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鞄の中には何を入れる?-何物も骨が大事-

再び引っ越し談義になります。
スーツケースの選定に納得がいかず、大きなボストンバック(というか横広の袋)を3000円程度で購入したものの
・自立しない
・ふにゃふにゃ
と、どうにもしっくりこないのです。まあ、スーツケースのようなモノコック構造(フレームとボディで支える仕組み)ではなく、ただの皮ですからね・・・。

それで何が問題なのかと言うと、収納時と運搬時です。
まず、バックの寸法は800mm x 380mm x 380mmで長方形の立方体です。
しかしふにゃふにゃの袋の中に物を詰め込む事を考えると、相当器用に収納しないと収納効率が悪すぎると思います。

また、運搬時に袋の中で荷崩れしやすく、でこぼこの円筒みたいな形になりますし、運ぶ時にも形が安定しないと苦労しそうです。

そこで、筆者はあまりなじみのないDIYを画策しています。鞄の中に立体的なフレームを入れてみようという話です。

わかりやすく言うと、鞄の中に横長のシェルフ(=棚)を詰めて見るイメージです。組み立て家具に類似する商品が溢れていますね。しかし今回は鞄の寸法に合わせたサイズのシェルフ、あるいは骨組みである必要があります。大きいとバックに入りませんし、小さすぎるとだぼだぼになってしまいます。

設計をするに当たり、フレーム(=骨枠)でシンプルな6面体を持つ立方体型でよいですね。問題はフレームの径と素材、フレーム同士の連結方法です。

DIYの中でも材料を調達しやすく加工もしやすいのは木材です。しかしバックの容積を考えると細いフレームにしたいのですが、木材だと細いと強度不足ですし太いと重いくなりそうなので断念。接着や連結も釘留、ビス止めですから失敗も出来ませんし柔軟性もありません。

となると金属加工になりますが、比較的小型軽量で調達しやすい金属素材はアルミかステンです。鉄は単管パイプが一般的ですが主に仮足場に使われる代物ですから除外。

アルミとステンの丸パイプ又は角パイプは、ホームセンターなら規格品がどこにでも売っているくらい流通しています。種類の豊富さは店舗の規模によると思います。

世の中便利な物で、規格品が流通していると重量や単価、強度計算等の簡易調査ツール、素材そのものの切り売りサービスが利用できます。

さて、今回DIYについて特にアルミ製のフレーム材料について面白い発見がありました。2018年頃から流通し始めた、一般的なアルミ丸パイプとは違うG-Funフレームという商品があるみたいです。

丸パイプと違って断面にくぼみのついたフレームで、そのくぼみにコネクターを用いてフレームと連結できます。他にも、レール付きのフレームだったり角度を自由に変更して固定できるコネクターなど、かなり自由度の高い設計が可能の様です。

驚いたのは、公式のホームページに色々な制作事例や組み立て方が動画付きで説明されている点です。動画を見てみると、DIYになじみが無くてもなんかできそうな気分になります。

フレーム径の19φ、28φ、43φと一般的なサイズのフレームに合わせてコネクターや部品を組み合わせるスタイルですね。筆者は昔、職業訓練を受けた際にJWCADで平図面を作りましたが、3DCADで3次元図面を作れる方なら工作材料にとても便利だと思います。

値段も、通常のアルミ丸パイプと遜色なさそう(コネクターや部品が高い)ですから、これで工作してみようかと思います。

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