付喪神は存在するか?-ミニマリストは健全な神主なのかもしれない-

2023年、今年は全体を通して気温が例年と比較して随分と違う感じですね。本日は12月15日(金)ですが、ようやく(?)冬らしい低温になりました。
師走は何かとあちこちに出回る事が多くなりますから、できれば雨、雪が降らないに越したことはありませんがそうもいかないのが日本の四季ですね。

今日も不用品の処分を実施し、ようやく一段落しました。せっかくなので処分したものをリスト化してみます。

売却(買取)
・ゲーミングヘッドホン(エントリークラス)
・古いスマホ(2017年頃発売品)
・ソーラー充電式腕時計(2016年購入)
・ペンタブレット(2014年モデル)
・スマホ、タブレットホルダー

およそ6000円位になりました。いずれも箱付き、付属品完備、結構大事に使っていたので美品でしたが流石に古い物でしたので特に悩むことなく売却。

他に、以前使っていたポケットWifiも依頼しましたが断られました。どうやらポケットWifiはどこも引き取ってくれないらしい代物らしいですね(スマホ用のSimカードを入れれば無線ルーターになるので実用性はあります)。

後は、現在使っている自作PCストレージのデータ消去と初期化、清掃をして完成品のまま持ち込むだけですね。こちらは6,7年程使用しているので元値の一割もいけば十分でしょう。店頭に持っていくのが大変なのでタクシーかな。

出来る限り処分を無料あるいはお金になるのなら売却という流れで進めましたが、売却できない小型家電や衣類、書類、梱包されていた段ボール箱等は廃棄物にしかなりません。

ゴミであれば、無料または有料で、それぞれどこに、どうやって捨てればいいのかを調べる必要があります。

近年だと小型家電や充電池を市町村が回収するようになりました。基盤についている金、銅、充電池ならニッケル等のレアメタル狙いの様です。東京都が「都市鉱山」と呼んでいたのが懐かしいですね。10数年前なら燃えないゴミだったと思いますが、現在は役所の庁舎とか施設に持っていくのが楽です。

段ボールも資源ごみですから、いろいろなところで回収してくれているようです。スーパーとか小売り業だと比較的回収ボックスを用意しているようです。

筆者はミニマリストを志向し、なるべく物を持たないよう目指しています。持ち物が少ないと何かあった時に廃棄する物も減ってくるのが必然ですから、やはり悪い事ばかりではないように思えます。

脱線しますが、断捨離すると運気が上がると言われているようです。何となくですが、筆者は最近妙に運が良いです。
・信号待ちが少ない
・エレベーター待ちが少ない
・タイミングがいい

なんといいますか、日常的にはなんてことのない『些細な小さい事でも素直に感応できている』ということでしょうか?

仕事もそうですが、身の回りに何かが溢れていると集中できない=感性が死んでいく=感受性が下がる。それが物質的な【物】に囲まれていても同じなのではないか、と。

筆者の意見ですが、最近あまり見なくなった地上波放送ではとにかく「広告」が多いですよね。番組を小刻みに遮って、視聴者に消費意欲を与えて「物を買わせる」狙いから番組スポンサーのコマーシャルを流しているわけですが、アレが良くない、というか嫌いでした(番組内容も正直嫌いなんですが・・・)。

旅行、食事、ファッション、恋愛、娯楽用品、ペットetc・・・とにかく色々と「買え」「買わなきゃ損」「買わないと不幸になる」・・・等と一方的に意志を叩きつけてくるのがテレビである、と筆者は認識しています。極端な表現ですが「宗教勧誘」と同じです。

自身で消費意欲を管理できる健全で強靭な精神を持った方であれば衝動買いなんてしないでしょう。しかし筆者は深夜に通販番組を見て衝動買いしている人間(毒親)を見ているので、所詮人間はそこまで強い生物ではないと思っています。だったらテレビや広告紙なんて最初から見なければいいのです。

自分で何が欲しいのかをアウトプットしてから商品やサービスを探せばいいのであって、毎日毎日広告をインプットする必要性は無い筈です。そして、日々広告による消費欲求に苛まれている人間は、日常の小さな、些細な幸福が視界に入らないでしょう。一方で、普段から欲求に対してフラットな方は日常の小さな事にも感受性を損なうこともなく「些細な出来事、幸運」に気づくことが出来るのではないか。

【断捨離すると運気があがる】の仕組みを筆者が言語化するとこんな感じです。要は、物を持ちすぎない、身の回りを空にすると多くの物が視えるという事ですね。

また、八百万(やおよろず)の国たる日本においては「物に神様が宿る」といわれてきました。

物に宿る神様の事を付喪神と呼ぶそうですが、善悪二元論でみれば善い神様(そもそも人間にとっての善いとは何なのか筆者は未だにわかりませんが)ではないのでしょうか?

呪物、なんて言われる物はイメージしやすいですが持ち主に悪い影響が出そうですね。古い物=悪い物、なんて単純な判断もいかがなものかと思いますが考えさせられます。

いずれにせよ、持ち主は人間です。人間がどう考え、どう生きるか、人間次第です。

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