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コード決済

   ピッとしたら終わった。ピッとして、もらったの。ピッとするだけ。

    昨日は日曜日、姪を連れてあちこち歩き、ご飯を食べて、絵本を買って、小さなぬいぐるみを買って、私のものと、とっても似ているブーツを見つけたので姪に買ってあげて。帰りにセブンに寄って、ヨーグルトを買って帰宅。

現金に触らない1日だった。買い物は全部コード決済。クレジットカードすら必要なくなっている。財布は必要ない。

私はLINE Payが友人間のやり取りにも便利で使い始め、次にPayPay、次に楽天ペイ、d払いと、これだけをお店によって使い分けている。
地下鉄やバスに乗る時のSuicaも、モバイルSuicaにしたので、全てスマホで決済できる。社用とプライベート用の2台のスマホにコード決済アプリを入れて、使い分けている。証券会社の決済すら、スマホで済ませている。

勿論、セキュリティはしっかり厳重にした上で。

昨年から、長財布は必要なくなり、半分の大きさのものに変えたのですが、今はそれすら必要ない。

小銭は銀行ですら、まとめて入金に手数料が必要になる、神社のお賽銭も硬貨はお断りになるかもしれない。

銀行窓口は徐々に消えていくはず。

人間が生活する上で、お金は大切なものだった歴史が変わりつつあるように感じる。現物の紙幣や硬貨を見ずに、決済できてしまうのだから。


私との1日を、家族にブーツや本やぬいぐるみを見せながら、

「なーたんに買ってもらったの、ピッとしたの。」

ピッとした、ピッとして、、、、

もしかしたら、

姪は、買ってもらった重みはないのかもしれない。
私達が小さな頃、大人に本を買ってもらったとして、財布からお金を出して払っている様子を見ている、見ているので、モノを買うためにはお金が必要であると自然に理解するようになる。


しかし、スマホを見せてピッで、品物を受け取っている現在は、

子供の認識は、どうなるのかと。

園児の姪にそのあたりを、きいてみると、やはり、

「なーたんみたいスマホほしい!ピッしたら、おいちいごはんたべれるし、、ワンちゃんももらえるから、、」


ほらほら、、ピッで、買ったのではなく、

スマホで、ピッして、お店から貰ったと思っているらしい。

私と姪の会話を聞いていた姉は、やはり、

ぞっとした顔をしていた。