとも思っていなかったんですけども、実は自分が受けていた状況が異常だったみたいです。
人に状況を話して「え?」って言われて気づいたんですよね…
大人になってわかったんだけど
おかしかったんだって、我が家。
つーか、親。
子供の頃のこと
なにがあったか、思い出すと語彙がなくなるのでとにかくされたことを書く。
なお、家族構成は
経営者の父(今思えばモラハラ)
専業主婦の母(今思えば家族の被害者で私の加害者)
年が離れた優秀な姉
卑屈な兄
付け加えるなら、親…特に父親は絶対的な存在。
天上天下唯我独尊。
失敗を見せない、間違えても謝らないのだ。
そんな設定。
で、そこそこ裕福な家庭で毎晩繰り広げられたのは以下のような状況だ。
毎晩怒鳴られる(父)
些細な事で突然怒り出す(父)
殴る(両親)
蹴る(両親)
過干渉(両親)
身なりの否定(両親)※アクセサリーなど
趣味の否定(両親)
泣いて床に伏せると首根っこをもって立たせられる(両親)
玄関から投げ出される(両親)
部屋にいると扉の隙間から覗かれ監視される(母)
足を捕まれ階段から引きずり落とされる(父)
父が寝ると「またあんたのせいで怒られる」とヒステリックにまくし立てる(母)
反論したら火の付いたタバコを投げられる(父)
突然わけもわからずキレられ詰められ「どうして怒られているかわかるか?」と聞かれ、「わからない」と言うと「なぜわからない」と余計怒られ殴られた。なお正解は教えてもれない(父)
おまえがしつけをしないからこんな子供に育った!と目の前で母を責める(父)
「お前は動物以下だ。動物だって殴られたら言うことを聞くのにお前は聞けない。だから殴るんだ」と殴りながら言われる(父親)
些細なことなのに、絶対私に親の怒りが向くようなことを告げ口(兄弟)
まあ、多分もっとある。でも思い出せた限りでこれ。
これが小学校中学年から中学校まで毎日、毎晩。週に1日くらいは怒られない日があったかな。
高校に入ってからは週4くらいは怒られなかったかな…。
※それ以降は進学して一人暮らし
これが毎日で普通だったので、親に怒られたときの状況をたまに仲間内で話すと
ドンビキされる。
そりゃされる。今ならわかる。
で、上記のことが起きると今回も起きたようなパニック症状が出ていた。
で、怒られて部屋で泣いていると兄弟からは「いつまで泣いてるんだ」と言われ、場合によっては親に告げ口され
母親からは「お前が悪い」と言われていたなあ…
父から殴られ、母から叱責され、兄弟からも責められ…
身も心も、逃げ場なんてなかった…友達も近所にいなかったし、祖父母のところに逃げ込もうものなら追いかけてきてまたひどくやられた。
そんな私がやっていたのは
「放心」=思考停止
「私は悪くない」「自分の生まれ育った環境が悪い」=他責
「神様へ助けを求めるように祈る」=祈り
だった。
これ、むっちゃ今もやってるじゃん…
そりゃ出るわな、パニック症状。今思い出してもわかる。出るわ。
そりゃ大人になってメンタルダウンするよ…ていうか、よく生きてたな…。
…あと、殴られてる最中は自分を他人事のように”早く終わらないかな”って遠くから自分を見ていた。これ解離性障害だよね。
というわけでまとめ
失敗するのが苦手なんじゃない。
これは「怒られる」という恐怖から起きるトラウマで
一種のフラッシュバック。
これを克服しないことには、一生失敗を恐れることになる…。
真剣に克服の道筋を考えてみよう。
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